- 販売開始日: 2022/05/01
- 出版社: 勁草書房
- ISBN:978-4-326-45126-5
神と自然と憲法と
著者 長谷部 恭男
勁草書房編集部webサイトでの連載エッセイ「憲法学の散歩道」20回分に書下ろし2篇を加えたもの。思考の根を深く広く伸ばすために、憲法学の思想的淵源を遡るだけでなく、その根...
神と自然と憲法と
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商品説明
勁草書房編集部webサイトでの連載エッセイ「憲法学の散歩道」20回分に書下ろし2篇を加えたもの。思考の根を深く広く伸ばすために、憲法学の思想的淵源を遡るだけでなく、その根本にある「神あるいは人民」は実在するのか、それとも説明の道具として措定されているだけなのかといった憲法学の領域に関わる本質的な問いへ誘う。
目次
- 第I部 現実感覚から「どちらでもよいこと」へ
- 1 現実感覚
- 2 戦わない立憲主義
- 3 通信の秘密
- 4 ルソー『社会契約論』における伝統的諸要素について
- 5 宗教上の教義に関する紛争と占有の訴え
- 6 二重効果理論の末裔
- 7 自然法と呼ばれるものについて
- 8 「どちらでもよいこと」に関するトマジウスの闘争
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憲法を意識しつつ、いろんな視点を加えると何だか不思議な事が見えてくる
2022/05/15 10:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
勁草書房編集部webサイトでの連載エッセイ「憲法学の散歩道」20回分に書き下ろし2篇を加えた本書。自然法と呼ばれるもの、神の存在の証明と措定…。憲法学の本道を外れて、気の向くままにいろいろな杣道を歩きつつ、憲法学の領域という根本問題を論じる。「法学(法哲学を含む)とは一生をかけるに足りる学問か」という疑念を抱かない法学者はいないと思われる。古典のもつ思想の破壊力を汲み入れることで、そうした疑念を憲法学の前進力に転換させようという本著者の苦闘を感じる。