獣はかくして交わる

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投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく頭から、口絵でグッと持っていかれました。
さ、三白眼がエロイ。

作者さんの表現力も豊かで、相まって冒頭からワクワクしました。
対等に飼い合う、という関係性がいいです。
行動が男臭くて、ストーリーもハード系、なのに色っぽい。
とても好みでした。

個人的には、獣と剣闘士みたいなイメージで読みました。
ゼロの正体は……途中から何となく、そうかなと思いつつ……半グレやアジアンマフィアとはまた別にある、今の日本に実在している闇ですね。

『交わる』の、鹿倉の最後の口説き？文句に、二人の関係性が出ていてグッときました。

『喰らう』のほうの捨て台詞も、なかなかでしたが。

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投稿者：ミント　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

かっこいいです。主人公2人とも大人の色気が半端ないです。続編ありそうな感じだし、早く次出ないかなぁー。

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投稿者：あおまさ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

フリーライターを自称する謎の男と、組織犯罪対策部刑事の、なかなかに甘くないお話。
利害の一致により共闘するも、互いの立場と矜持を持つ故にぶつかり合う、そんな関係だからこそ、時に見せる相手への情や執着が際立ち、匂いたつような男のエロスが感じられました。まさに『ほろ苦い香り』ですね。
イラストも、お話に合っていて、美しい。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

がっつり男前なストーリーが心地よい作品

鹿倉のちょっと青臭いところが
ちょっと気になるところではありますが
多分そこを含めてゼロがやられているところかなとは思います。
ゼロはバックボーンがとても暗くて
まさに闇の中にいるような存在。
だからこそ、鹿倉に惹かれてしまうのではと・・・
（自分でも囚われるって言っているし）
鹿倉が見えている以上に鹿倉に惹かれているのはまるわかりな感じです。
でも甘々にならないでも濃厚な雰囲気が好きです。
（でも実は密やかに甘い・・・ってところが好み）
すごい目新しさはないのですが、魅力的な世界が展開されています。

桐山（こいつはやばい）と遠野との件はまだ未解決ですし
続編もあるようですので、全体的にはどうなるのかわからない感じですが
序章としては掴まれたと言って良いでしょう。

カワウソくんが良いキャラです。
フレグランスを見つけてくるあたりがまた・・・！！！
この作品の中にゼロの香りが漂ってきています。

作者さんの男前の主人公たちの有り様にふさわしい
小山田さんの男前の挿絵に悶えました

続編が刊行されるのを待ちます。