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くれなゐの紐
著者 須賀しのぶ
時は大正。消えた姉を追ってやってきた帝都屈指の歓楽街・浅草で、仙太郎は浅草六区を牛耳る男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の長、操と出会う。家族より強い絆で結ばれ、厳しい団規...
くれなゐの紐
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くれなゐの紐 (光文社文庫)
商品説明
時は大正。消えた姉を追ってやってきた帝都屈指の歓楽街・浅草で、仙太郎は浅草六区を牛耳る男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の長、操と出会う。家族より強い絆で結ばれ、厳しい団規に支配される紅紐団に仙太郎は女装して潜り姉を捜すが、その裏では彼の知らぬある企みが進行していた。最底辺の街を、時代を、生き抜け。少年少女らの生きる力が迸る、傑作長編!
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紙の本
仙太郎の成長の物語?
2019/04/14 11:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正時代も後期、行方知れずの姉を追い福井から浅草に家出同然で出てきた仙太郎。
姉を探すため、少女だけのギャング団、紅紐団に入団するが...
今まで何も知らずに生きてきた少年が、社会の不条理に触れ、自分の生き方を決めるに至る。 と言った感じでしょうか。
紅紐団団長の操、副団長の倫子、共に住むことになる絹、同年代の不器用な少女あや、罪悪感もなく身を売る少女たち、それを食い物にして来た男たち。
様々な人間が浅草、丸の内を舞台に物語を紡いでいく。
仙太郎と操、そして、姉のハル。
ハルは何を思いあんなことをしたのか?
仙太郎が真の意味でそれを知る時が物語の終わり、いや、始まりになるのでしょう。
そして、操にとっても。
不安定な時代を必死に逞しく生きる者たちの物語。 痛快さはありませんが、色々と考えさせられる内容でした。
紙の本
雰囲気はいいが
2022/08/01 09:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正時代、大震災前の浅草が舞台の悪漢もの というわかりやすく 雰囲気があるストーリーの舞台である。芙蓉千里や神の棘 革命前夜などの重厚な歴史ものとはまったく異なるラノベっぽい雰囲気の作品である。まあコバルト文庫出身の作家だからこの系統が得意なのも当たり前か。気軽に読めるがそれほど手応えはない。