浅草風土記
著者 久保田万太郎 著
名句《竹馬やいろはにほへとちりぢりに》で知られる文人・久保田万太郎。浅草生まれ浅草育ちの生粋の江戸っ子が、明治・大正・昭和三代にわたって移りゆく町の姿を、懐旧の情にみちた...
浅草風土記
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商品説明
名句《竹馬やいろはにほへとちりぢりに》で知られる文人・久保田万太郎。浅草生まれ浅草育ちの生粋の江戸っ子が、明治・大正・昭和三代にわたって移りゆく町の姿を、懐旧の情にみちた筆致で綴った名随筆。「雷門以北」「吉原附近」「浅草の喰べもの」「夏と町々」ほか全十九編。〈巻末エッセイ〉戌井昭人
■目次
雷門以北/吉原附近/続・吉原附近/隅田川両岸/浅草田原町/あやめ団子/相模屋の路次・朝倉屋の路次/浅草の喰べもの/夏と町々/絵空事/一年/浅草よ、しずかに眠れ/夜店ばなし/除夜/正月/水の匂/らッぱぶし/さのぶし/町々……人々……
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大正から昭和にかけて活躍された久保田万太郎氏による不朽の浅草案内書です!
2020/09/03 09:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、大正から昭和にかけて活躍した小説家であり、劇作家であり、また俳人でもあり、『朝顔』、『浅草』、『雪』、『わかるゝとき』、『下町情話』、『浅草物語』などの著作で知られる久保田万太郎氏の作品です。同書は、浅草生まれで、浅草育ちの生粋の江戸っ子である著者が、明治、大正、昭和と三代にわたって移りゆく町の姿を懐旧の情にみちた筆致で綴った作品です。「雷門以北」や「吉原附近」、「浅草の喰べもの」、「夏と町々」といった全19編が収録されています。いわば、不朽の浅草案内書とも言えるのではないでしょうか。ぜひ、一度、読んでみてください。
言葉の使い方が美しい
2019/01/28 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の久保田万太郎氏は、詩人、小説家、劇作家で「娘と私」の獅子文六(岩田豊雄)氏らと文学座を立ち上げた人。そこまでは、知識としてはあったのだがこの人の文章を読ませていただくのは初めてだ。さすがに詩人の書いた文章でとても言葉の使い方が美しい。獅子文六氏の「ちんちん電車」を読み始めた時も、そうだったのだがわかりもしない大正末期や昭和初期の東京下町の思い出話を読んだところで面白いのかとも読み出しでは思ってしまうのだ、読み終わったころにはなぜか浅草にあった摩天楼「十二階」を昔、見たことがある気がして懐かしく思い出してしまっていた