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ミレニアム 6 死すべき女 上
著者 ダヴィド・ラーゲルクランツ , ヘレンハルメ 美穂 , 久山 葉子
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。男の頬は黒ずみ、真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。そして奇妙なことに、ズボンのポケットにはミカエルの電...
ミレニアム 6 死すべき女 上
ミレニアム 6上 死すべき女
商品説明
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。男の頬は黒ずみ、真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。そして奇妙なことに、ズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れが入っていた。法医学者の女性はミカエルに、男は殺された可能性があると告げた。ミカエルは調査を始め、男に大声でわめかれていたという女性評論家から、そのときの様子を聞いた。男は国防大臣について何かまくし立てたという。ミカエルはリスベットに男の資料を送り、調査を依頼する。そのころリスベットは、ストックホルムのマンションを引き払い、彼女の命を狙う双子の妹カミラを追っていた……。今世紀最高のミステリーシリーズ、ついにクライマックスへ!
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紙の本
後半三部作完結編
2020/08/30 14:46
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作を引き継いでの次の三部作の完結編ということで・・・原点(『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』)で出てきた謎についてまとめにかかってる。
副題の『死すべき女』とはカミラのこと? というわけでリスベットとカミラの因縁にも決着を。
そしてさらに、身元不明遺体をめぐる謎が国防大臣フォシェルがかかわっているらしいこと、エベレストでのある遭難事故につながり・・・と、複雑化するかに見えたけどそんなに複雑ではない。結局リスベットとカミラの件も全部つながっているのがすぐ見えてしまうのはドキドキ感が減るかなぁ。
おまけにエベレストでのことは1997年の大量遭難事故が元ネタですかとわかってしまうので、フィクションとして楽しみ切れない(あのキャラはあの人をモデルにしたのだろうか、などと気になる)。
ミカエルは運命の相手に出逢ったり(?)、ブブランスキー警部はリスベットに対して慈愛の心を持っていたり、リスベットは再出発を実感するなどと、話を締めくくる気満々なのも感じられて・・・このシリーズを書き継ぐの大変だったですよね、おつかれさまです!、と今更ながら言いたくなる。
後半三部作が出たことで、前半三部作がより輝く感があるような・・・。
また誰か別の人がリスベットとミカエルの物語を書くのでしょうか。