紙の本
権力を握りたくない人も読むべき本かもしれません。
2011/10/10 21:09
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
権力を握りたくない人も読むべき本かもしれません。
本書は、スタンフォード大学の教授が数多くの調査に基づき書いたものです。「なぜあの人が上に立ったのか?」という疑問に実例を通して解き明かしていきます。
単に業績がよいから出世するわけではない、とはだれもが薄々感じているところです。しかし、出世するにあたって決定的な要因はあいまいなものです。
本書でも権力を握るための決定的な要因は示されていませんでしたが、そのヒントはあります。その中でも、最も大きなものが、「権力を握るために行動」すれば、権力を握ることができるということでしょう。
そのための自分の行動パターンや自分の立ち位置、人脈の作り方など具体的な示唆がたくさんあります。
以下、気になったところ。
「人間には「見たいものを見る」という性癖がもともと備わっている」
権力の座についた時に、自分を見失う危険性が大きいということ。権力を維持するためには、常に自分自身を振り返る必要があります。
「「パーティーが終わる前にお暇する」のがエレガントであり、望ましくもある」
永遠に権力を握り続けることはできません。どこで手放すかは、外部からではなく自分で決断したいものです。
本書は後半で、権力を握るとその代償を払うことについて言及しています。それがつねに注目されていたり、時間であったり、エネルギーを使うことであったり、対人関係に神経をすり減らしたりと、相当の負担を強いられるというのです。
本書では、組織で働く以上、権力をめぐっての戦いは常に存在するとしています。それが人間の性であるとも言っています。
できれば自分は関係したくないと思っていても、どこかで巻き込まれてしまうということなのです。そのためにも権力を握るとは、どういうプロセスなのかを理解することは有用だと思いました。
個人的には、権力に近づきたくないとも思いましたが。
龍.
紙の本
正義は勝つとは
2016/07/31 08:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
組織の中で要領よく動き回る人が、利益を確保していく仕組みがわかったような気がする。格差社会の根源がここにあるのかもしれない。
紙の本
やはり権力を追い求める必要性がわからない
2019/11/25 01:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は「権力などいらない、という人も権力を追い求める必要性は知っておけ」と言うのだが。
読んでみてもやはりそこまで権力を追い求める必要性、価値がよくわからない。
しかし自信は取り戻した。
ザワールド!
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「これは人生に必要不可欠な指南書だ」――ジム・コリンズ大推薦!
■なぜあなたは「権力志向」になるべきなのか?
あなたは出世について勘違いをしていませんか?
「業績トップだから出世する」
「ご機嫌取りなんて必要ない」
「頭がいいから大丈夫」
……これらは大きな間違いです!
立身出世して、人の上に立ち、強大な「権力」を手にするためには、何を、どうすればいいのでしょうか?
コネの作り方から、人脈の開拓法、権力者らしい話し方、周囲の評判を上げる方法、不遇の時代のやり過ごし方まで、「権力」を握る人の諸法則と、頂点に上り詰める人の「7つの資質」を、スタンフォード大学ビジネススクールの著名教授が長年の調査研究をもとに明らかにしました。
■成功者の本を読むのは大きな間違い!
著名企業のCEOや有名人の成功体験談を読んで、それを真似すればトップに行けると思っていませんか? 成功したリーダーや経営者が語るのは自分に都合がいいことばかりで、本当の成功要因など教えてくれません。
また、よくあるリーダーシップの本には、
「良心に従え」
「誠実であれ」
「本音で話せ」
「控えめに謙虚に」
……などという、《美しい教え》が書いてあります。これらは「世界がこうであって欲しい」という《願望》にすぎません。
成功したリーダーたちが「後世に遺したい」と考えるような美しい教えが出世の要因ではありません。リーダーたちが隠す《悪い行動》にこそ出世の要因が存在する場合もあります。
本書は、フェアプレーを守らず、ルールがねじ曲げられる実社会で、あなたがパワーポリティクスを巧みに切り抜ける方法を、大規模な社会学的調査や研究をもとに伝授します。
■「権力」を握る人の《7つの資質》
本書で紹介されている「権力」を握る人の《7つの資質》をご紹介しましょう。すべての資質は後天的に身につけられます。本書ではその活用法と獲得法を一挙公開いたします!
《決意》努力と勤勉と根気。腹の立つことがあってもやり遂げる意志。
《エネルギー》元気のない人が高い地位に就くことはない。
《集中》ひとつのキャリア、職務、スキルへの集中。
《自己省察》我が身を振り返る能力は、学習や成長を促す。
《自信》権力や影響力を持つ人は自信たっぷりに振る舞う。
《共感力》他人の立場でモノを考えよ。ウィンウィンで実利を得るのが重要。
《闘争心》手強い相手にも堂々と渡り合えるなら、大半の人よりも優位に立てる。
■著者はスタンフォードの著名教授
著者がスタンフォード大学の著名教授です。本書は、実際のビジネススクール講座の内容に沿っており、権力を握るための資質、リソースの確保、人脈、ふるまいと話し方、評判の獲得法など、パワーゲームで勝ち残るためのあらゆる技術を一冊にまとめています。
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企業における「権力への道」を論じた本。自分のやりたいことをやるためにはパワーポリティクスに無関心ではいられない。
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● 立派な業績を上げればご機嫌取りなどしなくても自ずと上に行けると考えるのは、多くの人が犯しがちな思い違いの一つである。
● すなわち、何らかの仕事に必要な専門知識を持っていない人は、自分たちが無能であることを理解するのに必要な情報も持ち合わせていないため、自分を過大評価するのである。
● 頭がいいことは重要な成功要因だと考えられているが、実際にはそれはある水準までに過ぎず、その先は過大評価されている。
● 人間は勝ち馬に乗りたがるものである。あなたが自分から階段を上ろうとしないなら、誰も後押しはしない。始めから降りている人は、負けるに決まっているからだ。
● 「今あるニュースが気にくわないなら、じっとしていないで自分で作ったらどうだ」ウェス・ニスカー
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権力を握るには努力が必要だが、敷居が高いわけではないと主張している本ですが、読んでも権力を目指したいとは思えませんでした。
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全体を通して面白かったのは、実例が多く書かれているので、「へぇ〜あの人はこうやって失脚したのか/成功したのか」と知れるのが面白い。という程度でした笑
「自分の身は自分で守れ」という主張が一貫したアタリマエと言えばアタリマエな本。
本書は社内パワーポリティクスについてスタンフォード大MBA教授がケースを交えて説かれている。
一般的に権力という概念はイヤらしく思われがちだが、この本では「権力志向」になるべきだと言う。何故なら、世界にはフェアでない場面が多々あるから。そこで自分は油断してはならないし、粘り強く辛抱し、必要とあらば戦わなければならない。筆者は「権力」とは何かを成し遂げる為には欠かせないと主張している。
【面白かった章】
10章「権力の代償」
周囲から些細な事でも監視され、自由な時間を奪われ、多大な時間とエネルギーをとられる。更には、権力を手にすることの中毒性、人を信じられなくなるなど、色々実例が書かれている。
やはり組織のトップはある意味で孤独だと言われている点はここにあると思う。
12章「権力闘争は組織とあなたにとって悪いことか」
政治的駆け引きは自分のキャリア形成にとっては良いとしても、果たして組織にとっては良い事なのだろうか?という疑問への見解。
結局、会社組織というものは、社員1人1人に気を配るようには出来ていない。だからどんな人でも、権力闘争に敗れ、あるいは不幸な偶然から、追放されたり左遷されたりすることがあり得る。会社は、あなたのことを心配してくれるわけではないのである。
そこで必要なのは、自分で自分の面倒を見ることにつきるのだ。ということ。
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権力を手に入れることは可能である。
ではなぜ、多くの人が、その道を閉ざすのか?
理由は世界は公平であるという思い込み、
眉唾のリーダーシップ本、そして負けを正当化する自分。
権力と向き合うことの重要性を説く。
まとめると『権力を 使えば望む 道開く』
といったところでしょうか?
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権力を握るのは簡単である。権力を握ることに本気になり、ベストな場所にいてさえすれば権力は握れる。権力を握れば、寿命が延び、金銭を得やすくなり、自分の成し遂げたいことをしやすくなる。勿論、代償もある。それを払う必要があるかも考えておく必要がある。権力を握る方法、決心、エネルギー、集中、自己省察、自信、共感力、闘争心、常に成功者であるように自信満々に振る舞う!
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原文のタイトルは「Why Some People Have It-And Others Don't」だが、邦訳は「権力を握る人の法則」。個人的にはタイトルに~の法則とついた本はあまり読む気が起きない。今回はBBMで紹介されていたので読んでみたが、書店では手に取らない類の本。
本書では権力を握るとあるが、そこまでいかなくても「仕事を円滑に進める」「やりたい仕事を振ってもらう」などのことにも役立つ内容である。
何より具体的で実践的、すぐに実行に移せるアドバイスばかり。
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とても参考になりましたが、事例の検証が欧米人だけに
偏っているため、日本人には適合しない面や、記述や
論の展開に矛盾するところがいくつかありました。
悪い意味ではなく仕事において「権力」ではなく、
「Power」は重要だということを管理職に意識して
ほしいと思います。(←なんて上から!!すいません。。)
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知人の推薦図書。 いい人が必ずしも正しい訳ではない。権力を握ったら人はどう変わる......なかなか人間の心理をついてました。
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日本人があまり好まないだろう「権力」や「パワーポリティクス」について書かれた本。
自分も自身も権力闘争や社内政治を嫌悪する傾向にあるが、著者は「人が集まるところには権謀術数の類は避けられない」と言い切り、組織内での立ち振る舞いとルールを説く。
仕事ができるだけでは出世出来ない、というのは同意。
組織で活躍しようと思うなら、目の前の業務だけではなく、周りに与える影響や自身のイメージに気を使わなけばならない。この辺りは確かにその通りで、自分のブランディングや周りへの働きかけや付き合い方はとても重要。
本書を一読してみても組織内の権謀術数に心から共感は出来ないが、現実は現実と理解した上で、自分の立ち振る舞いを判断しなければならないと感じた。
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権力がなぜ必要なのか、権力の握り方、握ったあとの話など、多岐にわたって面白い本
本の内容を書いてないブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4205349.html