読割 50
電子書籍
江戸落語で知る四季のご馳走
著者 稲田和浩 著
日々を楽しく暮らすことを信条とした江戸っ子たち。落語のあらすじをベースに、彼らが好んだ四季のご馳走を、さまざまなうんちくを織り交ぜながら紹介する至極のエッセイ。
江戸落語で知る四季のご馳走
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紙の本
落語に詠まれた春夏秋冬それぞれの旬のささやかな御馳走を味わってみませんか!
2020/05/07 10:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代に始まったとされる落語から四季の御馳走について学ぼうという下記的で、実に興味深い一冊です。同書によれば、落語というのは、日々を楽しく暮らすことを信条として、江戸っ子の機転と人情が生き生きと描かれており、そこには春夏秋冬それぞれの季節のささやかな御馳走の話が盛り込まれているということです。同書の構成も、「新春―お正月を飾る庶民のご馳走」、「春―旬を食せば」、「初夏―初物を食べる」、「夏―酒の肴の定番料理」、「秋―実りの秋とは言ったものだが」、「冬―鍋にまつわる、あれやこれや」、「江戸の食文化を知るその他の落語」と季節ごとに語られ、非常に楽しく、また興味深いく読める一冊となっています。