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ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ(新潮新書)
著者 宮口幸治
精神科医の六麦克彦は、医局から派遣された要鹿乃原少年院に勤務して5年になる。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護...
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ケーキの切れない非行少年たちのカルテ ドキュメント小説 (新潮新書)
商品説明
精神科医の六麦克彦は、医局から派遣された要鹿乃原少年院に勤務して5年になる。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちの姿だった――。累計100万部を超えたベストセラー新書の世界を著者自ら小説化、物語でしか伝えられない不都合な真実を描きだす。
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思ったより良かった
2022/10/04 19:51
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケーキの切れない少年に関する事実をより詳しく知ってもらえるようにと,著者が出会ったケーキの切れない少年たちを小説仕立てにして綴った本。想像していたよりきちんと小説になっていて引き込まれ,一気読みしました。少年の放火により娘を守るため母親が大やけどを負ったエピソードを被害者側の体験談として,その娘が語った部分が泣けました。
大学病院の指導教授や先輩医師の描写も出てきましたが,感じ悪く描かれていて,著者が現実で味わった鬱憤を晴らしているのではないかという感じがしました。そのエピソードを出さなくてもストーリーに影響はないのに敢えて出したところに,著者の人間の器の小ささが現れているようで残念でした。