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ナポレオン 1 台頭篇
著者 佐藤賢一
1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオンは16歳でパリ陸軍士官学校を出ると、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ...
ナポレオン 1 台頭篇
ナポレオン 1 台頭篇 (集英社文庫)
商品説明
1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオンは16歳でパリ陸軍士官学校を出ると、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ故郷を追われる羽目に。だが、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クーデターでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオンも投獄された。が、男はそこで終わらない。パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。
目次
- プロローグ/第1章 成長/第2章 コルシカ/第3章 革命/第4章 パリ/第5章 イタリア/ナポレオン関連年表
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紙の本
稀代の英雄の生涯を圧倒的な筆力で描き出す。第24回司馬遼太郎賞受賞作
2023/08/02 14:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロベスピエールが断頭台に消え完結した同作者のフランス革命シリーズ、そこから派生する本作は、英雄叙事詩の序章となる。ナポレオンは、日本人の心をくすぐる存在らしい。今に始まった話ではない。吉田松陰や西郷隆盛の話が有名だろう。松陰は野山獄中で、隆盛は倒幕への思いを募らせるなかでナポレオンの伝記を読み、胸を熱くしている。コルス(コルシカ)に生を受けた野心に燃える男ナブリオは、フランスに渡り、革命の荒波の中で成り上がり、歯を食いしばって必死に這い上がって行く、負けず嫌いの努力家ナポレオンが描かれている。革命や戦争では、今日の正義は明日も正義とは限らないのだという事を痛感させられる。
紙の本
魅力的なキャラクター
2022/11/18 19:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売当初からずっと読みたくて、ひたすら文庫化を待ってました。この時代のフランスもので著者の作品『小説フランス革命』と合わせて読めば、よりフランスの歴史認識が深まります。ナポレオンもさることながら、他のキャラクターが魅力的に描かれています。ジュノやミュラ、オージュローといった部下のほか、妻のジョセフィーヌも魅力的。しかしなんといってもナポレオン。ものすごい自信過剰。でも、妻に対しては、健気にも手紙をひたすら書くも、振り向いてもらえず。ジョセフィーヌは、ナポレオンのこと嫌いだったのかなぁと思いました。
紙の本
イライラ
2023/11/26 18:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポの悪さにイライラ。この人、行数かせきでこまこまと描写してるの?ナポレオンの成り立ちをじっくり描きたいだらうが、子供時代の事はもっとまとめた方がいい。