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電子書籍
シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上
著者 ジェームズ・ロリンズ , 桑田健
人工超知能(Aartificial Super Intelligence )が、人類を滅ぼす。その時が迫っている――世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破ベスト...
シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上
AIの魔女 上 (竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)
商品説明
人工超知能(Aartificial Super Intelligence )が、人類を滅ぼす。
その時が迫っている――
世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破
ベストセラー・シリーズ最新作!
人類に福音をもたらすために開発された超AI〈イヴ〉。
それが、魔女狩りの時代から生き残る組織によって盗まれた。
目的は、大規模なサイバー攻撃――
AIが救済を求めたのは〈シグマフォース〉。
チームはただちに作戦行動に移るが、メンバーが何者かに誘拐される事態が発生していた……
「この小説には呪いが埋め込まれている」
本書を読むだけで、身の破滅を招くかもしれない。
読み続ける場合には自己責任でお願いしたい。
――ジェームズ・ロリンズ
〈あらすじ〉
クリスマス・イヴ、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の自宅から、恋人で妊娠八カ月のセイチャンと、同僚のモンク・コッカリスの二人の娘が拉致され、モンクの妻のキャット・ブライアントが意識不明で発見された。
事件は数日前にポルトガルで発生したアメリカ大使たちの殺害と関連があり、その裏には最新のAI(人工知能)の研究が絡んでいるらしい。
プログラマーのマラ・シルビエラは謎の男たちに追われ、自らが開発したAI「イヴ」を奪われてしまう。ペインター・クロウ司令官の指示で調査のためヨーロッパに飛んだグレイたちは、魔女狩りの時代から生き残る組織「クルシブル」による大規模なサイバー攻撃計画を知る。
そのターゲットはパリ、企みを阻止するための時間はわずかしかなかった。
◆科学的事実から──人工知能(AI)の創造が引き起こす人類の終わり
人類の終わりという危険な脅威が間近に迫っていて、それは我々の存命中にも起きる可能性がある。
物理学者だったスティーヴン・ホーキング博士は、この来たるべき脅威を「文明が誕生して以降で最悪の出来事」と記した。
その出来事とは、本当の意味で人間に似た世界初の人工知能(AI)の創造だ。
そのような瞬間の訪れは、すでに世界の権力者たちをおののかせている。
二〇一八年二月、世界政府サミットにおいて、AIの運命について議論するために非公開の極秘会合が開かれた。
出席者はIBM、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾンからの代表のほか、ヨーロッパ各国、ロシア、シンガポール、オーストラリア、アラブ諸国の政府高官たち。
我々の存在そのものが危険にさらされているということで見解の一致を見たが、何よりも恐ろしいのは、規制や国際的な合意をもってしても自意識を持つAIに向けた進歩はもはや避けがたく、止めることができないと出席者たちが結論づけた点だ。
どのような対抗策を講じたところで「逃げ道があり」、過去の歴史が証明しているように、いかなる禁止令を出したとしても、世界の片隅でひっそりと活動している秘密の企業や組織が簡単にかいくぐってしまうだろうと見なされた。
著者について
ジェームズ・ロリンズ James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。
以後、『ナチの亡霊』『スミソニアンの王冠』などを経て、2020年3月にアメリカで刊行された ●The Last Odyssey●〈*イタリック〉に至るまで、シリーズは十四作(『ウバールの悪魔』も含めると十五作)を数える。
歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。
「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。
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紙の本
今回も期待を裏切らない面白さでした。
2020/10/27 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も期待を裏切らない面白さでした。科学的題材も人工知能(AI)という今もっとも注目されてる分野であるうえに、それを中世の魔女狩りと結びつけた構成が凄い。また活劇もたっぷりと用意されてるのも実に嬉しい。また本シリーズの特色の一つである主人公たちが情け容赦なく瀕死の重傷を負い危機に瀕すること。今回はこれまで現場に出ることが少なかったので無事に過ごしてきたキャスリン(キャット)大尉が脳死してしまうのだから大変。しかも、天才的戦闘力で縦横無尽に活躍してきたセイチャンが身重で動きが取れない状態で敵に拘束されてしまうのだからアリャ――です。そして重要な登場人物が人工知能“イブ”。“イブ”の成長過程が簡潔に挿入されるが、短いながらも実に現実味があって良い。なお、結末はハッピーエンドと悲劇的結末の2つが用意されており、飛躍的に発展している人工知能技術への警鐘も含んでいる。実際、昨今の人工知能(AI)の発展は何時まで人間の友達でいるのかという疑念を生じさせるに十分なものが有りますね。人工知能(AI)と完全な量子コンピュータが結びついたらどうなるのか少々怖いですね。
紙の本
AIの魔女 上
2020/05/08 20:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々にシグマフォースシリーズ最新作を詠みました。Σ隊長のグレーとモンク犯罪組織、宗教組織とのイブ争奪戦の序章がとても緊迫感があり面白かったです。特に最近話題になるAIの話なので興味があり後半がどのような展開になるのか楽しみです。
紙の本
未知の領域に踏み込む
2020/05/13 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘拐事件に端を発する、巨大な陰謀に息を呑みます。AIがこれからの時代にもたらすのは、利便性や快適な生活だけではないようです。