コオリオニ 下
著者 梶本レイカ
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていく……! 道警のエース・鬼戸 圭輔(きど けいすけ)は、父親と同じ警察官になった。父親は上司から命じ...
コオリオニ 下
商品説明
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていく……! 道警のエース・鬼戸 圭輔(きど けいすけ)は、父親と同じ警察官になった。父親は上司から命じられた汚職に背いたことで左遷、酒に溺れ母親への暴力を繰り返した。父親の不遇を見てきた鬼戸は「言われた通りのことだけをする」ことが警察官人生だと考え、全ての決断において周囲の期待に応えることを選んできた。潜入捜査の失敗後は以前にも増して汚れ仕事に手を染めるようになるが、そんな鬼戸を警察は持て余しはじめるようになる。窮地に立たされていく鬼戸を、恋人の八敷(やしき)は自らが生きたいように生きることを説く。腐臭の満ちる組織が瓦解していく中で、鬼戸が下した選択とは――!? 似た部分がありながら、正反対な生き方をしてきた2人の男たちの魂のドラマ、新たな描き下ろしも含め、大注目の完結下巻!!
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なんて終わり方だ。
2017/05/20 01:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに鬼戸まで、そちら側に行ってしまい。。。そりゃあ不幸な結末を予測していましたが、この終わり方。悲しすぎる。いや、良かった良かった、と言うべきなのかな。
ぼろぼろになりながら、抱き合う二人が切ない。「切ない」なんて言葉じゃ足りないくらい痛々しい。
しかし、本当に幸せそうにも見えるから、うーん。
梶本レイカさんの本は、どれもこれも、感想を書けないお話、ですね。。。響きます。
夢か真実か…
2016/08/31 18:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:10 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵で語るってこういう事だなと思いました。
この終わり方は様々な解釈ができそうですね。
私も一読目と二読目では捉え方が変わりました。
読み終わった方と是非語ってみたいです。
面白い。
2016/06/30 12:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナイロンスカートさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に上巻は問題提起という感じ。仕事、互いのビジネスとしての癒着、利用。デカの内面もよくわからなかったし。。。
しかし下巻はデカの内面が実は・・・!!!!みたいな感じになって、とても凍えてた。それが馬鹿らしくなって吹っ切れて、自分の道を行く感じはもうすっかり悪いデカだ。
対するヤクザの
はみだしっ子、あるいはもっと古いもの、個人的には正統少女漫画 。
2016/04/23 17:07
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
居場所はここにしか無い。
そういったお話であり、この本が一つの居場所となる。
蛇足でしか無い描き下ろしも、番外編のセルフパロディーなので、昔からよくあること。あれは多分ブレードランナーの、雨を抜けた世界でしょう。
あるいは、バイオレンスジャックにおける、早乙女門土と身堂竜馬のあのエピソードなのか。
まるで映画
2016/02/29 20:11
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投稿者:torotoromai - この投稿者のレビュー一覧を見る
梶本先生の作品はどれも、映画を観ているような気分になります。
今作もページやコマの構成がとてもドラマティックです。絵も強いです。まるで勢いのある線の絵に追いつめられていくようです。
緊張感のあるストーリーで、セリフのひとつひとつが心を抉っていきます。サイコな人間と悪人しか出てこないので、感情移入して読むものではないと思いますが、読む前と後では世界がちがってみえる。というタイプの作品だと思います。
心身共に余裕があるときに読んだ方がいい作品です。