紙の本
どきどき
2022/01/03 17:52
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投稿者:ことこと - この投稿者のレビュー一覧を見る
珍しくないと家族設定と、シビアに家族関係が描かれていて、逃げられない曲面で言葉に救われたり、えぐられるかんじがありました。歪ながらも、家族愛を感じられる世界観でした!
電子書籍
私的小説
2020/06/08 07:16
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なのか、理想の自分を描いているのかはわかりませんが、こういう奔放な人いてるなぁと思いながら、でも案外仕事では成功してたりするから、自分は何が足らないか、学びたい。
紙の本
自叙伝的?
2019/11/08 16:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんのことは初見でしたが、小説家さんではないんでしょうかね。
ビジネス書的なものを出してるみたいで。
本書は自叙伝的なものなんでしょうか。
子供のすべてを受け入れて肯定するって、
頭ではわかってても、なかなかできないんですよね。
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
型破りな母の生き方を通して娘の成長を描く作品なのでしょうね。母の一つ一つの言葉には感心させられるとこがありましたが、素直に笑えないことも多々ありました。
母と姉のエピソードや父と母の関係をもっと描いて欲しかったと思います。
最後は悪くはないと思いましたが、ところどころで中途半端な部分があったのが不完全燃焼でした。
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親は、最後に自分の命をかけて子供に受け止めるべき課題を与えると言うことを聞いたことがある。
ママは、パパより先にこの世を去ることで、ほのみに大きな課題を残す。人生のほとんどの時間、お互いに交わることが出来なかった親子が、歩み寄れるか。理解をしようと一歩進めるか。
この本は、ママの奔放さから滲み出る周囲への愛の話であると同時に、ほのみとパパのこれからの物語へのプロローグでもあるのかもしれない
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親子ってなんだろうか?
主人公の「ほのみ」にとって、ママは、「お母さんという気配を全然身につけていない女の人」だが、ママにとって、ほのみは大人になっても「タカラモノ」だ。
ママは、ほのみが困ったときに、ママなりに励まそうとする。的外れなことを言ったりもするけれど、そんないつも明るく振舞う姿を、ほのみは心のどこかで信頼しているし、だからみんなに好かれている。
言葉は、プラスにもマイナスにもなる。ただ、プラスになることは、自分が元気じゃないと、なかなか言えない。
辛いことがあっても、子供の前でも明るく振る舞うことの大変さは、大人にならないとわからないものだ。
時間が経ってみないと、わからないことは多くて、その瞬間が訪れるたびに、人は成長を実感する。ほのみも大人になって、自分が「プラスのかけら」を集めてできていることに気づいた。
全編を通して、自分の中で特に気に入った、ママの言葉は「相手の思う壺に入ってるのと同じ。ママの壺貸そか?」だ。
「思う壺」は例えだけれども、実際の壺を想像してみると、うわ、やだな。と拒否したくなる。でもそれにはなかなか気づけない。気づけないからこそ相手の思う壺なんだろうと思う。だから、思う壺に入りそうになったら壺を想像する。変な解決策だけど、効果覿面のような気がする。
また、ママのセリフで「素直になったらわかるで。自分のど真ん中に聞くの。」も素敵な表現だと思った。
何かを決めなければならないとき、その後のことをどうしようか考えたり、後になって振り返って後悔しないようについつい考えてしまうもの。だけど、そうじゃなくて今の自分の素直な気持ち、過去や未来じゃなくて、「ど真ん中」にある自分の気持ちに問いかけることが、答えを見つけることなんだと。「現在」ではなく「ど真ん中」という表現を使ったところが、ママらしくていいな、と思った。
本の至る所に落ちていた「プラスのかけら」そのカケラを拾って渡せるような、そんなママのような人間になりたい。だからまずは、自分の周りにあるカケラを集めることから始めようと思う。
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紹介文を読んで、毒親の話かと思ったら全然違った。
確かにとても自分に正直な生き方をしている母親だけど、自分を愛するのと同じくらい、娘のことを愛している母親だった。
娘の短所やコンプレックスを、すべて長所に変えて、褒めて褒めて褒めまくる。あなたは私のタカラモノだと伝える。あなたはあなたの人生を生きなさい、と、個人として認めている。溺愛するのでも突き放すのでもなく、両立させている。それがちゃんと娘に伝わっているから、こんな奔放な母親でもグレもせず、悩みながらもしっかりと自分の人生を生きている。
パパとの壁が解けるシーンも良かった。
号泣とまではいかなかったけど、最終章は、泣けた。
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目次をみて、今の自分にぴったりな本だと思って購入。たまたまサイン本でちょっと嬉しい。大学四年、社会人になる前に読めて良かった。主人公ほのみに感情移入がしやすく、自分を見つめ直す良い機会となった。家族のこと、自分のこと、もっと大切にしたいと思わせてくれる。社会人になったら、また読み返そう。
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すごく好きな作品でした。
いい加減な母親で最初は頭にきたりしたが、最後になるにつれ感動。
涙が止まらず公共交通機関では読めません‥
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娘の立場で読むか、母親の立場で読むかによって読後感が全然違う。
女が本当に強いのか、それとも強がってるだけなのかは、その女の男への依存度で決まると思ってたけど、実際は男のほうが本来強い女を弱くしてしまうのかも。ママはダメンズだけど、だから母としては強くいられたんじゃないかなぁ。
しかし、娘グレないですごい。私ならグレてるわ。百万言を費やして愛を語られたって、行動が全然追いついてない母親をこれだけ愛せるのすごい。
全然いい話じゃなくて自己啓発本みたいだと思いながら読んだけど、でもそんな嫌いではない。もっと若い時に読みたかった。
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涙を飲み込んだら、鼻水が止まらなくなった。
母親だって人間で、良い母親とか完璧な母親なんていない。
それでも子供にとってはかけがえのない存在。
自分の亡き母親を思いだし、寂しさをほじくり返された。
思い出すのは良いことも悪いことも全部「良い思い出」だから、ここに居ない事実がただただ辛い。
それでも救われた気持ちになり、人に優しくありたい、と思わせてくれる本だった。
本屋で手に取ったとき、財布と相談してやっぱり戻そうかと何度も迷った挙げ句、結局買わないと後悔する気がしてレジに運んだ。
正解だった。
とても良い本に出会えた。
この先、躓いたり迷ったりしたときに読み返したい一冊。
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通勤途中にある本屋さんに「この本のタイトルは、当店の書店員がつけました!」と張り紙があった。
どうやらタイトルを全国の書店員から募集して決めたものらしい。普段寄る本屋の書店員が命名者。これも何かの縁だろう、と思って購入。
可愛らしい装丁とキラキラしたタイトルから想像していた内容に反して、なかなか重い。
ミニスカートを履きこなし、自由奔放で人気者な恋人もいる母。ケチで家族からはおっさんと呼ばれ嫌われている父。
ある場面では、「わたし」は、母から教科書代を父に請求するように言われる。いざ請求したら、お年玉はないのか、今は財布に金が入っていない、と断られる。
もはや、「家族」は崩壊しているのでは。育児放棄ですよね、これは。そう思う場面がいくつも出てくる。
読み進めていくうちに、これはもしや自叙伝なのでは?書くことで昇華しているのでは…?そんな風に感じながら、ほろりとしつつも読み終える。
あとから著者を調べてびっくり。
著者は世界No2の営業ウーマンで、女性ビジネス書作家の先駆けとして多数の本も出されていた。
「プラスに考えても、マイナスに考えても、起こった事実が変わらないのであれば、プラスに考えたほうが人生はうまくいく」という彼女独自の陽転思考の啓発も行っていた。
厳しい人生を生き抜いてきた人ほど、その人なりの人生の必勝法、みたいなものを持っている気がします。
一方で、厳しさに打ち負かされて心を病んだり、社会に適応できなくなる人も多い。その違いは何だろうか、とよく考えるのですが、1つはどんな環境でも「自分は愛されている」と実感できる瞬間があること、だと思っています。
もう1つは、人との繋がり、だと思います。崩れてしまいそうな時に引き上げてくれる人、支えてくれる人、助けてくれる人、など頼れる誰かがいることが大きいのではないかと思ってます。
偶然手にした1冊でしたが、いろいろと考えさせられて、読めてよかったです。著者のほかの本もぜひ読んでみたい。
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大好きなママとお姉ちゃん、そして嫌いなパパ。4人で暮らすほのみと家族の物語。
当初は男にだらしなくて、物事に適当で、だけど魅力的なママが娘を虐待していく話かと思っていたが全く違う物語だった。いい話じゃないか!
怖いのは、この家族のことを「かわいそう」と思っていた周りの大人たちだ。私もその一人になっていたかもしれない。一般的な尺度で他人を測るという愚かな行動を慎みたい。
幸せの形は人それぞれ、周りの人に左右されずに自分の人生を楽しみなさい。そんな大切なことを教えてもらえる一冊だ。
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頑張れ、って応援するのは簡単だけど、楽してる。
言葉って、どういう気持ちで発してるか、すぐにバレちゃうもんなんねんで。
ママみたいに、いつ死んでもええんや、って本気で言えるような、いつも真剣で、明るく笑顔でいられるような人生を歩みたいと思う。
そして、この世界は立体でできてる。一面から見ただけじゃわからないことが山ほどある。思い込みってよくないねんで。いいとこめがねをしながら、いろんな角度からいろんなものを見ながら、できることなら前向きな言葉だけを発して生きてゆきたい。
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好きな話だった。
たぶん、母と娘の話が好きだ。
周りがなんと言おうと、母娘の間にある確かな信頼。お互いを誇らしく思う気持ち。優しくてキラキラした空気。
何度も泣きながら読み進めた。
キャラクターは全然違うけど「漁港の肉子ちゃん」を彷彿とさせる。
何も知らずに本屋さんで手に取ったけど、とても良のった。