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電子書籍
風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)(PHP文芸文庫)
著者 原田マハ(著)
雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)が結んだ数奇な縁(えにし)とは――。織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を...
風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)(PHP文芸文庫)
風神雷神 Juppiter,Aeolus 下 (PHP文芸文庫)
商品説明
雷神(ユピテル)と風神(アイオロス)が結んだ数奇な縁(えにし)とは――。織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を踏んだ。そこで彼らを待ち受けていたのは、絢爛華麗な絵画の数々と高貴な人々、ローマ教皇との謁見、そして一人の天才絵師との出会いだった。謎多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョ。芸術を愛する者たちの、時空を超えた魂の邂逅の物語、ここに完結。「芸術に対する造詣の深さ、絵に対する慈しみと、限りない愛情が言葉の端々に感じられる」京都国立博物館名誉館長 佐々木丞平さん推薦!
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紙の本
どうしても、このあとの彼らの過酷な運命を考えざるをえない
2023/04/01 22:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうして雷神は赤い肌ではなくて白い肌をしているのか、この作品が肌が白くなる病気に罹った友人に捧げたものだったのではないかという仮説に面白がり、また遣欧使節団の情熱に満ち、向上心にあふれていた4人の少年たちを待ち受けている帰国後の運命に心を傷めたりと、この小説を堪能させてもらった
紙の本
天正遣欧少年使節の小説
2023/01/18 15:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ティトレット - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像する限りですが、資料が少なく専門的な歴史が題材の物語だと思います。そこに絵画の要素が加わり、読み応えがあります。リアルさえ感じられます。後編の最後の晩餐の描写には涙していました。5年位前に開催された「遥かなるルネッサンス」の展示を見た方は感動が蘇ると思います。
紙の本
俵屋宗達ローマに行く。
2023/01/07 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
俵屋宗達ローマに行く下巻。信長の命を受け天正少年使節に随行し渡欧した宗達。リスボンに上陸しスペインを経てキリスト教絵画に感銘を受けながら、バチカンでローマ教皇に謁見を果たす。天正少年使節の記述としては、そうなのだが、宗達に関して言うと、これほどの感銘を受けたなら琳派にて残影があるはずだが、そうではない。いかにフィクションといえど、あまりに現実から遊離している。また彼が持ち出す絵画は風神雷神図だけと単調。やはり構想に無理があったんだと思う。ただ少年らによる異文化体験の物語としては面白いけどね。
紙の本
無理のある展開
2024/05/01 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマ教皇への謁見とカラヴァッジョとの巡り合いがこの下巻のクライマックスなのだろうが、特にカラヴァッジョとの巡り合いに違和感がある。カラヴァッジョと俵屋宗達 この二人がめぐり逢い、お互いの願いと実力を再確認する という山場なのだからもっとじっくりと時間を掛けるストーリーにすべきだと思う。妙に史実に囚われて数日以内に話をまとめなくてはいけない としてしまったので、大変に駆け足で深みに欠ける話になってしまっている。