- 販売開始日: 2020/04/27
- 出版社: 太田出版
- ISBN:978-4-7783-1026-4
永遠の0
著者 百田尚樹
「生きて妻のもとへ帰る」 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。 人生の目標を失いかけて...
永遠の0
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商品説明
「生きて妻のもとへ帰る」
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!
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感動的な作品
2010/04/20 17:27
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘のため、妻のため、必ず生きて帰ると約束した祖父・宮部久蔵。
だが、厳しい戦況ではその約束を果たすのは不可能に近かった。
健太郎がたどる祖父の軌跡・・・。ある者は久蔵を卑怯者で弱虫と
言い、ある者は久蔵を尊敬していると言う。「いったいどれが本当の
祖父の姿なのか?」調べを進めていくうちに見えてきたのは、祖父の
人生だけではなかった。戦争の悲惨さが、健太郎や姉の慶子だけでは
なく、読み手である私にも痛いほど伝わってくる。勝利の可能性など
どこにもない。それなのに兵隊たちは上部の者たちの捨て駒にされて
いく。爆弾を抱えたまま敵艦に突っ込んでいく特攻隊の描写は、読むのが
本当につらかった。また、宮部久蔵が生きて家族のもとに帰ることが
できなかったと知ってはいても、「どうか、生き延びてほしい。」そう
願わずにはいられなかった。久蔵の切ない生と死のドラマをまざまざと
見せつけられ、それだけでも感動で目がうるんでいたのに、ラストに
語られる意外な真実では、ついにこらえることができなかった。ただ、
涙、涙、涙。読後も強い余韻が残った。ひとりでも多くの人に読んで
もらいたい、感動的な作品だった。
感動です。
2022/03/11 18:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
生にこだわった宮部久蔵の生き方。そして死に方。人間であれば生きたいという当たり前のことが許されない特攻隊という世界が切なく、読みながら何度も泣いてしまいました。
本当に良かった
2013/11/22 15:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プリスキン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分自身を含めて人間の生き様について考えさせられました。
購入して本当に良かったです。
素晴らしい本です
2024/10/30 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
涙は出ないけど心の中で泣いてしまいました。自己と他者、個と全体をどのように考えれば良いか、答えは出ないし答えはないのだろうか。
辛すぎる
2022/09/01 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦時中の有り得ない作戦「特攻」。爆弾を搭載した戦闘機ごと敵艦に突撃する。こんな事が実際に行われていたと初めて知った時には、信じられないと同時に愚かな考えに至ってしまう狂気の時代に戦慄しました。
零戦
2021/12/31 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんきょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争体験関連の小説です。
詳しくなかったのですが読んでみて零戦の性能の高さがわかりました。
小説序盤なのでこれから読み進めていこうと思います。
どうしても
2021/05/27 06:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
納得出来なかったのは、宮部久蔵が、特攻に志願し、最後に運良く助かるゼロ戦に当たったのに、その生きる道を後輩に譲ったこと。あれだけ、生きることに執着し、妻娘を愛した男が……。それだけ、命の恩人を生かそうとしたのだろうけど。「命の恩人」だけでは動機が弱い……もう少し何か……強い理由がほしかった
話題作
2019/02/10 02:02
8人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふだん本を読まないような人にとっては「感動作」なのかもしれませんが……正直この本ってどうなのよと思います……