ルンガ沖夜戦
著者 半藤一利(著)
太平洋戦争を通じて日本海軍が完勝した最後の海戦「ルンガ沖夜戦」の実態とは? 開戦からの半年間、快進撃を続けてきた日本海軍は珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦で大敗を喫し、その主...
ルンガ沖夜戦
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商品説明
太平洋戦争を通じて日本海軍が完勝した最後の海戦「ルンガ沖夜戦」の実態とは? 開戦からの半年間、快進撃を続けてきた日本海軍は珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦で大敗を喫し、その主力を失った。一方、米軍は海兵隊を中心に大規模な反攻作戦を強行。日本軍は敗退を繰り返し、ソロモン諸島のガダルカナル島が日本軍の再反攻拠点として残されるのみとなる。そのガ島も、航空基地を作るために送り込まれた日本軍の設営隊が、駆逐艦から輸送される物資によってなんとか生き延びているという有様であった。昭和17年11月30日夜、ガ島近海のルンガ沖で日本の水雷艦隊と米重巡洋艦隊が遭遇する。艦の大きさ、装備、数のどれをとってもはるかに劣る日本軍の駆逐艦が、巡洋艦5隻と駆逐艦6隻の米大艦隊に魚雷戦を挑んだ。この間わずか16分であった・・・・・・。本書は、圧倒的な劣勢のなかで奇蹟的かつ鮮やかな勝利を収めた“駆逐艦乗りに捧げる鎮魂歌”である。
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日本海軍最後の大勝利
2005/12/19 16:54
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和17年後半は、ガダルカナル島での日米両軍の攻防戦が熾烈を極めた。海上では、制空制海権を握った米軍に、日本側輸送船団は狙い撃ちにされ、日本軍守備隊の物資の欠乏は深刻だった。鈍足の輸送船に代わって、高速の駆逐艦に物資を積み込み、敵航空機の飛ばない夜間に輸送を済ませることが考案されたのも仕方のないことだった。
昭和17年11月、月のない夜に、補給物資を積み込んだ第二水雷戦隊8隻の駆逐艦は、ガダルカナル島に接近していた。
いち早くレーダーで日本艦隊を捕捉した米艦隊はこれを叩くべく、戦闘準備を整えてこっそりと接近する。
米艦隊の動きを知らない8隻の駆逐艦は、島に接近すると無防備にも微速からほぼ停止状態に入り、物資の陸揚げ準備に入った。しかも、物資積み込みのため、各艦は魚雷の半数を陸に残してきていた。
手ぐすね引く米艦隊は、1万トン級の重巡洋艦4隻を中心とする11隻の艦隊である。勝敗は戦う前から決したも同然だった。
・・・ところが、なんということか、戦端が開かれるや、16分間で米艦隊は重巡洋艦1隻沈没、3隻再起不能の大破、残存艦も逃走してしまったのである。
大逆転の日本艦隊大勝利である。何が起こったのか。本書のクライマックスだ。
日本側の損害は?ところで物資の輸送はどうなった?
本書は、高らかに勝利を謳い上げるだけではない。明暗きちんと書かれている。
通常、海戦史では、戦艦や空母機動部隊といった攻撃力に優れた大型艦の活躍にスポットライトが当たる。
本書は、補助艦艇を代表する駆逐艦(水雷戦隊)に焦点を当てた「海の男」たちの物語でもある。
良いですね
2024/11/29 16:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラム缶輸送は駆逐艦に向いてないそうです。切り札の魚雷搭載数が減るそうです。いつ敵の攻撃を受けるか分からないが、ガ島で飢えている味方の為に、鼠輸送をやらねばならなかった。悲惨です。
小説
2024/11/24 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
編集者時代に書かれたものを再編したそうだが校正を専門家に依頼し正確を期したようであるが内容は小説となっている。実態はどのようなものだったか想像させられる。