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投稿者:simon.n - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまな文章で言及されるだけのことはあるすばらしい本でした。
さして厚くないですし有名なのであらすじを述べることは差し控えようと思いますが、私個人としては是非大人に読んでいただきたいです。
「大切なことは目に見えない」んですね。誰かに対して責任を持たなければならない、世間体を一定程度気にしなければならない…など、大人は要りもしない気の遣い方をしてしまうわけですが、本当に人間にとって大切なことはそんなところにはないということです。
もちろん文学作品としてもすばらしくて、最後はとても切なくなりました。
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
これほど有名な童話の翻訳として取り立てて特徴があるわけではない。しかし仏文法の「単純過去」「複合過去」の用法の違いを力説して、過去の記憶を思い出しながら、そうだったと頷く。その知識というか薀蓄がそのまま翻訳にどの程度反映されているかが肝心なところ。
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一見子供向けのように見えますが、大人向けに書かれた本だと思います。子供には難しい。挿絵はジャンプの『ピューと吹くジャガー』のジャガーさんに似ています。これがモデルだったのか。
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言わずと知れた名作。近年、訳権等の問題がクリアされ沢山の新訳が出版されました。本書はそのひとつ。友人に薦められて読みました。子どもよりも大人が読むべき本かもしれませんね。
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なんだか有名な一冊
子供の視点から見た大人の価値観を子供ってぽい星の王子さまが感じたことを表現するのだが、逆に皮肉っぽいのがいい。
大人は量をみる、子供は質をみる
大人はものを見る、子供は心をみる
王子さまといろいろな星にいる住人との対話が大人社会の価値観を不思議に感じている部分が大人への警鐘とも見える。
タイトルのかわいらしさとは裏腹にはっとしてしまう。
効率第一主義、経済第一主義になりがちな現代人は読んでおくべき。
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和訳が他の出版社より少しかたくて残念だったかも!最初から他のじっくり読み比べて買えばよかった><
けど内容は素敵で深くてちょっと悲しくてファンシーだった☆で、未だにこの内容、サン=テグジュぺリが伝えたかった事。完全には理解できてないと思う。最後まで、未だに謎を多く残すこの読み物。
だから色々と未だに研究されてずっと愛されているんだろうね。
大学の春休みか早朝、4時頃になると、いつも8CHで箱根にある「星の王子様ミュージアム」の綺麗な風景が放送
されていて、それに憧れもあって、1年の頃行ってきたけど、、彼のすべてを知らなくてよかったなあと思った。
結婚生活は、私生活は波乱万丈でうまくいってなかったんだって。
ただ、ミュージアムの中にあった本に出てくるお金に目のない会計士?や王様や可憐な薔薇、
いろーんな登場人物がリアルに再現されている彫刻?はとっても綺麗で景色も綺麗で夢の中にいるみたいだった☆☆
彼の最後はまるで、キャプテン・マンテル・ノーリターンのようだ。
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「恐るべき子供たち」と合わせて読みたい。
どちらもラストシーンが悲劇。
キツネとの「きずな」談義がシンプルで力強い。
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王子さまの「ぼくの星は小さすぎて、どこにぼくの星があるか、
君にさしてあげられないけどね。そのほうがいいさ。」
・・・この台詞から続く場面が好きです。
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間違いなく名作。子ども向けでもあり、大人向けでもある。
作者自身が偵察飛行中に地中海で消息を絶ったというのがなんとも皮肉のようであり、しかし彼も王子さまのようにどこかに旅に出たのではと思ってしまう。
満天の星のなかでバラはどうしているだろう。羊の口輪は頼りなげに、それでも巻きついているだろうか。王子は五億の泉を見上げながら、五億の滑車と綱の歌を聴いているだろうか。
満天の星のどこかに、ぼくもなじみを見つけたいと思わされた。
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新訳読み比べをしているので、その観点から。
翻訳とフランス語を生業としている方の作品です。 接続法やら複雑な過去形から成り立つフランス語を 原文に近い形で読みたければ、言語学者のものがよいかも。王子様のセリフが相手によって丁寧になったりカジュアルになったりと書き分けられているのが他にはなかった特徴かと。 文学、詩的ということに目を向けるなら小説家によるモノのほうがよいかもしれませんが、それが原文とどれだけ距離があるのかは、私には分かりません。
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子どものためのようで、大人のための本って、ことで読んでみた。
命や人のタイプについて描いた本かな。
抽象的過ぎる部分は、想像力のない私にはイメージ沸かなかった。
もう2回くらい読めばよいのか。
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星の王子さまミュージアムで購入した、平凡社の綺麗な一冊。訳者の意気込みがすごい。
大人になった今この作品を読んで、僕が恐れているのは「大人になること」だったのかなと、気づくと同時に、すこし誇らしくもある。大人になる段階の行事を、そこでの挫折を恐れているつもりだったけれど、本当は、そこでねじまがってしまうことを恐れていたんだ。そして、切り抜けた
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箱根の星の王子さまミュージアムに行って、多くの人によって翻訳がなされていることを知って、小学生の時に別の翻訳者で読んだこの本を手に取った。
小学生だった自分にはいまいちよく分からなかった本だったけれど、今は色々と分かるようになって、読んでいるうちに気づかされうことも多く、嬉しく思いながらも、少し悲しくなった。
もし、私がフランス語を読めたなら、フランス語で読んでみたいと思える一冊。
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見栄っ張りな大人をチクチクと批判する王子にもまた、独りよがりなところがあって、素直にその言葉を受け止めがたいところがあった。
自分の確認の為だけに、バラたちに対して「あなたがたのために、だれも死のうなんて思わないよ」なんて言葉を投げかけてしまうところは特に、自分の周囲のものしか見えていない感じで引っかかる。
ただ一方で、「自分がなじみになるものしか、人は知ることはない」や「ぼくはぼくの花に対して責任がある」といった言葉から伝わる誠実さを考えたとき、納得できないと思った事柄もストンと胸に落とし込ませた気がした。
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★SIST読書マラソン2015推薦図書★
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