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【電子限定おまけ付き】 夜啼鳥は漆黒の虎王の愛を孕む

著者 篠崎一夜 , 香坂透

【イラスト付き】亡国の王子ルスキニアは、男でありながら子を孕み、その美貌が人心を惑わすがゆえに“娼婦”と蔑まれる希少な徴(しるし)を持って生まれた。北の塔で一人きり育てら...

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【電子限定おまけ付き】 夜啼鳥は漆黒の虎王の愛を孕む

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夜啼鳥は漆黒の虎王の愛を孕む (リンクスロマンス)

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【イラスト付き】亡国の王子ルスキニアは、男でありながら子を孕み、その美貌が人心を惑わすがゆえに“娼婦”と蔑まれる希少な徴(しるし)を持って生まれた。北の塔で一人きり育てられたルスキニアは、生き残った民の命と引き換えに故国を滅ぼした若き王アルアクバルの元へ妃として差し出される。血に飢えた残酷な王と噂されるアルアクバルの後宮は、しかし寵姫が誰一人いない寂しい庭園だった。戸惑うルスキニアの前に現れたのは、見上げるほど大きく美しい漆黒の虎。発情した獣に幾晩も犯されたルスキニアは、それがアルアクバルの獣化した姿であり、自分が聖なる獣の子を宿すために求められたことを知るが…!?孤独な虎王と黄金の鳥籠に囚われた王子が夜ごと交わる、エキゾチック・ファンタジー。 電子限定書き下ろしSSを収録!!

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (4件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

電子書籍

著者オリジナルの半獣・オメガバース?

2021/04/21 09:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

何のことなんだろう?と思いながら読み進むと、
著者オリジナルの半獣・オメガバース?

左右の目の色が異なるオッドアイの第二王子ルスキニアが生まれる。
特に王子のように青と銀の瞳を持つものは、不吉を呼ぶ悪魔と忌まれていた。
オッドアイの男子を産んだために、隣国から嫁いできた正妃は、子供と一緒に幽閉に。

でもこの国がオッドアイを忌む訳は、敵対する半獣人の王族の慣習を蔑む為。
その半獣人の王が統治する国に滅ぼされた後、一人残った第二王子が、半獣人の王アルアクバルに、国民の安全の保障と引き換えに嫁入りを申し出る。
嫁いでから知る、自分自身の体についてと、自分の両親の不仲と実父の非情。

BLとしてではなく、主人公が葛藤しながら成長する過程が、読み物として面白かった。
文の調子も、イラストも、主人公のキャラ設定も、「お金がないっ」とほぼ同じの健気受。
「お金がないっ」のオリエンタル・オメガバースバージョンと捉えて読めば、
著者のファンならすんなりいけると思う。

この一冊だけじゃなく、シリーズで数冊続くと、もっと面白くなるのかもしれません。
面白かった。

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紙の本

「孤独な虎王と黄金の鳥籠に囚われた王子」

2022/07/23 05:46

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

得意でない設定なのですが、
夜啼鳥に引きずられて手に取ってみた作品
(でも・・・鳥人ではなかったのですが・・・)
私の地雷があるかなぁって思ったのですがそこまでいかなかったのと
思っていたのとはかなり違っていて硬質な色を持つ作品でした。

オッドアイとして生まれたせいでプロスティブラ(娼婦)とさげすまれた第二王子のルスキニア
ルスキニアの国を滅ぼした国の王で、ルスキニアを妃として後宮に迎えるアルアクバル

ルスキニアは後宮に迎えられるまではかなり酷い扱いを受けている
それでも、王の子だったから生きながらえたという認識も持っている。
繊細な見かけと賢さとそして空虚な心を抱えている。
(賢さ故に空虚になったかと)
彼の過ごした日々の過酷さが淡々と語られるのがまた切ない
父王を「歌劇に登場する人物と同じだった」というルスキニアがとても切なく悲しい。
食べ物に対する考えも(塔で寒さと飢えに震えながら、生き延びたことも)
そして敵国の王の前での王族としての振るまい
そんな彼の空虚な心に何かが注がれ、
生来の賢さを加えて熟成される様。
そして豪胆なまでの行動まで、水の流れのように自然なのです。

一方アルアクバルもルスキニアとは違う意味で特殊な肉体を持って生まれた
(獣の耳と尻尾、そして獣になってしまうこと)
それは王としての権力も与えたが、孤独と責務も彼に与えたのだ。
最初のお約束の乱暴狼藉(しかも獣姿だ)は良くある「そういう流れか」と思いましたが、
それ以降は抑制が効いた感じで…
しかも表情も乏しいのですが、耳や尻尾が感情を表している。
(ケモミミや尻尾に萌えはないのですが、今回はやられた感が半端ない)
もうごろごろ喉を鳴らして膝枕の上鼻をこすりつける仕草は・・・「猫がいる」って呟くほど。
ルスキニアも耳に触りたくてうずうずしているし・・・
シリアスな話をしているのに、なんだこれーみたいなもの見せられている感が。
アルアクバルの物言いは素っ気ないのですが、いちいち正論で
しかもルスキニアの境遇を素直に怒り、ルスキニアの父王と兄弟たちの振る舞いを批難し、
そして誰もルスキニアには与えなかった「望みを言え」と言ったのだ。

二人はその生まれ持った肉体のせいで
(しかもどちらも自分たちのせいではない)
孤独な日々を送ってきたが(しかもそれを諾々と許容してきた)
だからこそ、お互いが必要な関係になったのだろうなぁって思います。

作品として惜しむらくは、宰相をもう少しきっちりだしてきて欲しかったかなぁと。

典医のセヘルは良い味だしてました。

続編は地雷がありそうなのですが、今作が良かったので読んでみようかなと思います。

余談:巻末の四コマは微笑ましく楽しませてもらいました。

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電子書籍

ケモ耳

2023/07/06 14:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YURI - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭が獣〇からなので、痛すぎてちょっと覚悟して読み始めましたが、その後は無く大丈夫でした。
絶対またあるかと・・・
攻が意外とまともだった。もっと暴君かと。感情豊かなケモ耳としっぽが可愛かった。
動く物に反応してしまって受の髪をつい触るのも猫っぽい。受はケモ耳にうずうずするし。
しかし受は度量が大きいな・・・こんな始まり方なのによくくっ付いたなぁと。
悪役はもっと絡んでくるかと思ったけど、最初と最後くらいでそれほど登場せずさらっと退場。

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電子書籍

「お前に、俺の子を産む覚悟はあるか?」本文より。

2022/03/30 23:21

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ケモミミ虎王と子作りするため、後宮へと輿入れさせられた幸薄いけれど逞しい亡国の王子様(受君)のお話です。」あとがきより。

ネタバレがあります。

●獣の耳と牙を持ち始祖である神獣と同じ力を持つとされるイウサールの国王攻め・アルアクバル
●スペルビナの第二王子で17歳の受け・ルスキニア
●イウサールの宰相・ファイサル
●イウサールの典医でルスキニアの世話係・セヘル

国王である父・ダヴィド王が隣国に侵攻したところ逆に国を制圧され、王や第一王子たちを亡くしてしまった第二王子のルスキニア。自身は身体的な理由で王都から遠く離れた地に幽閉されていたので無事でしたが、生き残った民の命と引き換えに、ルスキニアは征服者であるアルアクバルの後宮に納められてしまいます。それは戦利品としてはではなく、「プロスティブラ」のルスキニアなら獣の王の子を宿すことが出来るからで・・・

征服した側のアルアクバルと征服された側のルスキニア。王と第二王子という立場を優先し、為政者としても善人だったので好感が持てました。そんなふたりが出会い、不器用だけど少しずつ心を通わせ、国を捨てる覚悟で相手を求め、やがて心から結ばれる。焦ったくも素敵なお話でした。

次巻はいよいよ子作り編らしいので楽しみです。

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紙の本

なかなかもどかしい

2020/12/31 16:19

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る

獣の姿を持つ王×敗国で居ない者とされていた皇子。
二人の容姿描写がしっかりしていてイメージしやすかったです。
関係がじわじわと近づいていく過程が長くて、もう少しべたべたした感じになったあとが読みたかったな。
ルスキニア(皇子)の育った環境からもなかなか言い出せないっていうのは身に付いてしまってて仕方ないんだけど、王の耳を触りたい!ってむずむずしているのが可愛かった。
話の最後の方でちょっとグロ展開な描写があるので苦手な方は注意かも。
ラブラブになってからがもう少し読みたかったな。
この方恒例、巻末の四コマは楽しかった

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2022/06/08 16:20

投稿元:ブクログ

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2021/03/07 11:22

投稿元:ブクログ

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