読割 50
電子書籍
万葉集講義 最古の歌集の素顔
著者 上野誠 著
奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。...
万葉集講義 最古の歌集の素顔
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
万葉集講義 最古の歌集の素顔 (中公新書)
商品説明
奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られるが、それははたして妥当か。古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきか。代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにする。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
『万葉集』の中の代表的な歌を紹介しながら、その実像を明らかにしてくれる貴重な一冊です!
2021/03/03 10:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、上代日本文学を専門に研究され、『古代日本の文芸空間 万葉挽歌と葬送儀礼』、『風呂で読む万葉挽歌』、『万葉びとの生活空間 歌・庭園・くらし』、『芸能伝承の民俗誌的研究 カタとココロを伝えるくふう』、『万葉にみる男の裏切り・女の嫉妬』など興味深い著作を次々に発表されている上野誠氏の作品です。同書は、奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など4516首を収める『万葉集』について書かれた書です。この『万葉集』の歌の作者は、歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚が主な人物です。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含まれています。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られますが、それははたして妥当なのかと筆者は自問自答します。また古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきかというこにも筆者は思考をめぐらします。同書は、『万葉集』の中の代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにした貴重な一冊です!
紙の本
ほんとに万葉集の講義を受けているような
2021/01/09 17:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『万葉集講義』は、国文科の教授が書いているので、
ほんとに万葉集の講義を受けているような内容です。
でもいろいろと、私にとっては新しい知見があっておもしろい。
「万葉集」という名前のいわれや、「重ね絵」という概念には、なるほどと納得。
そして万葉集はもっとも日本的であり、同時にもっとも中国的である、
という指摘には思わず膝を打ちました。
新元号を決めるときに、万葉集から採ったから日本的だとか
いばってる人がいたみたいですけどね。
日本語を書きながら、中国文化を脱しようなんてできるはずがないんですね。