電子書籍
銀の猫
著者 朝井まかて
出戻り介抱人・お咲は今日も寝不足!江戸の介護を通して描かれる絶品小説。嫁ぎ先を離縁され、「介抱人」として稼ぐお咲。百人百様のしたたかな年寄りたちに日々、人生の多くを教えら...
銀の猫
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銀の猫 (文春文庫)
商品説明
出戻り介抱人・お咲は今日も寝不足!
江戸の介護を通して描かれる絶品小説。
嫁ぎ先を離縁され、「介抱人」として稼ぐお咲。
百人百様のしたたかな年寄りたちに日々、人生の多くを教えられる。
一方、妾奉公を繰り返し身勝手に生きてきた自分の母親を許すことができない。
そんな時「誰もが楽になれる介抱指南書」作りに協力を求められ――。
長寿の町・江戸に生きる人間を描ききる傑作小説。
解説・秋山香乃
※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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電子書籍
介護と時代小説の融合
2020/07/07 13:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美恵子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お咲さん凄い。悩んだり、困ったりしながらも、介護士して。時代小説とはいえど、お話は現代にも通じていて、それが違和感なくすんなりと読めてしまう。
あと何と言っても読みながら、風景が見える感じが良いです。花や天気が見えてくるんですね。凄く描写が綺麗です。
何度でも読み返してみたい本に出会いました。
紙の本
いつの世も?
2020/12/14 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の世の介抱人の女性が主人公である。今のようにサ付きやデイサービスのない時代でも、やはり介護を必要とする老人はいたのだ。家族だけで要介護者を介抱するしんどさはいつの時代でも共通している。心の持ちようなんて、ありふれた表現だが、それでも
接する人同士の心のふれあいに癒される1冊だった。
紙の本
江戸の奉公に老人介護を請け負う介抱人ってのがあったらしい。
2020/06/11 22:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の人は案外と長生きで、50歳を過ぎれば70代・80代の長寿はざらだった、100歳すぎもいた!...らしい。
そして、親の介護は後継ぎの男子の仕事。...とフィクションとはいえこのあたりは史実を土台にしているのだろうという前提で、驚きつつ読む。
主人公は、その身内に代わって年寄りの介抱を請け負う介抱人・お咲き。まずはそのプロフェッショナルぶりが興味深い。江戸の暮らしを、いろいろな切り口で描いた時代小説は大好きだけれど、本作のような暮らしぶりははじめて。いい感じに物語は完結したけど、続きを読んでみたいなぁとも思う。
紙の本
もはや現代劇
2020/04/14 00:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の介護119。
飽くまで小説なので介抱という職の実情まで鵜呑みにはしないけれど、
介護の現場のリアルが描かれていたと思う。
江戸までは市民が生活を設計して、それを“お上”が追認した。
日本はそれでうまく回っていた。
欧米式のお仕着せでうまく回らなくなったところというのは多いんじゃないかな、と思う。
老いは、人間をむき出しにする。
紙の本
江戸の介護人
2020/04/21 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
長寿の国江戸。
給金がよいからと介護人として働く主人公。
悲喜こもごもの江戸の暮らしの中で、懸命に働く。
そりの合わない母親とも。
読みやすい小説だが、内容は重い。