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電子書籍
日本の地方議会 都市のジレンマ、消滅危機の町村
著者 辻陽 著
最も身近な政治の舞台である地方議会。だが、平成の大合併により議員数は半減、政務活動費などをめぐる不祥事も続き、住民との距離は広がるばかりだ。都市部では、首長と対立すると「...
日本の地方議会 都市のジレンマ、消滅危機の町村
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日本の地方議会 都市のジレンマ、消滅危機の町村 (中公新書)
商品説明
最も身近な政治の舞台である地方議会。だが、平成の大合併により議員数は半減、政務活動費などをめぐる不祥事も続き、住民との距離は広がるばかりだ。都市部では、首長と対立すると「抵抗勢力」と批判され、反対に支持すれば単に「追認機関」とされる。一方、過疎地では議員のなり手さえ不足している。本書は地方議会の仕組みやカネ、選挙の実態、そして実は重い職責までを丁寧に描き、いま必要な改革を示す。
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紙の本
自治体
2020/03/04 06:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方議会の意義や仕組み成り立ちなど様々な角度から詳しく解説してくれる。今後の課題や私たちがどのようにかかわればいいのかも示唆してくれる。
紙の本
国会よりも近いはずなのに、国会よりも知らない地方議会
2019/10/25 22:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方議会の仕組みやカネ、選挙の実態、そして実は重い職責までを丁寧に描き、改革への道筋を考えた新刊です。地方議会の理想と現実について丁寧に解きほぐす好著。曽我謙悟著『日本の地方政府』と併読すれば、地方政治を考える大きな枠組みも見えてくるのではないでしょうか。
紙の本
最も身近な政治の舞台、それは地方議会
2020/07/08 21:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は20年間にわたり地方議会を対象とした研究を続けてきた法学部の教授である。本書は地方議会の仕組み、議員報酬、選挙制度、議員定数などについての懇切丁寧な解説書であり、各章末に簡潔にその章のまとめがあり理解しやすい構成となっており、2020年度「日本公共政策学会賞・著作賞」を受賞している。地方議会といっても、都道府県議会、市議会、町村議会では、選挙制度を始め様々な点で異なり、多くの資料に基づき、夫々の議会の実情や課題に関しての事細かな記述があり、著作賞受賞もうなずける内容である。年間200回近くに及ぶカラ出張の交通費を政務活動費から充当していた県会議員の不祥事等の記述がある一方、ある議員の日常の紹介では、8時までに市役所に向かい、帰宅後も書類作り等で就寝は深夜1時から2時頃とあり、議員も当然のことながら様々であることもわかる。
著者は研究生活の中で地方議会の議員との接触も多く、記述は議員に好意的記述が多く、一般の有権者が地方議員に抱いている気持ちとは、若干乖離しているように思えた。「おわりに」では、「議会の先生方」、「○○先生」といった、「先生」という敬称が一頁に5回もでてきて、いささか辟易とさせられた。「○○議員」で十分敬意を表していると思うのだが・・・。議員が「先生」と呼ばれ続けることで、議員の特権意識が醸成され、政務活動費の不正流用等不祥事を惹起する一端となっていると考えるのは短絡的過ぎるか。