紙の本
おふくろの味ってさ
2023/03/23 09:40
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本場中国では水餃子が食べられ、日本では焼き餃子。これは食文化の常識で語られるが、日本で中国発祥の餃子を食べるようになったのはいつからか?
玄人(料理人や研究家)、素人(主婦や趣味人)それぞれに向けられたレシピ本を掘り起こし、自ら調理しながら、日本のポピュラーな食品の由来を楽しく解説。
それにしてもウスターソースを醤油で作るってなんだろう?
肉じゃががおふくろの味ってのはやっぱりズレた意見なんだ。
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カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが
どれも日本人にとって欠かせない食材や料理で
す。
これらが海外から日本に入ってきたのちに、ど
のような形で日本人に紹介され、どのような歴
史を辿って現在の形になったのか。
当時の料理本のレシピ集などから解き明かしま
す。
餃子は戦後の戦地引揚者が中国で食べたものを
全国に広めたというのが定説ですが、古い料理
本では戦前からその作り方が紹介されているの
が分かります。
肉じゃがも然りです。
東郷平八郎が最初に作ったと言われていますが、
どうやら違うらしいです。
食のルーツを証拠と共に解き明かす一冊です。
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披露する事は無い雑学、昨晩はカレーライスで本日昼はカレーうどん。確かに日々の生活に入り込んでいるメニューばかりだ。
作りながら、ふと思い出すのにちょうど良いネタかも、レシピはクックパッドを使うけど。
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◆洋食調味料「御三家」と日本人◆
人に履歴書があるように、食にも履歴書があります。イギリス・ウスター生まれのソース、フランス伝来のマヨネーズも、どんなルートをたどって現在の「和風調味料」に変身したのか、カレー・餃子・肉じゃがの国民食トリオの生まれ育った歴史を知ることができます。明治から昭和にかけての雑誌に掲載されたレシピが載っているので、作ってみるのも良いですね。「私失敗しないのでマヨネーズ」のレシピはお勧めです。
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第1章 日本のカレー
第2章 日本のマヨネーズ
第3章 日本のソース
第4章 日本の餃子
第5章 肉じゃがの歴史
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29658033
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カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが。日本人が好む国民食と言っても良い調味料や料理は、いつ、どのようにして生まれたのかを探った本。餃子は戦前からあった、ソースは西洋の醤油として使われてきた、などの発見がある。中でも、肉じゃがが戦後の料理だという指摘には驚いた。おふくろの味、などと言われるが、それは1970年代にマスコミが発信した虚像だったらしい。食文化は伝説化しやすい。その意味で、ルーツを探ったこの本には価値がある。
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焼き餃子が日本で実は大正時代から食べられていたとか肉じゃがは実態はともかく名称としては昔からある料理ではないとか、そういう意外な話しがおもしろい。