- 販売開始日: 2022/02/25
- 出版社: 吉川弘文館
- ISBN:978-4-642-05808-7
新田一族の中世
著者 田中大喜
上野(こうずけ)国を本拠とした義国流清和源氏の新田(にった)氏。同族の足利氏とは歴然とした家格の違いがありながら、『太平記』では「源家嫡流の名家」として描かれたのはなぜか...
新田一族の中世
商品説明
上野(こうずけ)国を本拠とした義国流清和源氏の新田(にった)氏。同族の足利氏とは歴然とした家格の違いがありながら、『太平記』では「源家嫡流の名家」として描かれたのはなぜか。新田氏の成立から足利一門としての雌伏(しふく)の時代、そして足利氏との対立を経て「武家の棟梁」として誕生するまでの足跡を辿り一族の実像に迫る。『太平記』に秘められた足利氏の思惑にも言及。
目次
- 『太平記』のなかの新田氏―プロローグ/新田氏の成立(成立前史/新田氏成立の政治史)/雌伏の時代(鎌倉幕府の成立と新田氏/新田本宗家と足利氏―足利一門への歩み(1)/里見氏・山名氏・世良田氏と足利氏―足利一門への歩み(2))/地域権力としての姿(新田氏の軍事的テリトリーをたどる/新田氏の求心力を探る)/「武家の棟梁」新田氏の誕生(新田氏の自立/越前に描いた夢/義興と義宗の挑戦)/『太平記』の刻印―エピローグ
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新田氏は無位無官だった
2022/03/17 21:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
足利尊氏と新田義貞は、源氏嫡流の座を争ったライバルだったのだろうか、鎌倉幕府の中で足利氏は御家人の中で清和源氏の最高位だったのに対して、新田氏は無位無官だったことを考えると、足利尊氏は自分の値打ちを高めるために新田氏をライバルとして持ち上げたのかもしれない、星飛雄馬に対する花形満のように
足利氏の一門として
2022/02/11 16:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新田氏が歴史の流れのなかで、足利家の一分家となり、後世、武家の棟梁とされたのかの研究。
新田家が足利家の後塵を拝していく、平安後期~鎌倉期の分析は緻密で、史料の限界がありながらも、リアリティがあると感じられた。
徳川家が新田一族を称したのも興味深い。