古典落語
著者 興津 要
「さんまは目黒にかぎる」、「いまなんどきだい?」、「寿限無寿限無……」――。人情の機微、人生の種々相を笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す言葉の文化遺産・古典落語。本書は...
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商品説明
「さんまは目黒にかぎる」、「いまなんどきだい?」、「寿限無寿限無……」――。人情の機微、人生の種々相を笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す言葉の文化遺産・古典落語。本書は明治~昭和の速記本をもとに、先人の名人芸によって磨き上げられ、伝えられてきた至高の話芸を、完全に再現する。「目黒のさんま」、「時そば」、「寿限無」など、厳選された21編を収録。
目次
- 明烏
- 三人旅
- 厩火事
- 千早振る
- そこつ長屋
- 三方一両損
- たがや
- 居残り佐平次
- 目黒のさんま
- 小言幸兵衛
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人情の機微を描く古典落語21篇を収録した希少な書です!
2019/01/28 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治時代から昭和初期の速記本をもとに、人情の機微や人生模様を生き生きと描いた古典落語を再現した一冊です。同書には、「目黒のさんま」、「時そば」、「寿限無」など面白く、興味深い21篇が収められており、これを読むことで、当時の庶民の暮らしぶりや文化、考えが分ってきます。ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい希少な書です。
軽妙洒脱
2017/10/19 22:46
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は会話中心の文体で読みづらかったですが、それも読んでいくうちに気にならなくなりました。日本のユーモアここにあり。落語はラジオでちょっと聞いただけですけど、本で読んでも楽しめました。登場人物たちのバカバカしい掛け合いがおもしろいです。お気に入りの話は、終始勢いがある「そこつ長屋」と最後の一行が秀逸の「厩火事」です。
知っておきたい古典落語
2016/05/05 01:20
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投稿者:ちょりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか寄席に足を運ぶ機会もないので、読んでみました。有名な噺ばかりで、教養が深まった気がします。
本書を読んで感じたのは、落語というのはあくまでも「芸」であり、落語家が高座で噺て面白いのであり、活字化された物を読んでもその面白さは半減するということでした。
2016/12/13 11:05
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
6年がかりで読み上げました。(笑)古き良き時代(多分、ラジオ全盛期の高座を文字化したのでしょうね)の落語を良く記録してくれたと感心しました。ただ、近年演じられているものと少し違うなという部分もあり興味深いが、なかにはオチが今一ピンとこないものもあるのは時代の違いによるものだろうか。なお、本書の価値は、巻末の「落語の歴史」(P-400~430)にあると言っても過言ではないでしょう。落語の成立から、その変遷が要約されていて実に興味深いです。
ただ、本書を読んで感じたのは、落語というのはあくまでも「芸」であり、落語家が高座で噺て面白いのであり、活字化された物を読んでもその面白さは半減するということでした。あの独特の語り口、絶妙な仕草、人物に応じた声音や語り口の妙、間合いの取り方などなど、落語はあくまでも臨場感をも含めた「芸」であるということでした。
にしても、何時でも読めると思いつつ6年もかかったとは、落語のネタにならないかな。(笑)
子供には少し不適切かも
2016/04/21 20:08
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投稿者:TAC - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供に落語に触れてもらおうと購入したが、落語にこれほど遊郭や猥談に接するものが多いとは自分も知らず、中を見ないで子供に読ませてから、あとで目を通してびっくり。失敗しました・・・
大人が伝統文化たる落語について読もうという趣旨ならとても良い本だと思います。