- 販売開始日: 2022/09/27
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-528770-5
黒と白のあいだで 翔の四季 秋
『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第二作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞...
黒と白のあいだで 翔の四季 秋
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商品説明
『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第二作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。
翔の家の近くで、明け方に火事が起こった。しかしそれは、犯人がつかまらないまま不審火として処理されてしまう。
同じ時期に、同級生が学校に持ってきていたレアカードがなくなる事件が起こる。その犯人は意外な人で……。
翔は、「目に見えるものだけが真実とはかぎらない」ことを知り、明け方の火事に思いをめぐらせる。
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『黒と白のあいだで 翔の四季2 秋』
2024/09/24 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
富士山の見えるマンションの2階に住む5年生の翔
あるとき、自分を追いこしていったスポーツカーの音がおくれて聞こえてきたことに気づく
近所でおきた不審な火事
学校ではレアカードの盗難事件も
翔は、仲のいいクラスメイトで霊が見える涼といっしょに犯人について思いをめぐらせていく
そして、二人の推理がある結論にたどりつき
「翔、ここからは、おまえの出番だ。脚本、嶋崎涼。主演、並木翔のドラマが始まる。」
300冊を超える著書を持つ斉藤洋が贈る“もの思う少年”の物語、第2作
翔が視覚と聴覚の時間差のことを涼に打ち明けると
「それで、おまえ、こまってるの?」
「べつに、こまってるとか、そういうことはないけど。」
「なら、いいじゃん。」
この二人の関係性、空気感がたまらない。
《世界は「見えたまま」でも「きこえたまま」でもない。[中略]だれの目で「見て」、だれの耳で「きいた」かによって、世界は異なるのです。「正しさ」も同じこと。それはかならずしも絶対ではありません。》─林千宏(大阪大学)による巻末解説
[シリーズ一覧]
『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』偕成社/2021年8月
『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』講談社/2022年9月
『こえてくる者たち 翔の四季 冬』講談社/2022年12月
『見えるもの 見えないもの 翔の四季 春』講談社/2024年4月
4冊シリーズの1冊目が偕成社から、2冊目以降の版元が講談社に変わったのは、この2巻の内容にワケがありそうな……
涼がちょっと嫌だ
2024/12/16 12:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学5年の翔はある時音が時間をずらして聞こえる事に気づく。
友人の涼にその事を話そうとするが、涼は春に赴任してきた鮎川先生と結婚しようと思うと言い出して…。
うーん。
ちょっとミステリーものの雰囲気があるお話ですが、翔の友人の涼が段々気持ち悪く思えてきました。
「自分が25歳になった時、アユはまだ40歳になってない。ただあんなに可愛いので40近くまで独身でいるとは思えない。
一度結婚して、上手くいかなくて離婚してくれてるといいんだけど」
妙に細かく計画的で少しゾッとしました。
この子はなまじ頭も良いので、本気で鮎川先生に執着しそうで怖い。
まだちょっとそそっかしい子が「アユって可愛い!結婚したい!」と騒いでる方が微笑ましかったかな…。
そっちに気を取られていたので、このお話の主題?
「黒と白のあいだで揺れるなら実行する前によく考えろ」みたいなパパの語りはイマイチ頭に入ってこず。
続きもあるみたいですが、読むか迷います。
あと、翔のお父さん結構面倒くさい人ですね。