紙の本
『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』
2021/09/06 19:08
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「わかった」と言って休ませてあげること
「もう少しがんばってみよう」はNGワード
自身も不登校だった著者が20年にわたる取材と経験をもとに導き出した、学校に行きたがらない子どもに対する実践的なノウハウを詰め込んだ一冊
《子どもは親が笑っている顔が好きですし、それだけで安心なんです。》p.31
《子どもに見られる代表的なSOSは、「体調不良」「食欲不振」「情緒不安定」「宿題が手に付かない」「不眠」の5つです。》p.40
《学校を休み始めた瞬間から、心の回復が始まります。……子どもにとっては、学校へ行かないことによって、一番の危機を脱したことになります。》p.69
著者は『不登校新聞』の編集長、代表理事
中学2年から不登校になってフリースクールに通い、19歳で『不登校新聞』のスタッフとなって現在に至る
汐見稔幸(教育学・保育学・育児学)、川上量生(角川ドワンゴ学園理事)との対談も収録
ちなみに汐見は「自己肯定感」を1980年代前半に初めて言い出したとのこと
言葉がひとり歩きしてしまい、自分では使うのをやめたという
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NGワードも紹介されている
2023/06/29 11:58
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は中学2年で不登校になった「不登校新聞」編集長。
自分自身の体験や当事者への取材経験を踏まえて、「学校に行きたくない」という子どもとの接し方を助言している。SOSやNGワードも紹介されているので、参考にしたい。
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登校拒否にどのように対処する?
2021/10/17 16:39
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「学校に行きたくない」と子供が言う時は、もう心の淵がギリギリ溢れてしまう時なのだから、親はそして大人は、「わかった。休んでいいよ。」と言ってあげなくてはいけない。大切なことは、自分を大切にすることであり、世間体や世の中の常識ではない。
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当たり前
2021/10/03 13:23
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投稿者:はまち - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たり前のことでした。
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不登校だった著者が、不登校である子供についてのノウハウを語った本。
何はともあれ、子供が学校に行きたくない理由が本人にも分からないことがあることが驚き。
あと、学校に行きたくないと子供に言われた場合、本人は勇気を出して言っているのだから、真摯に受け止めて2週間程度休ませてあげるのが正解というのも驚き。
対処って難しい。
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とりあえず雑談…はしているから子どもを信じて日々を楽しもうってことですね。N高が気になったので調べようと思いました。
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小5の長女がコロナ分散登校辺りからちょいちょい学校を休む様になった。理由を聞くが、「食欲ない」や「お腹痛い」など。学校が嫌な大きな理由は無い様、妻がスクールカウンセラーに連れていくが、取り立てて問題ないようだ。私も最初は不安やイライラしていたが、無理に行けと言う方が良くないと言うことを聞き、暖かく見守ることに、が親としてはどうするのが良いのか情報を得たく手に取る。なるほどと思うような内容も多く、助けになった。
■学び
子供は雑談したがっている
会話を誘導しない、オウム返し
子供は親の笑顔が好き
学校を休みたいと言ったら休ませる
数日休むと学校に行きたくなるし、こまめに休んだ方が深刻になりにくい
子供扱いしないで信頼する
N高等学校
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不登校のためのお助け本かと思ったけど、子供への接し方マニュアルって感じ。
小学生の親で、一度でも子供に怒鳴ったり怒って泣かせたりしたことある人は絶対に読むべき。
うちはまだ不登校ではないけれど、子供への接し方を改めようと強く感じました
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不登校になり初めの方へのバイブルという感じです。最後にN高の川上さんとの対談があり、学校の様子を感じることが出来るので、興味のある方にはオススメです!
私も知識を入れる事で不安がかなり軽くなりました。不登校で悩んでる方にはオススメだと思います。
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私の子供たちは今のところ不登校ではないが、コロナ明けの一昨年、娘が「学校に行きたくない」と言って泣いていた時期があった。話を聞き、スクールカウンセラーをお願いし、担任の先生にも相談し、なんとか学校に通い続け、今ではすっかりその頃のことを忘れているくらい学校を楽しんでいる。
今でもあの時の親としての対応が「大丈夫」だったかはわからない。
子供というのはある朝突然「学校に行きたくない」と言い出す。「え!?今それ言う?今日私は大事な用事があるのに?あと10分で家を出ないといけないのに?昨日の夜はテレビ見て笑ってたのに?どうして時間のある夜の間に相談してくれなかったの?」とパニックになった。そして「とりあえず、今日は行かない?」と行かせてしまった。
実際に学校に行きたがらない状況が続くと、親も動揺し、何が原因なのか、どうしたらいいのか、わからないことが多すぎて本当に困ってしまった。おそらく子供が1番困っていたのだと思う。
そんな時に慌ててしまわないように、この本を読んでおくのがいいと思った。
>「学校に行きたくない」と子どもが言った時に親ができることは何か。まずやることは、ただひとつです。「わかった」と言って休ませてあげてください。行きたくないという主張を丸ごと受け止めてほしいのです。なぜならば不登校でも大丈夫だ、と私は思っているからです。
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今思えば、息子が小学校で登校しぶりしてくれて良かったなと思えます。
辛いの溜め込んで我慢して、自分を殺して生きて行くよりはあーだこーだ言える方がいい。
パートどうしようと悩んだけど、専業主婦でもなんとかなってる、楽に息子と接していられるから良かった。
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https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201212.html
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川上量生氏との対談から、
「今の学校教育が多様性を許していないというのが、不登校の根本的な原因だと思っています。」
汐見稔幸氏との対談から、
「実際には学びの本来の姿はどういうことなのかを探究しているところが、フリースクールなんですよ。」
教室に集団で集まって教育を受け、クラスの人間と“一緒に”“仲良く”を半ば強制する学校のスタイルへの依存が変わっていく事を願っています。
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わたしの子どもはまだ赤ちゃんだけど
ずいぶん早い予習のつもりで読みました。
わたしは不登校こそしなかったけど
小学校も中学校も嫌いでいつも行きたくなかったので、我が子はどうなるかと今からドキドキしています。
(子どものための予習のつもりなのに、自分が当時つらかった理由をこの本に探してしまうのは良くないなとは思いました。)
要は親にできることは
子どもを信じる
休みたいときは休ませる
雑談をする
逃げ道を用意する
そんな感じかと思います。
いまは、そんなことは当たり前にできるでしょと思ってしまいますが、当事者になると意外と焦っちゃったり、夫と足並みが揃わずケンカしちゃったりするのでしょう。
何かあったらもう一度この本に戻って来れるようにしたいですね。
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1番、刺さったのは
N高の川上さんの言葉でした。
「公立の小中は多様性を学ぶ上で良かったが
高校は偏差値で輪切りにされて
似たような人が集まるのであまり意味がなかった」
わたしの感覚は全く逆でした。
小中ではかなりの多様性の中でクラスカーストができ、どうしても下の方に来てしまいつらい思いをしましたが、高校・大学・就職と進むにつれ、意見の近い人たちだけが集まってきて、クラスメートがどんどんとフラットになっていき、生きやすくなったと感じていました。
狭い世界を生きていると指摘されているようで、ドキッとしました。
親として子どもに見せている生き方にも考え及ぶものでした。
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優しく寄り添う本でした。
学校だけが全てじゃないことや学校に行かなくても別の道があることを頭ではわかっているつもりでも、「学校に行きたくない」と言われた時に、「行かなくていいよ」と言ってあげる勇気がない。
ただ「この子が学校に行かない。だから私はつらい。」と思う気持ちは事実だしなくせないけど、学校に行かない子にも理由があって、もしかしたらツライ思いをしているかもしれないことは忘れないでいたいなと思います。