- 販売開始日: 2022/08/13
- 出版社: 笠間書院
- ISBN:978-4-305-70956-1
平安貴族サバイバル
著者 木村朗子
和歌を詠んだり楽器を奏でたり、恋愛に一喜一憂したりと、優雅な毎日を送っているように見える平安時代の貴族たち。しかし実際は、セルフプロデュースやコミュニケーションのスキルが...
平安貴族サバイバル
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商品説明
和歌を詠んだり楽器を奏でたり、恋愛に一喜一憂したりと、優雅な毎日を送っているように見える平安時代の貴族たち。
しかし実際は、セルフプロデュースやコミュニケーションのスキルがないと生き残れない過酷な世界で、様々な戦略を駆使してサバイバルを図っていた。
実務能力より見た目とセンスの男社会、教養を武器に女主人をサポートしたエージェント=女房、天皇の縁戚になるという一大プロジェクトにまつわる悲喜こもごも、乱れ飛ぶ愛情と呪詛……。
そこには、ジェンダーやルッキズム、シスターフッドといった現代にも通ずる問題も。
本書では古典文学だけでなく女性学などにも詳しい著者が、そんな弱肉強食な世界に翻弄されながらも意外とアグレッシブに生きた人たちの軌跡を、史実と文学作品をもとに解説。
歴史や古典文学への理解を深めるとともに、現代にも通じる人の生き様や心の動きを浮かび上がらせる。
目次
- 【目 次】
- はじめに
- 第1章 女にしてみたいほどいい男
- 第2章 差し向けられたエージェントとしての女性たち1
- 第3章 差し向けられたエージェントとしての女性たち2
- 第4章 差し向けられたエージェントとしての女性たち3
- 第5章 男性の寵愛を奪い合う女たちは恋愛脳か
- 第6章 妻・母として以外での女性の自己実現はあったか
- 第7章 平安時代にもシスターフッド= 女性同士の連帯はあったか
- 第8章 同性愛は純愛か異性の代わりか
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貴族
2025/01/10 12:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の貴族たちが、どのようにして暮らしていたのかがわかりました。思った以上にコミュ力が必要で大変そうでした。
サバイバルねえ
2024/09/01 10:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかに、平安時代のサバイバルですね、今の世の中にもつながることはありますが。身分が低くても、教養つけてのし上がるとか、天皇の妻に、なっても男児を産まないと実家のためにはならず、ひいては自らも…。
平安時代だからって心安らかでもない
2022/09/16 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の生活に関して、史実と当時の物語を使って解説。美意識の強さと教養、頭の回転の早さが大事。なかなかに厳しい貴族の生活。
過去の類似本を超える目新しさがあるかどうか。
おもしろい
2025/02/03 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の貴族の生活や生き残り戦略が、面白く読むことができました。和歌のスキルアップなど、興味深かったです。
平安貴族は大変
2022/10/01 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の宮中の様子、貴族社会の在り方など様々な方面から解説。もちろん恋愛事情もね。
雅なイメージの平安貴族ですが、いろいろ大変だったみたいで、その様子は現代社会に通じるものもある。
地位を上げる手段が武力でないなら、学力でのし上がるしかない。
摂関家以外の貴族の女性は宮中に出仕し、すなわち働かなくてはならない。武器は教養だったりする。
摂関家の娘は入内し帝の寵愛を得て男児を上げなえればならない。そんな確率低い戦いを一族のために勝ち抜かなければならない。身分の高い女性も大変。