イッセー尾形のナマ本(巻参)幸せ家族編(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。イッセー尾形の読む演劇シリーズ第3...
イッセー尾形のナマ本(巻参)幸せ家族編(小学館文庫)
商品説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
イッセー尾形の読む演劇シリーズ第3弾! NY、ロンドンをはじめ海外ライブで称賛された「幸せ家族・ハワイ編」を中心に、最新作「大工」「ホームレス」「悪徳商法」から、渋谷ジァンジァンでのみ限定上演の「紅白歌合戦」「離婚した婿」までを完全活字化。理想の家庭をめざし悪戦苦闘するお父さんたちのおもしろくも哀しい姿が、ビジュアルな行間から浮かび上がってくる。イッセー尾形描き下ろしのイラスト多数。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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お父さんはなぁ、がんばってるんだぞ!
2000/11/30 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『イッセー尾形のナマ本』が快調に飛ばしている。今回は「幸せ家族編」。
『(巻壱)深夜生活編』『(巻弐)サラリーマン編』では、「バーテン」「サラリーマン」というイッセー尾形にしてみると現実ではよその世界のことを扱ったわけだけれど、今回の「幸せ家族編」では「父親」という現実に彼が体感している(当事者である)世界を扱っているので、笑いの中にもことさら悲哀が感じられた。「こんなオヤジ…いるよなぁ」が満載。
つい最近になって初めてイッセー尾形の舞台を観る機会があった。ほんとのほんとに「一人」芝居だった。小道具などもほとんどなくてシンプルきわまりないのだが、そこには海水浴客でごった返す浜辺の風景があったり、人通りの激しい大通りがあったりと、そう、まじまじと見えるんだ。そんな風景の中のほんのヒトコマをスポイドでちゅっと吸い取ってお客に見せてくれる。これがたまらなくおかしい。
「ナマ舞台」が一番だが、この「ナマ本」もなかなか負けちゃいない。風景見えますよ。セリフをしゃべらない登場人物が走り回りますよ。おもろいよ〜。
桜が満開になっている中で上を見上げて「あぁ、いいなぁ」と思う満足感と、桜の蕾が開きかけたのを見て且つその桜が満開になっているのを想像して「あぁ、いいなぁ」と思う満足感。満足感にも色々あるものだ。
イッセー尾形の一人芝居は「桜の蕾」だと思う。見たこともないような見事な花を咲かせてくれる。