幻想古書店で珈琲を
著者 蒼月海里
大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと...
幻想古書店で珈琲を
商品説明
大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる――。切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。
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暖かな珈琲が飲みたくなります
2018/09/29 21:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:枝折 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は作者様の事を全く知らないで表紙と題名に惹かれて購入したのですが非常に面白く、読んでいるうちに物語の中に引き込まれるような魅力を感じました。
結局シリーズ全て購入したのですが、一冊がそれほど厚くないのであまり普段本を読まない方にもお勧めできます。もちろん、普段から本を読まれる方でも十二分に楽しめると思います。
珈琲好き、ライトファンタジー好きには特におすすめできます。
表現も暖かで、過去の名作や偉作に触れるいい機会にもなると思います。
珈琲と一緒にリラックス
2017/10/29 15:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:図書委員会 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを見てとても気になってしまい、この本を買いました。
作品の内容については他の方がおっしゃってますし、あまり話し過ぎるとつまらないので、、、
でも、とてもおススメです!!
タイトルにも書いているように、珈琲でも飲みながらゆっくり読みたいと思う本でした。
作品の内容は勿論、作中に出てくる本にも惹かれてしまいその本をすぐに買いに行ってしまいました(笑)
早く、次の本も買って読みたいです!
不思議な世界
2015/09/17 11:42
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめ読み始めたときからひしひしと感じる感じる不気味で、そしてきらびやかなファンタジーの世界。本屋を歩いていると何処からともなく珈琲の良い香りが漂い、そしてそれに釣られて行くと店に佇む一人の眉目秀麗な男に出会う。「司君の人生を見せて頂きましょうか」
いつもはあまりファンタジーを読むことがなく、うまく感情移入ができないのだが、この本は違う。読めば読むほど主人公やそれを取り巻く環境、魔法使い達に興味が湧き、次のページ次のページへと手が急ぐ。主人公と魔法使い、そして古書店に迷い込む何かの縁が切れそうな人達との出会い。もっともっと他のエピソードも読みたくなるほどだった。魔法使い亜門の本当の正体、抱える過去、それを乗り越えるための力…とても面白く、一時間ほどで読破してしまった。比較的読みやすい文量だったので時間のない人にもオススメである。
古書と珈琲は最強の組み合わせ
2015/11/23 18:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かたつむり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんで衝動買い。古書と珈琲の組み合わせにはとても惹かれるものがある。著者は書店勤務しながら執筆活動中とのことで、なるほど書店や書店員の仕事や書物の描写が上手い。小説としては素人臭いかな、まだ未熟かななどと思いながらも引き込まれていった。本や人との縁を失った人達のエピソード、古書店&喫茶店「止まり木」の店主亜門の人物造形や正体、ごく普通の青年、名取司の心の成長など、発想がいい。無性に珈琲を飲みながら、甘い物を食べながら、本を読みたくなった。
ファンタジー風味のライトミステリー。
2017/05/19 23:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名が気に入り手にしました。三章仕立てのライトミステリーです。
名取司、二十三才。新卒で入社した会社が、ある日、社長の
夜逃げで無くなってしまいました。
ハローワークに行き求人票をめくると、資格を求めているものが
目につきます。
促されるまま向かったのは東京の神保町。
古書店街で有名な街です。とはいえ古書店にまぎれて
大手の新刊書店もあり、町全体が巨大な本棚のようです。
資格を取るならやはり新刊書店が良く、たまたま入った店には
大学時代の友人の三谷がいました。外資系の会社員だった
はずが、合わなくて本屋のアルバイトにくら替えしたとのこと。
司は本をあまり読まないのですが、本好きの三谷との再会は
ちょっとしたきっかけになります。
本棚をたどっていくうちに、棚の間の通路をふさぐように、
古めかしい扉が現れます。向こうから漂うコーヒーの香りに
誘われて扉を開けると、そこはゴシック様式の書棚の並ぶ
古本屋でした。
亜門と名乗る店主、羽ばたいてくる本、コーヒーの香り。
古めかしいだけの本屋ではなく、何かがありそうなことを
予感させます。まさに、ここが幻想古書店なのです。
亜門が言うには、お店に入れる人は何かを失った人だけ
とのことです。司は何を失ったのか思い当たりません。
そしてもう一つ、亜門の要求があります。
その人の人生を読み取り、本にするというのです。
亜門は司を気に入って、アルバイトをしないかと持ち掛けます。
洞察力に優れた亜門と、人間心理を知る司。
ちょっとした事件が起こり、二人で謎解きをしていくお話です。
本を読まなかった司が、徐々に引き込まれて手にしていく本を、
こちらもついつい気になってしまいます。
シリーズ化されています。軽く楽しめる一冊ですよ。
軽い文量だが、引き込まれる
2019/03/21 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
珈琲と古書店の組合せは素敵、ということで、購入。(古書店や珈琲の本は、人気でも馴染めない本も経験しましたが。)完全にライトな方に方向を振っていて、かつ、適度にファンタジーで、良かったです。
物語に出てくる本も気になってしまい、読みたくなります。
舞台が神保町辺りなので、実在の聞いたことのあるお店や通りなどが出てくるのも、また良いです。その辺に行く機会があれば、探してみたいです。
登場人物も、皆好感が持てました。これから、司がどう成長していくのかも、気になります。
私も、その古書店に迷い込んでみたいです…
読書って素晴らしいなあ。
2015/10/30 05:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もんてぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
サクッと読めてしまう一冊。
内容は良くも悪くも簡単だな、と思ってしまう作品。
本を読む面白みが理解できたのが良かったかな、、、?
読書を始めたばっかの子供に読ませたいと思います。
幻想古書店
2015/10/01 03:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みすてり - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学卒業して直ぐの職場が倒産してしまった。早速、再就職の為に資格を取得するための参考書を探しに神田の有名な新刊書店に来た。
本を読まない司は不慣れな書店を彷徨くうちに本棚の間から漂うコーヒーの香りに誘われて古書店「止まり木」の扉を開いた。そこには本の森と不思議な店主、亜門が居た。
本を買ってもコーヒーを飲むだけでもいいと言う。但し、お代は貴方の人生の物語。
魔法使いだという亜門が司の物語を本にしたのだが…。止まり木で働くことになった司は亜門との触れ合いで少しずつ変化していく。
文書版の金魚屋古書店
2016/04/20 20:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:led - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に惹かれて買っちまった。
乱暴な言い方をすると文書版の金魚屋古書店といった感じ。
ハリポタや指輪物語まで重くなく文量も少ないのででサクサク読める。
たまたまを『偶』と書いたりしていて珍しい書き方をしている。
蒼い彗星の今後に期待する。