初恋をやりなおすにあたって【SS付き電子限定版】

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投稿者：蛍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ひたすら将棋でした。タイトル通り、初恋が叶うまでが、将棋の合間に語られる感じです。身を削り心を削りひたすら棋譜を追い続ける姿が、長く抱え続けた初恋に咽ぶ姿に重なるようで、切なくなります。いいお話でした。

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投稿者：ごはんちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

切なさもあるんです。
悲しいシーンもあるんです。
けど、総じて可愛くてしあわせなお話でした。

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投稿者：SA　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて尾上先生の作品を読みましたがとてもいいお話でした。
将棋にすべてをささげて生きる受の子の攻への気持ち…めちゃくちゃ泣きました。
こういう本に開けると出逢えてよかったって思います。
尾上先生のほかの本も気になってきました。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

将棋を熱く語っている作品ということで
最近知って読んでみたい作者さんの作品でもあったので読み。
熱く語っているというよりも、
書いている人が将棋が好きなんだろうなぁって思う。
そんな世界の中に恋がたゆたうような作品。
若干作者さんが好きすぎて冗長なところもなきにしもあらずですが
わたし的にはそこに雪という人間の特異性も見ることができて
特に問題はなかったですけど。
将棋知らなくても読めると思うけど、
少しだけでも知っていると面白さが増す感じかな。

雪は紙一重的である意味エキセントリック
さらに重いものを抱えているのでぐだぐだ度が増している。
「ここにいるよ」って命を削って将棋を指している
痛みと強さと「好き」だけで生きている感じがします。
多分これからは「好き」を握って。
「僕は、わりと、心で生きているから」
という台詞がなんかきゅんと来ました。
後会話に
「一手隙」「必死」「詰めろ」「大悪手」「毒まんじゅう」
とか・・・てんこ盛りすぎますが、にやにやしながら読みました。
敦也もそれなりに訳ありですが
雪のエキセントリックさに比べると「普通」に感じる
（相対評価として）
でも雪に困惑させられながらも、
ほぐしていって恋も未来も手に入れてしまったけどね。
そして、「養ってあげる」って言われる人間って
ちょっとくすりとしてしまう。

陽菜ちゃん登場時は超怖かったけど（ストーカー？なくらいの執着ぶり）
最後はふっきってくれて良かった。
ただ敦也が見たカフェのインスタのおしゃれなカフェが何を意味するか
いまいちぴんと来なかったのですが。

雪の話し方がちょっと不思議な感じなのと
地の文も時々そんな不思議感があって
足元ふわっと不安定にさせる読み心地もありました。

そして、ラストはこの二人にとって良い落としどころだったかと。
実際の距離感は少しあるけど、心の距離感が近づいて。
きっと二人とも一人で戦わなければならないのでしょうから
良い距離感を見つけていくのでしょうね。

雪が「後退王」になって赤い紐入りの湯飲みや
有田焼のお皿を愛用しながら
ずっと感想戦で敦也を負かせていてくれる未来でありますように
と思う読み終わりでした。

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かった。ハウスキーパーの攻めと若手棋士の受け。幼馴染の再会もの。二人の再会から自分の夢を再認識しリスタート出来てとても良かった。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

将棋士と絵付を志す縦社会カプで、とても地味なのですが、かえって他のBLには見当たらないストーリーで新鮮でした。お互いの職業柄から考えると1番自然な結末ですが、できれば10年後の様子も読んでみたいです。
将棋に興味ない人にはちょっと苦痛かもしれない、将棋についての説明もありますが、私個人的には、将棋の深い所も勉強できてよかったです。

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投稿者：nandakanaa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の恋心そのままにプロ棋士になったセツのキャラ、一途さが愛らしいです。ハッピーエンドで良かったです。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

生活能力がないだけではなく一点集中型での受けは変人の部類に入るのだろう。
それもあって、攻めを好きなのに何を考えて攻めを受け入れないのかが分からない展開が続き頭を抱えた。
分かってみれば納得の事情ではあるが、大人たちの配慮が受けの心を病ませたままにしてしまったような気もする。
攻めの再出発はおめでたいのだが修行中の身での遠距離恋愛は難しいのではないかと心配になる。

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投稿者：みゅー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初買い作家さんです。
ちょっと合わなかったなぁ…。
決定的なのが誰の立場の声なのかわからないとこ。セリフも突拍子もない時があって、どういう意味なのか何度も読み返してしまった。

将棋好きなのかやたらと詳しく書いてはくれてたけど、正直書かれても理解できないし、それよりも二人の心の声をしっかり書いてほしかった。
最初から雪の行動が「昔も今も好き」から始まっていて、どこでいつ好きになったのか不明点が多い。というより、後付の説明はあるけど、二人ともだんだん好きになるっていう過程を全て飛ばしていて、読んでいてつまらない。
お母さんのことや、婚約者が出てくる展開はとっても良かった。特にお母さんの事は泣けた。確かに大袈裟ではなく、雪が壊れた原因は理解できる。だからこそ、再開した後をもっと上手に書いてほしかったなぁ。残念。