安達としまむら10
著者 入間人間(著者) , raemz(イラスト) , のん(キャラクターデザイン)
私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。「あーだち」 跳ね起きる。「おぉでっ」 派手に後退した私を見て、しまむらが目を...
安達としまむら10
商品説明
私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。「あーだち」 跳ね起きる。「おぉでっ」 派手に後退した私を見て、しまむらが目を丸くした。両手をおどけるように上げる。下りて目にかかる髪を払いながら、左右を見回して、ああそうだと理解していく。マンションに移り住んだのだった。二人きりなのか、これからずっと。「よ、よろしくお願いします」「こっちもいっぱいお願いしちゃうので、覚悟しといてね」 私の世界はしまむらですべてが出来上がっていて、これからの未来になにも不安などないのだ。
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しまむらの想い
2023/10/18 03:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。かなり短いものから、内容的に重要なものまで様々。総じて、しまむらから安達へ向けた想いの深さの補完的エピソードが目立ちます。
しまむらと接する中で第二の安達が生まれた、という考え方は、突飛なようでいて、考えれば考えるほどしっくりきます。安達の真っ直ぐさは生まれたて故の純粋さ。ちょうど小学生時代のしまむら自身のように。
しまむらにとっては、安達はあまり共通点がないことからこそ一緒にいたいと思える存在で、まあ、うんめーなのかもしれませんね。
2人の同居と決断
2021/09/30 23:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
安達と島村の百合な物語。本編は既に完結していて、後日談になるらしい。2人は同居することとなり、実家からの巣立ちの前後が主に描かれる。何より印象深いのは島村と樽見の別離シーンでしょうか。樽見の真意など、ある程度は予想されたこととはいえ、なかなかに辛いシーンが続く。だが、島村は自分の選択した道を歩み始めるが、そこは居心地良さそうなふわふわした世界。本当に2人は想いを寄せ合っているのだなと感じる。この後日談はまだ続くらしく、ゆるふわな世界をまだ楽しめると思うと嬉しい。次巻の刊行が待ち遠しい。
読んできた甲斐あり
2021/09/22 08:27
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投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻を読んで、このシリーズを読んできた甲斐があったと思いました。あと、二巻。どんな結末になるのか楽しみです。