電子書籍
上達論
「まず基本を身につけよう」この言葉に呪縛されて、どれだけ多くの才能が芽を吹かずに枯れていったか――下手がやみくもに基本練習を繰り返しても、かえって下手を植え付け「未知への...
上達論
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
上達論 基本を基本から検討する
商品説明
「まず基本を身につけよう」この言葉に呪縛されて、どれだけ多くの才能が芽を吹かずに枯れていったか――下手がやみくもに基本練習を繰り返しても、かえって下手を植え付け「未知への対応力」を鈍らせてしまう。そして、基本の「意味」を認識し、「意義」を体現できている指導者が壊滅状態にある今、他人に基本をひたすら繰り返させるのは、本来恐ろしい行為である。だが、世間では「基本が大事」と言って止まない。「基本信仰」こそ思考停止社会の元凶である。武術の探求者・甲野善紀の武術には「基本」がない。学ぶ側は、やみくもに頑張るのではなく、その瞬間瞬間の対応を迫られる。わかることに意味はなく、創造しできるようになる工夫をし続ける。本書では、甲野を観察し一から独自の理論と稽古法を構築して一流の格闘家からも驚かれる技を身につけた方条遼雨のユニークな上達論と、それをめぐる二人の対論で「上達の原理」を解き明かす。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
臍の下辺りの力……、うぅ。
2022/11/10 22:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨宮司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は体育の授業が嫌いだ。水泳以外は。特に武道の類は虫酸が走るほど嫌で、対戦でもロクな結果になったことがない。そもそも、「丹田に力を入れる」とか、「臍の下辺りに力を入れる」とか言われても、どこに力を入れていいのかさっぱり解からない。結果として、適当な辺りに力を入れて、この本で言うところの「遠回り」をしてしまうことになる。剣道の「腋の下に卵を挟むつもりで」なんかも解からない。授業時間をフイにしたことになる。この本に、それくらいの年頃に出合いたかった。試行錯誤ができただろうから。結論は弱いが、重要なことを指摘していて、それを読むだけの価値はある。
紙の本
基本を振り返られる
2020/08/20 23:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本が大事というが、本書はそれに対しての疑問から入る。
序盤に指導者側と教わる側のズレの話もでてくる。
著者のたとえがわかりやすくて、それに対する説明も項目内で説明してくれるので、ちんぷんかんぷんにはなりづらいだろう。
この本は武術に関する本ではあるが、ほかもの物事にも通ずることが書いてあり、置き換えることで様々なことに応用が利くのではないかと思われる。
紙の本
手厳しい内容だけど、じゃあどうするの。
2020/02/16 12:19
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は耳に痛い手厳しことが書かれてあり、ある意味で拍手!だけど、そこで尻切れトンボのようで、じゃあどうするのというのがない。批判で終わっているような気がする。著者の場合には、こういう風にしているとかそういったことが書かれていないので、批判的な内容で終わっていると思う。
甲野氏の場合には、基本がないので自由といえば自由だが、その都度手の形ややり方が変わって対処療法的な感じがしてあまり好感が持てない。黒田鉄山氏をはじめ他武道の方々であれば、一本筋が入ってそこからの変化応用となるけど甲野氏の場合にはその辺りが違うので好意がもてない。