フードライターになろう!
著者 浅野 陽子
近年、ネットやブログ、SNSの台頭によって、名もなき個人が文章を書き、意見を述べるのはごく日常的なことになった。なかでも多いのは「食べ物」や「訪れたレストラン」など、万人...
フードライターになろう!
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商品説明
近年、ネットやブログ、SNSの台頭によって、名もなき個人が文章を書き、意見を述べるのはごく日常的なことになった。なかでも多いのは「食べ物」や「訪れたレストラン」など、万人に身近な「食」をテーマにした発信だろう。
そして、まさにそれを生業にして収入を得る「フードライター」は、食べることに関心がある人にとっては憧れの職業といえる。しかし、職業の存在自体は知られているものの、「フードライターとしてデビューするための道筋」や、具体的にはどのような仕事なのかなど、公的に開示された情報はほぼないに等しい。
本書は、出版社での編集者経験を経てフードライターとして活動を続ける著者が、この仕事を目指す人に向けたあらゆる情報を一冊にまとめた初の職業ガイドだ。レストランや著名なシェフ、料理研究家、食品関連企業に取材し、味や香り、魅力を「おいしい」という言葉を使わず伝える文章術から、「食べログ」や「Instagram」の一般的な食レビューと差をつけるプロのテクニック、食の企画・取材・執筆・営業といった仕事のノウハウを余すところなく紹介している。特に文章作成に関するメソッドは、食以外のジャンルにも広く応用できる。
また著者自身の体験に加えて、松浦達也、白央篤司をはじめとした現役フードライターや、「料理王国」「近代食堂」などの料理専門誌の編集長へのインタビューを所収。さらに船橋屋やシャングリ・ラ 東京ほか食関連企業の広報担当者、インフルエンサーに取材した「「フードライター以外の」食の発信者になるための方法」も興味深く読めるだろう。
目次
- 序 章 「昼ごはんの味」を妄想していた普通の小学生がフードライターになるまで
- 1 フードライターへの道はいま、誰にでも開かれている
- 2 学生時代はバブル、就活で氷河期の「残念世代」がフードライターに
- 3 小学生で食への妄想と読書熱が一気に高まる
- 4 十代の多感期に西洋と東洋の食を現地で体験
- 5 ダイヤモンド社グループへの転職、恩師との出会い
- 6 「食べることが好きな素人」から食のプロへ
- 7 イタリア取材で生涯の志を見つける
- 第1章 フードライターって、どうやったらなれるの?
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表現の幅、具体的なプロセス
2023/10/22 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなに教えちゃっていいの?と
著者が書いているくらい、具体的な
情報が豊富でした。
私は誰かと食事をしたときに「おいしい」
と言う表現以外の幅を広げたくて
手に取りましたが、フードライター
の仕事に対する具体的な情報だけでなく、
どのような仕事でも共通する準備や知識
得方やその他いろんなことが参考になる本
でした。とても魅力ある1冊でした。