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ブラック・アイス
モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。殺人課のボッシュはなぜか捜査から外され、内務監査課が出動した。状況は汚職警官の自殺。しかし検屍の結果、自殺は偽装であることが判...
ブラック・アイス
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商品説明
モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。殺人課のボッシュはなぜか捜査から外され、内務監査課が出動した。状況は汚職警官の自殺。しかし検屍の結果、自殺は偽装であることが判明。興味を持ったボッシュは密かに事件の裏を探る。新しい麻薬ブラック・アイスをめぐる麻薬組織の対立の構図を知ったボッシュは、鍵を握る麻薬王ソリージョと対決すべくメキシコへ…ハリウッド署のはぐれ刑事ボッシュの執念の捜査があばく事件の意外な真相。『ナイトホークス』に続く傑作ハードボイルド第2弾。
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紙の本
全てが頂点
2001/03/07 17:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:seimei - この投稿者のレビュー一覧を見る
モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。ムーアが汚職警官であったために、殺人課のボッシュは捜査から外され、内務監査課が捜査を担当し、自殺と判定される。しかし、検死の結果、自殺は偽装であることが判明。興味を抱いたボッシュは、事件の裏に新たな麻薬ブラック・アイスをめぐる組織の対立を知る。ムーアの目的とは? 事件の真相とは? メキシコを舞台にした驚愕のラストへ。
『ナイト・ホークス』に続く、L.A.を舞台にしたハリー・ボッシュシリーズ第二弾。
虚無感を抱え込んだ男たちの物語であり、90年代の『長いお別れ』とも言うべき、男たちの物語です。ベトナム帰還兵であり、ヒエロニムス・ボッシュという15世紀に生きた有名画家と同じ名を持つ主人公は、圧倒的な孤独感から、組織と対立し、一匹狼として生きるすべしかない。闇と孤独が常に近くに存在し、過去へ過去へと向かわざるを得ない男。この男の圧倒的な存在感が、信じる正義が、疾走感、展開の意外さ、心の咆哮、闘い、全てが頂点を指し示しているシリーズです。2作目の『ブラック・アイス』は、シリーズのなかでも、ハードボイルドとしても、最高傑作のひとつだと、わたしは思っています。
紙の本
ハードボイルドのツボは寂寥感にあり
2015/11/22 07:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボッシュシリーズ第二作目。 これは原題そのままの邦題です(ということは作者は『ブラック・~』というタイトルで統一するつもりだったのかな、最初は)。
ハリウッド署の殺人課にいるボッシュは、その日が当番にもかかわらず変死体発見の連絡が自分に入ってこないことを訝しく思う。 実はそれが同じハリウッド署麻薬課の刑事ムーアで、自殺したものと判断される。 ムーアは麻薬組織とつながっていた汚職警官だというのだ。 そして何故かボッシュは捜査からはずされる。
数週間前にムーアと会っていたボッシュは、遺体のそばに残されたメモ『おれは自分がなにものかわかった』の意味とともに、ムーアの背後を探ることに。
タイトルの“ブラック・アイス”はメキシコからの密輸麻薬をあわらす言葉であることからもわかるように、ストレート直球のハードボイルドとなっております。
が、もはやシリーズ二作目にして事件そのものよりも「ボッシュと彼をめぐる組織に集う人々」とのやりとりがメインというか・・・いかに一匹狼として組織の中をすりぬけて生きるか、を描く話になっているような気がする(今後のシリーズもそういう展開なのだろうか)。
ラストのどんでん返しも「どこかで見たことがある・・・」というか、まぁ原著が1993年なのでそれ以降のもので見ている可能性があり、あまり驚けなかったですが(というか予想がついちゃいましたが)、「感動と寂寥感あふれるラスト」という解説の“感動”にのれなかったあたしです。 寂寥感はわかりました。
しかし、何故毎度毎度女性と恋に落ちるんだ、ボッシュ!
きっとその関係も長続きしないんだろうな・・・と思わされちゃうかなしさもあり(そのくせ「割り切った関係」の女性の存在もあったりする。 一匹狼は女性にしかなぐさめを求められないのか?)。 なんだかんだ言いつつも、本当の孤独には人は耐えられない、ということなのかしら?
紙の本
物足りない気がします
2017/04/09 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
初見の作家さんです。
以前に読んだ養老孟司さんのエッセイの中で褒めていたのを憶えていたので。
アメリカ本国でも1993年に出版されているのですが、読んだ私の印象としてはもっと古い時代のハードボイルド小説のようでした。
この作品の主人公もハードボイルものに多い感傷的で内向的であるんですが、それほどジメジメとはしていないです。
この作品中一番の白眉はメキシコの貧しい街の闘牛場での描写だと私は思います。画はもちろん音と匂いまでもが伝わってくるようでした。
物語的には今一盛り上がりがないような気もしますし、物足りなくも感じました。