大破壊(上)
著者 クライブ・カッスラー , ジャスティン・スコット , 土屋晃
西部の鉄道で残忍な破壊工作を繰り返す“壊し屋”を探偵アイザック・ベルが追う。〈アイザック・ベル〉シリーズ第2弾!1907年、高速軌道の開通を急ぐサザン・パシフィック鉄道の...
大破壊(上)
商品説明
西部の鉄道で残忍な破壊工作を繰り返す“壊し屋”を探偵アイザック・ベルが追う。〈アイザック・ベル〉シリーズ第2弾!
1907年、高速軌道の開通を急ぐサザン・パシフィック鉄道の建設現場で事故が多発し、多くの死傷者が出ていた。過激派や無政府主義者の破壊工作を疑う社長のヘネシーは全米随一の探偵社“ヴァン・ドーン”に調査を依頼。渡りの労働者の間で囁かれる正体不明の男、通称“壊し屋”の存在が浮かび上がる。捜査を指揮するのは探偵社のエース、アイザック・ベル。全米を駆けまわるベルと“壊し屋”の熾烈な戦いが始まった―。冒険小説の巨人が時代への思い入れをたっぷりに描き出すアクション巨編。
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馬を鉄道に置き換えた西部劇映画を観てる感覚を踏襲。更に、本作品では、ドイツの陰謀が絡んでくるという、スケールの大きさも楽しめる。
2018/06/21 09:34
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
馬を鉄道に置き換えた西部劇映画を観てる感覚を踏襲。S-1の翌年である1907年という時代を彷彿とさせる描写。蒸気機関車、ロコモービル(蒸気自動車)、服装の記述などなど。更に、本作品では、ドイツの陰謀が絡んでくるという、スケールの大きさも楽しめる。また、注意深く読み進めると、犯人像が早い段階で判るという楽しみもある。しっかりとした物語構成なので、犯人が判っても、いやむしろ判るため追う側の危機的状況が見えて迫力が増している。良いだけ引っ張っておいて最後の最後で、読者に隠していた新たな事実を次々と持ち出して一気に謎解き(辻褄合わせ)してみせる作品とは正反対である。言うなれば直球勝負といった感じの構成・展開も私好み。さて、本書では、ドイツが関与した西部劇に止まらないスケールの大きさとなったが、そのままS-3の「大諜報」に繋がるのでしょうね。今から楽しみ。
英題:『The Wrecker』の「Wrecker」は、1.破壊者、難船略奪者、2.建物の解体業者、3. (事故車・違反駐車車を移動するための)レッカー車などの意味がある。個人的には、レッカー車のイメージが強かったため戸惑ったが、本質的には非常に「破壊」的要素の強い言葉なのですね。
大爆破
2017/12/03 07:26
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベルの活躍がとても面白く、鉄道の壊しやがキンケード上院議員であることに驚きました。また、探偵の権力がこんなに強いことを読んでわかりました。バンドーン探偵事務所の凄さが際立ちました。ポーカーでベルがキンケードから勝った場面も緊迫した雰囲気を読んで伝えてくれました。