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国民食の履歴書
著者 魚柄仁之助
子どもも大人も大好物のカレーのとろみがついたルーは、インド本場のサラッとした汁カレーがどうやって変わってできあがったのか。イギリス・ウスター生まれのソース、フランス伝来の...
国民食の履歴書
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国民食の履歴書 カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが
商品説明
子どもも大人も大好物のカレーのとろみがついたルーは、インド本場のサラッとした汁カレーがどうやって変わってできあがったのか。
イギリス・ウスター生まれのソース、フランス伝来のマヨネーズも、どんなルートをたどって現在の「和風調味料」に変身したのか。
中国大陸から渡ってきた餃子が「日本各地の餃子」に変身する過程を解明し、「おふくろの味」「手料理」神話の代表=肉じゃがの「戦前から食卓にのぼっていた」イメージを実証的にくつがえす。「肉じゃが」が初めて雑誌に登場したのは、敗戦後の1950年、しかもレシピではなく街レポでの紹介だったのだ!
「食の鑑識家」が明治の文明開化から現在までの家庭雑誌・料理雑誌を徹底的に渉猟してレシピどおりに実作して、食べて、経験豊かな舌で味を分析する。そして、通説とされている輸入史・生育歴に疑問やときにはダメ出しを加える。
鑑識ぶりも、徹頭徹尾、実証主義。「カレー、餃子、肉じゃがの国民食トリオ」が生まれ育った歴史を知る格好の食文化論。
目次
- まえがき
- 第1章 日本のカレー
- 1 洋食調味料「御三家」と日本人
- 仁義なき日本のカレー・無手勝流
- 2 鮑のカレー
- 3 まずは漆椀のカレー、和食だけに……
- カレー煮
- カレー椀
- 4 油揚げライスカレー
- 5 身欠きニシンカレー
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紙の本
おふくろの味ってさ
2023/03/23 09:40
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本場中国では水餃子が食べられ、日本では焼き餃子。これは食文化の常識で語られるが、日本で中国発祥の餃子を食べるようになったのはいつからか?
玄人(料理人や研究家)、素人(主婦や趣味人)それぞれに向けられたレシピ本を掘り起こし、自ら調理しながら、日本のポピュラーな食品の由来を楽しく解説。
それにしてもウスターソースを醤油で作るってなんだろう?
肉じゃががおふくろの味ってのはやっぱりズレた意見なんだ。