紙の本
どれもおいしそう
2023/02/07 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんなお店でランチを提供するぶたぶたさん。
中の一編「さいかいの日」にこんな描写がある。
「なんとなく、自分がきっかけを待っているのを感じていた、だがそれは危険なことなようにも思える。自分のことは自分で決めないといけない。それは重々承知なのだが、それでもすがれるものにはすがりたい、という程度には心が弱い」
絵に描いたような鬱状態を抜けて、でもまだ次の一歩が踏み出せずにいる。そんな心理を上手く表現していると思う。
紙の本
コロナ禍でもめげない
2022/01/01 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぶたぶたさんと言えばお料理上手で美味しいものでみんなを元気づけてきましたが、今回はあまり料理をしている姿が出てきません。
自分のお店がコロナ禍で休業中。その間、別の仕事をしながら再起を図っている感じです。
オンライン授業で孤独ストレス中にある大学生、リモートワークで食事が疎かになっている会社員、ぶたぶたさんとの出会いや交流で勇気を貰ったり、ほっこり温かい気分にしてくれます。
紙の本
コロナ下で奮闘するぶたぶたさん
2022/10/06 12:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぬいぐるみでもあるぶたぶたさん。今回はコロナ下で、お店を一時お休みすることにしたぶたぶたさんが、同じような境遇の飲食店で美味しいごはんを食べるお話でした。いつもながらに初見で見る人たちは、ぶたぶたさんに驚きますが、ごはんを食べながら会話することで、コロナで色々できなくなったことを忘れてちょっと前向きになれているところが良かったです。ぶたぶたさんも、色んな飲食店ががんばっていることを、ごはんを食べることで知って、お店の再開するための勇気をもらっているようにも見えました。ぶたぶたさんのお子さんが、お昼ご飯を作って、ぶたぶたさんに届けてあげるお話が、一番ほっこりしました。
電子書籍
7通り
2022/11/09 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍のさなか、七通りのランチタイムです。大学生だったり、会社員が出てきたり、リモートワークしています。このシリーズモノは、読後感が良くて、ほっこりあたたかくなりますが、今巻はそれほどでも。あまり料理シーンないから?
投稿元:
レビューを見る
コロナ禍でのぶたぶたさん。
なかなか、背負った荷物の重たさも感じさせてくれる今作でした。
ラストシーンにホッとして、早く、この日常が戻ってくることを願います。
投稿元:
レビューを見る
20代の頃はいつも腹ペコだった記憶があって、味はともかくとして安くて量の多い食事を好んで食べていた。30代、40代は仕事も忙しくて息子も生まれて、とにかくバワーのつく食事をとっていたような気がする。
そして50代も後半になった今は、量は少なくて良いので自分が美味しいと感じるものをゆっくりと味わうことを優先するようになってきた。年齢とともにあっさりとしたものを好むようになり、時間にも余裕が出来てきたからだとは思うが、何よりも5年前に長らく刷っていたタバコを止めたのが大きい。
それまでも食いしん坊で色々なものを食べてきたが、タバコを止めてからは味覚がガラッと変わり、少し大げさな言い方をすると何を食べても味の深さを感じるようになってきた。例えて言うならば、常にコントラストが弱くてボンヤリとした写真を見ていたものが、グッとコントラストが増して色彩も強調された写真を見るような感じだろうか。いや、逆に分かりにくいか。
いずれにしても還暦を前にして食いしん坊に拍車がかかった私は、高級な食材を求めるグルメとは対局にありながらも、身の丈に合った美味しいものを探す「孤独のグルメ」のようにささやかな贅沢をするようにしている。だからこそ、夜の会食を控えるべき昨今では、ランチタイムのひとときをとても楽しみにしている。
矢崎存美さんの書かれた「ランチタイムのぶたぶた (光文社文庫)」は、本作で34冊目というとても息の長いシリーズものだ。私も一冊目からすべて読ませていただいているが、主人公がぬいぐるみで、それなのに中身(?)は渋い声の中年の男性で、その時々で職業が変わるという非常に多様性に富んだシリーズだ。
今回の一冊はランチタイムがテーマ。一人暮らしの大学生がリモート授業のために人と接することがなくなったが、突然現れたぶたぶたとランチを一緒に食べることで徐々に元気を取り戻していく。また、スーパーで働く女性が家族のお弁当の残りを爆弾おにぎりにして職場に持っていくと、休憩時間に休憩場所でぬいぐるみのぶたぶたと思いがけず話をすることになり、思い悩んでいたことが徐々に自分の中で解決していく。さらに、お母さんが風邪で具合の悪くなった6才の女の子が、一人で買い物に出かけてしまうが、そこでぶたぶたに出会って素敵なお弁当を作ってしまう。
そんなランチタイムをテーマにした素敵な短編7作が一冊になっており、最後に全ての短編がふんわりとひとつにつながっていく。いつもながら「ぶたぶた」が主人公なのではなく、「ぶたぶたと関わった人々」が主人公となっている短編集だ。
今回はそれぞれの短編のなかで美味しそうなランチが登場していて、読みながらお腹がグーっとなってしまうことが多々あった。食いしん坊の私には目に毒なのだが、それでもこういうお店があったり、こういうお弁当を食べたりできると良いなと思うような内容ばかりだった。ほんわかと心温まるシリーズの心温まる最新作は、ランチタイムの楽しさをも教えてくれる一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】寝落ちの神様/ぶたにくざんまい/助けに来てくれた人/ぶたぶたのお弁当/相席の思い出/さいかいの日/日曜日の朝
コロナ禍の日常生活にくたびれた人たちが、ぶたぶたに出会って、心機一転歩きだす元気をもらう話。現在進行形の問題だけに、一人一人の気持ちがリアルに迫ってくる。
投稿元:
レビューを見る
身近なお料理が並ぶので、素直に美味しそう…と思いながら読めました。ここ数年の世情も取り入れ、ぶたぶたさんも苦境の中にあるようですが、再開の話が出てきほっとしました。
投稿元:
レビューを見る
ぶたぶたさんシリーズ。ランチタイムにぶたぶたさんと出会った人たちの物語。ある時はお弁当を持ってきてくれたり、お店で相席したり、一緒にお弁当を作ってくれたり。ランチタイムに現れるぶたぶたさんと美味しい食べ物で癒される。
コロナの事にも触れていて、珍しく辛そうなぶたぶたさんの姿も見られる。
投稿元:
レビューを見る
コロナ禍でぶたぶたさんのイタリアンレストランを始め、飲食店の苦労が伺える。ぶたぶたさんのレストランも一時休業して、スーパーでの仕事をしたりと。二人の娘さんがぶたぶたさんの為に弁当を作って届ける健気な姿に微笑ましい。そして、イタリアンレストランも規模を縮小してではあるけど再開できてよかった。ローストポークは旨そうだけど、作ってるのはぶたぶたさんだっけ。2022年、コロナが拡散しているけど、早く終息して飲食店が元の活気を取り戻して欲しいものだ。
投稿元:
レビューを見る
コロナ禍で休業中の飲食店の話が複数あるので、『ちょっと今は…』という方はご注意を。
いつも通りの穏やかで優しい雰囲気が流れています。
娘さん達の登場は、嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
ぶたぶたさん、コロナとかかからないんだ! すごい! 最強!w
ぶたぶたさんだっていうだけですごいし料理も上手いのもすごいけどいろいろすごい!w
そしていつもぶたぶたさんとのファーストコンタクト時の表現に笑ってしまうw
ぶたぶたさんのお店行ってごはんとか食べたい
ぶたぶたさんのお弁当食べたい
ぶたぶたさんとお友達になりたい
投稿元:
レビューを見る
完全なコロナ禍のぶたぶたさん。
完全なコロナ禍だからこそ、今まで以上にぶたぶたさんが身近に思えて、読んでいてニヤニヤしてしまう場面も。
コロナ禍でマスクをしていてよかったなーと思うバスの中でした(笑)
こんな感覚、自分だけではないんだよね。。と、再認識をしたお話もありました。
再認識をしたことで、救われたような感覚。
ああ、やっぱり、ぶたぶたさんはカウンセリングみたいなものだなー。。
自分の前にもぜひとも!現れてほしいものだ。。
投稿元:
レビューを見る
コロナ化のランチってなんてわびしいんだろうって思っていたけどそこにぶたぶたが加わるとなんて和むんだろうって思いながら読み進んじゃいました。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず美味しそうな描写だなあ笑
ご飯を食べるぶたぶたというのもまた良いですね。何作読んでも飽きない、不思議な物語。