紙の本
私は好きです!
2022/11/30 08:25
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投稿者:P - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりに酷評が多いので、逆に自分で確かめたくなりました。
おどろおどろしいタイトルと帯は無視して真っさらな気持ちで読み始めたのですが、先が気になり一気読みでした。
同窓生それぞれの人生が興味深く、殺害動機は「これかも?」と想像した通りでした。
個人的には「時間を返せ~!」という話題作が今年も多々ありましたが、これは面白かったですし評価に惑わされずに読んで正解でした!二度読みしたいと思います。「弥陀華島の一夜」か「星見島の一夜」なら良かったのかも?
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同窓生たちの思いでの旅行で
2023/05/01 20:39
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
校則諸々厳しかった進学校の同窓生7人(男4人、女3人)と恩師の8人で修学旅行の再現旅行。ある晩、一人が他殺体で発見されます。
折しも台風で離島に閉じ込められた夜。それぞれは自分の人生を振り返ります。
同窓生たちは中年、先生は退官しています。そんな年齢なので皆さんいろいろあったみたいです。
だれが殺したのが・・・そんな探りは全然ナシ。みんな自分の物思いに入り込む。そんな中、不審な人物が・・・。
結末的には「このひと?」って感じでしたが(笑)
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待望の長編
2022/09/29 00:46
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
40年の時を経て、高校の修学旅行を再現すべく離島に集まった同窓生を襲った悲劇から、それぞれの心の裡をじっくりあぶり出していく心理ミステリ。
一度では理解力が及ばず、考えれば考えるほど、ぼやけた現実との境界線に引き込まれる様な不思議な感覚を覚える、再読必至の物語。
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ミステリー?
2022/11/12 14:34
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投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くなくはないが、ミステリーとしては消化不良に終わった。著者10年ぶりの新作長編とのことで、読む側としてもハードルを上げすぎたのか、読み込みが足らず、本作の意図に気付けていないのだろうか。
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さすがミスターどんでん返し読み終わると「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出してしまった。40年ぶりの同窓会修学旅行のメンバーの一人一人のエピソードは読み応えばつぐんの深いエピソードでした。読み終わってもう一度読み直して確認してしまうでしょう。
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弥陀華島での恐怖の夜、
それぞれが思いを馳せる己の闇。
なかなかの曲者揃いで、
読んでも読んでも真相に近づく気がしない。
ようやくわかったと思ったら、最後のページ…
あの人が殺された?ということは?
隠されたことが何かたくさんありそうだけど、
電子で読んだので確認するのはキツイ…
謎を解いてスッキリしたい〜
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雰囲気もよく、読みやすい作品だったが期待したようなミステリーではなかった…。
群像劇の中で謎が明かされていくような話かと思ったがそうでもなく。
それぞれのエピソードは心を抉ってくるようなものもあったし、歌野晶午らしいサプライズも仕掛けてあったので、面白かったとは思う。
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歌野晶午作品が好きなだけに、今回は読了して落胆してしまった。ミステリーというより、群像劇に近い。叙述トリックにはあっと驚かされたけど、事件そのものが薄い。
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読み終わって思わず「巫山戯んなー!」と叫んでしまった。
いや、私が悪かった。いかにもなタイトル、血溜まりの中倒れていた被害者、多数の登場人物。
思うよね?ミステリだって…。
え?それとも何か?私には気が付くことができなかった重大な何かを見落としているのか?
だとしたら巫山戯んなとか言ってすみません。
はぁ、完全に騙された。
とは言え、それぞれの登場人物の過去の話や同窓会に参加した動機などは面白く、駄作とは言いたくない。
東高は校則が厳しすぎて生徒たちが可哀想に思えてくるし、何なら教師たち全員が殺される小説、完成させてほしかった。
ちなみに本書を人に勧めるかと言われたら、「騙されたいならどうぞ」と答えるだろう。
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年齢を重ねて、高校の修学旅行の再現旅行でとある島を訪れたグループ。
メンバーの1人が殺され、嵐で本土との行き来ができなくなる。
おお、典型的な嵐の山荘ものか、と思いきや、そうはいかないのが歌野作品、というところか。
参加者が順々に思い起こす高校時代や、卒業後の過去のこと。
それが、事件とどう関わってくるのか、と期待しながら読んでいたのだけど、あれ、あれれれー。
みんな、あれこれ抱えすぎだって。
で、そのうちのどれが今回の事件につながるのか。
息子のために旅館を飛び出した彼女のその後は。
参加者の事情がどれも中途半端な感じで、え、それでいいのというものもあるし。
いろんなことを長々と読んだ結果があれって、どうなんだろうか。個々のパートは読みごたえあるのだけどな。
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タイトルからして、孤島?クローズドサークル?と期待するけど、そんなこともなく。いや、そんなことではあるけど、だいたいキャラの回想に話が割かれるので、ミステリーとしてはイマイチだった。犯人あてなんて、目次見ればわかっちゃうし。
ただ、小説としては面白かった。大島と江藤わからんかった。ちょっとずるくない???地の文よ。
みんなそれぞれ色々あるという話。
『ずっとあなたが好きでした』のほうがまだ好きだな。
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いや、もうね、これどうしましょうって感じ。
歌野さんだもんね、と、かなり慎重に読んでいたはずなのに。
「二度読み、三度読み必至!」ってそりゃそうなるよ、間違いなく。
離島で起こる殺人事件。高校の同級生たちの同窓会旅行。それぞれが抱える秘密…もう怪しすぎる、すべてが!
単なるどんでん返しやサプライズじゃない。「え?」と「ん?」の連続タコ殴り。
これ、読んだ人で集まってあーだこーだと感想戦やりたいよ。でなきゃ、理解不能っ!!
一読目に立てた自分なりの解釈。
さて、なにが真実か。回答編プリーズ!!
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定年間近の同窓生の男女と元教師が、四十年ぶりに修学旅行を再現した同窓会を企画。
行き先は濤海灘に浮かぶ弥陀華島、別名星見島。
嵐の離島での一夜、宿泊先で久我の死体が発見されます。
悪天候のため船が運航できず、天候が回復するまで捜査員は来られない。
宿に留められた七人の、それぞれの回想が物語られていく中、どれが真相にたどり着くのか、そしてどこに伏線が?
典型的な嵐の密室かと思いましたが・・・。
面白かった。
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定年間近の男女と元教師が、四十年ぶりに修学旅行を再現した同窓会を企画。
行き先の離島で嵐に閉じ込められた夜、宿泊先で死体が・・・。
七人の視点で進むが、注意して読んでないと騙されるのと思っていたが騙された。
そしてあっさりなオチで、えっ?てなった。
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これ、「本格」?
んあー、帯に法月が「新本格が存在しなかった世界線の、21世紀本格」って書いてて。まあ読み終わったわけなんですが。
その文句がなければ、角川で歌野だから、面白かった、で終わった気がするな、正直。
登場人物の一人称でそれぞれ進んでいくから、読むのは読みやすい。ラストは、結局おまえかーいっていう。そういうオチなんだなっていうのはまあ歌野らしいっちゃ歌野らしいが。すっきり終わらない感じな。
結局、息子くんがカッターで同級生を切りつけちゃった理由とかも分からないままだし。
こう、ひとりひとりの人生がそれぞれ切り取って連ねてあって、それが関係していたりしていなかったり、しているように見えて全然していなかったり、みたいな。これさ、若竹のパラダイス・ガーデンと似てるなって途中で思って。そういう形としての完成度は正直、パラダイス・ガーデンのほうが上なんだよな。
面白くなかったわけじゃあないんだけど、なんかいろいろ、消化不良気味。
で、これ、本格か?