まず、2巻まで読んでください!
2020/10/27 20:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トーカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で表紙に惹かれ、1、2巻セットで購入しました。
豊かで美しい文体でありながら、とても読みやすくて、
異世界の描写もするっと頭に入ってきます。
他の方もおっしゃっていますが、序盤の主人公は、
どうしようもないろくでなしとして描かれます。
(本当は、純粋な心を持った青年なのですが…)
1巻後半も、ろくに言葉も通じない土地で苦心する場面が多く、
異世界転生ものの醍醐味というべき、主人公が大活躍!といった爽快さは少ないので、物足りないと思う方も多いでしょう。
しかし2巻からは、新天地の領主となり、領地経営に奔走する主人公が生き生きと描かれます。
ぜひ、まずは2巻まで読んでみてください。
※本日3巻以降が発売されましたが、2巻まで読んだ身としては、あらすじがなかなか衝撃的ですね…
続きを早く読みたい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、友人から勧められました。しかし、その友人によると、一巻目は、それほど面白くない、というので、大して期待は持たずに読み始めました。名将軍のひとり息子として生まれたのに、退廃した生活ばかりのソナンが次の世界へ……。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソナンという男性が死んだ後、人生をやり直す。初めは金持ちで、親の期待を裏切り、自暴自棄になり、やんちゃ者。その人生は、人助けをしようとした時に、奇しくも終わる。そして拾われたのは神様?まだ分からない。次の人生は、闘う人達の悲惨な状態の末期に自ら望んで降臨する。ソコでは、前世と違う真面目な前向きなソナンが空人という名前で生きようとし始める。今後 面白くなるのか、ただダラダラと続くのかも分からないが、こんな想定小説は目新しいので、次刊まで読んでみたい
投稿元:
レビューを見る
王都の落伍者ーソナンと空人1ー(新潮文庫)
著作者:澤村凛
発行者:新潮社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
終わったはずの人生から物語が動き出す。
投稿元:
レビューを見る
全4作ということで、正に起承転結の「起」を彷彿させる作品でした。
ある理由で、川に飛び込んだソナン。力尽きた死んでしまった。かと思いきや、謎の神?・空鬼に助けられた。ソナンの淡々と死を受け入れた様子に面白いと感じた空鬼は、ソナンの好きなところに下ろしてやるとのこと。
最初は素っ気なかったが、ある戦国?の人にビビッときたソナンは、ここに決定した。
突然現れたソナンに戸惑いを隠せない人々。現れたことによって、新たな物語が動いていきます。
世界観に慣れさせるためにゆっくりと細かく描かれている印象でした。なので、戦いのシーンはあるのですが、ダイジェストのように早く流れていました。
後半からは、恋愛要素もあるのですが、一悶着あるストーリーになっていて、登場人物達の渦巻く関係に今後が気になりました。
この本だけで評価すると、まだ大きな事件が起きている感じはなく、全体がプロローグのような印象でした。第2章からいよいよ本格的に発動するのでは?と思いました。
空鬼とは何者なのか?ある女性と結ばれるのですが、どんな数奇な運命を辿るのか?
どんな風に展開していくのか楽しみでした。
投稿元:
レビューを見る
神は気まぐれと言うフレーズが前半で沢山出てくる。
神の気まぐれからたまたま命を拾われた空人が、全く違う世界で1から人生をやり直す。
ドタバタ展開がありながらも最後は惚れた人とうまい具合に落ち着いて1巻が終わったけど、この結末ももしや神の気まぐれの采配から来るものなのかな?
だとしたら…
と、ちょっと深読みしてしまう。
投稿元:
レビューを見る
「瞳の中の大河」「黄金の王 白銀の王」が自分の中では最高すぎて「沢村凛×ファンタジー」な本作には期待せずにはいられませんでした。
しかし、その期待が大きすぎたためか、微妙な印象と感想と読後感に打ちのめされ、ちょっと落ち込み気味……
まず、主人公のソナン(=空人)に共感も感情移入もできなかったこと。オープニングで登場する“トケイ”のソナンは、貧しい出自ながらまっすぐで芯のある性格。こちらが主人公だったら共感できたかもしれませんが、主人公となるソナンの方はわがまま育ちで自分勝手なおぼっちゃま。やりたい放題で生きてきたくせに、いざ親友の妹が売られると急に心変わりして周囲に助けを求める姿には「虫が良すぎ」としか思えませんでした。
彼が空人として転生(?)した先でも、自分の意志を持たず流されるがままに行動し、周りのことを考えず四の姫を求める言動に、バカは死んでも治らないのか、とすら思ってしまうほど。
「瞳の中の~」「黄金の王~」で見られたような、主人公たちが確固たる(そして共感できる)信念を持ち、いかなる逆境においてもあきらめず、くじけずに行動し、その姿に感動するような内容を期待していたので、それと真逆な空人の姿には全く共感・感情移入ができませんでした。
同時刊行された続巻の「鬼絹の姫」は購入済なので、3巻以降を読むかどうかは「鬼絹~」を読んでから決めようかと思います。
投稿元:
レビューを見る
一応8割は読んだんだけど…
読み始めてまさかこちら側のソニンが主人公だとは思いもよらなかった。生い立ちを知っても、どうなのよコイツ…という感じだったのであまり感情移入もなく、読み進めてましたが。
四の姫可哀想すぎない?という辺りでもういいかな~と本を閉じました。ちょっとね。彼のこれからにあまり期待が持てなくて。
投稿元:
レビューを見る
黄金の王白銀の王と同じ作者さんだということで読みました。やっぱりおもしろい!読み始めたら引き込まれて読み進めてしまった。
異世界から異世界にトリップする話ということで意表をつかれた。
しかし転生?する前はとんでもないクズだったのに転生した先であんなに頑張れたのはどういうことなのだろうか……?
最後の人違い騒動で高官達がひとつになって大芝居を打つのが面白かった。
評価低いなーと思ったけど他の方のコメント見て確かにそうだと大いに頷いてしまいました笑
投稿元:
レビューを見る
不思議な世界観だ
ヨーロッパ風の国で将軍の息子として生まれた男が
堕落した生活の果てに死に至ったところ
神様(?)の気まぐれで
中央アジア的な国に落とされる
文化や習慣が全く異なるその社会で
男が悪戦苦闘するように
読み手もまた文章から懸命に想像しなければならず
また説明文も多く
多少疲れる
最後はちょっと気の抜ける終わり方だが
次からまた新たな展開を期待させるようになっており
これからおもしろくなっていくのかもしれない
投稿元:
レビューを見る
物語の導入部だからかもしれないが、少し説明が多くて、読むリズムがつかめない。
主人公を何も知らない子供と変わらない状態にして、その成長譚が語られるのだろうか。
物語を進める上での、準備が完了したようだ。これからの語りを期待しよう。
投稿元:
レビューを見る
スラスラと読めた。
空人になるまでは少し長く感じたけど、
空鬼に出会ってからはあっという間だった。
それぞれの風土・文化・風習など
全然違うのにちゃんと頭に入ってくる。
最後の展開にハラハラした。
投稿元:
レビューを見る
まず1巻のみで評価するべきではない、超大作である。
「黄金の王 白銀の王」でも、筆者の壮大なストーリーにやられたが、あの時物足りなく足早に感じた部分が、4巻という大作になってようやく遺憾なく発揮された。
最初にまず、主人公がいきなり変わるのか?と思ったが、まさかのダメそうな人が本当の主人公(笑)
どうなるかと思ったが、まさに生まれ変わった主人公のその成長と3巻4巻でのまた故国に戻らざるを得なくなってからの苦労もどきどきはらはらと一緒に体験する気持ちに。
個人的には一番時間の流れがゆっくりだった2巻が楽しかった。ただ、一日で全巻読破して、また1つ傑作のファンタジーが生まれたことには間違いないと確信した。
投稿元:
レビューを見る
最初のソナンではなく、もう一人のソナンの物語。
話の行方がどこに向かうのかわからないのに引き込まれ一気に読んでしまった。慌ててすぐに次の巻も購入。
まさかの人違いとは笑
今後の展開に期待
投稿元:
レビューを見る
これは裏表紙のあらすじを読まないほうが楽しめると思う。購入してだいぶ経ってたのであらすじの内容をすっかり忘れてた。良かった(´- `*)
あのからくり?には驚いた!
ファンタジーはすぐに没頭できるものとそうでないものとがある。この作品は後者だった。後半の戦時が終わってから面白くなってきた。恋愛っぽい話が出てくると興味深くなる。空人(=ソナン)のお付き3人の登場も良かった(花人、石人、山士)
〈空鬼の筒〉が使えなくなったとき空人としての人生は終わってしまうのだろうか?
続きも楽しみ♫
表紙のイラストに惹かれて購入したのだが、家に帰ってイラスト作家さんの名前を知ってびっくり!遠田志帆さんだった。以前も同じように惹かれて文庫を買っていたので(*^^*)目が釘付けになるイラストだと思う♫