異世界の獣人王と癒やしの花嫁～不思議なベビーと三人幸せ育児生活～【honto限定特別版】(イラスト付き)

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

両親を亡くし伯父に特殊能力を強要され不遇な医大生が、狼の獣人の赤ちゃんに異世界召喚される。
狼族の第二王子は異世界からの花嫁を得て大陸統一を生まれた時に予言されていて…。

伯父達に抑圧されて来た受けは自己主張が苦手だし、攻めは予言の花嫁を前面に出しての照れから誤解を生む言動をするしでなかなか気持ちが通じ合わないが、兄王の赤ちゃんが色々な意味でキーマンとなる。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

異世界トリップ系BLファンタジーです。

ネタバレがあります。

●狼族の国ガイストの王子でルルの世話をしながら兄王を支える攻め・ガーシュ
●傷を癒やす力を持つ21歳医大生の受け・高原優真（ユーマ）
●狼族の国ガイストの国王でルルの父・セルシュ
● 異世界にトリップする力を持つ「フリューア」でありガーシュの甥で国王の一人息子・ルル

狼族の国ガイストの第二王子として生まれたガーシュは、誕生して名付けの儀式のときに司祭長から神託を受けます。それは「異世界から花嫁を迎えて子をもうけ、大陸フラウデルを統一する覇者となるであろう」と。そして時が過ぎ、ルルによって異世界から花嫁となる優真が現れて・・・

両親を亡くし伯父のもとで育てられ、傷を癒やす力を金儲けに使われていた医大生の優真が、異世界でガーシュの花嫁となり幸せになるお話です。

神託のとおり獅子族と覇権争い？とハラハラしますが、基本的にはルルの子育てや優真とガーシュが結ばれる過程がメインなのでご安心ください。意思を伝えることが苦手だった優真が、恋心を育てながら変わっていく様子がよかったです。

またガーシュの育メンぶりが素晴らしく、国王夫婦に代わってルルの世話に奮闘したことをルルから語られるシーンは泣かされました。

ただ残念だったのが、子どもを授かったことがわかるシーンがなかったことです。優真は「産めるものなら産みたいな」と言っていたので、授かったとわかったときの反応やガーシュたちの様子なども読みたかったー！