紙の本
コンビ七年
2023/08/27 17:39
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上水流涼子と貴山とコンビを組んでおよそ七年の時期から始まるシリーズ2作目、コンビ七年組んでられるってなかなかでは?
信頼出来るバディであっても何処かドライな関係がいい。
内容は物足りなさを少し感じるけど、このシリーズに重厚さを求める気はないのでスラスラ読了。
「何事においても、いまできることを先延ばしにしていいことなどなにもありません。」貴山くんのこのセリフ、わかっちゃいるけどやる気にならない、私は涼子さん派です。
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さらっと読めちゃう
2023/06/10 08:48
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
元弁護士で、正攻法では解決の難しい困りごとの解決を請け負う主人公が、途中で行方不明になったミニバンの行方を探したり、元夫にとられた子どもの親権を取り返したいと言われて元夫に接近したり、拒食症になった女子大学生の悩みの原因を探ったりする短編集。どれもそれほど深みはありませんが、さらーっと短時間で読めてしまい、それなりに面白いので電車での移動中などに読めば良さそう。
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サクッと
2023/05/22 17:07
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽い感じで読めるシリーズですね。
なんとなく新川帆立さんの作品とシンパシーがあるような気が。
どっちも映像化しやすいんだろうな。
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動物密輸入ネタに無理を感じた
2023/05/18 07:43
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻は貴山の物語が多い
これから物語のキーになると思われる希少動物が登場
貴山が「マロ」と飼うようになったエピソードに無理を感じた
有能な貴山だけに、なぜしっかりとした施設を探さないのか
と読みながら思ってしまった
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上水流シリーズ第2段。
今回はひとつめの「物理的にあり得ない」から、カラカルの登場。貴山の動物好き、というか柚月さんの猫好きが見えてきた感じが微笑ましい(マヌルネコに続き)。
上水流涼子(元弁護士)
貴山(涼子の助手)、コウジ(情報屋)
丹波勝利(新宿署刑事)
マロ(カラカル、貴山のペット)
【物理的にあり得ない】
古矢信之(依頼者)
織田洋一(ミニバンの運転者)
=大曽我祐介(大曽我製作所社長)
【倫理的にあり得ない】
澤本香奈江(45/依頼者)
安生健吾(65/元夫)、直人(9/息子)
ユウジ(ホスト)、奈美(ユウジの客)
おっとこれは涼子と貴山の反応の違いが分かりにくい。おそらく、環境やそのビジュから周りに愛されて育ってきた涼子と、人間嫌いになるほどの環境だった貴山の価値観の違いかと推測。
ただ、あれ?不妊だから自分の子じゃないパターン最近読んだよ??ネタかぶってない??
【立場的にあり得ない】
五十嵐由奈(20/大学生)
謙(48/由奈の父/警視庁組織犯罪対策部長)
神崎怜矢(大学生)
豊岡陸(ドラマー)
丹波の依頼で由奈が病んだ理由を探る。SNSを辿ると陸が自殺したとき怜矢と由奈が変わったことに気づき2人から話を聞き出す。
傲慢、かあ。
自責している状態を止めるのは難しい。思い込みだから。これもひとつ策だとは思う。
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ドラマがはじまり、登場人物とキャストをリンクさせて読む楽しさがあった。涼子と貴山の会話は天海さんと松下洸平さんの声で脳内再生され、よりテンポ良く読み進められた。
国際保護動物の密輸を扱う「物理的にあり得ない」、親権問題を扱う「倫理的にあり得ない」、腐れ縁・丹波刑事の依頼で摂食障害の女性を救うことになる「立場的にあり得ない」の3作。どれもライトなタッチながら、社会的なテーマを扱ったもので、そこはハードボイルドな小説を多数書かれている柚月さんらしい作品。
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2020年に出版された一作目で、柚月裕子さんには、めずらしく軽快なタッチの連作短編集を楽しく読ませてもらい、これは実写化あるなと予想した。
やはり今年ドラマ化されたので、この続編はドラマのイメージにひっぱられるからか、前作に比べワクワク感、爽快感は少なかったように思う。
しかし今回新たに耳に特徴のある以外な社員が加わり、これは次回作もあるぞ!と期待して待っています。
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今回もスッキリばっさり解決してくれました。
痛快ながらもほろっとくる場面もあり、涼子と貴山コンビ今後も続いてほしい。
特に倫理的にあり得ないが好き。
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前作が良かったので期待したのだが、二番煎じは美味しくなかった。3つの短編を貼り付けただけの中身の薄い代物。読む価値なし。
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久々の上水流シリーズ新刊、楽しみにしていました。相変わらずな涼子と貴山に会えて嬉しいです。
涼子と貴山のドラマキャスト中々合っていて、脳内イメージはドラマの2人でした。
お気に入りは「倫理的〜」
親子の絆がしっかり結ばれていて、この親子ならきっとこの先も明るい未来が待っている気がしました。
第三弾、待ってます!
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ドラマ化を前に続編を・・・
前作ほどの爽快感はないものの、三編とも考えさせられる内容であっという間に読了しました。
丁寧な表現で作品を書かれる柚木さんにしてはおや?という表現が物語のなかで一点あったのが残念でした。
MT車を運転できる人ならたぶんわかります。
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柚月裕子が好きなので読んでみたけど、これはちょっと違ったかな。
全体的に、作品から作者の熱量が感じられなかった。
最後の話。「立場的にあり得ない」。
これは自分の過去の経験とも相まって、楽しく読めなかった。
読んでいて色々思い出してしまってつらい、ということはさておいたとしても、
今回のこの自責の念を「傲慢」と位置付け、本人たちがそれで納得したのが、まったく理解できなかった。
「残された人がその辛さを背負うのは生き残った人の宿命」や、「自分たちまでもが命を断つと今の自分たちと同じ辛さを残された人に背負わせることになる」は、まさにその通りだと思うけど、陸を死に追いやったきっかけとなった自分たちの言動を責め続ける自責の念を「傲慢」であると指摘するのは、雑すぎないか?乱暴すぎないか?
そんな説得で、ゆなとれいやの気分は晴れるか?
なにか浅薄な感が始終付き纏う一冊だった。
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涼子と貴山のコンビ、痛快で楽しい。
貴山の意外な弱点(?)も楽しい。背表紙にその子がいるのはそういうわけだったのね♪
その子のためにはなんでもする、という勢いの貴山がより好きになった。
今回の依頼の仲では、女子大生の件がとてもよかった。
あの短時間でやりとげたのは涼子ならでは。本当にかっこいい。
ぜひとも第3弾を。
(ドラマもシーズン2を切望。)
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1作目の方が明らかに面白かった。ストーリは面白いので問題ないが、どうみても貴山が主人公のような活躍ぶりで、涼子はキレイだけで口うるさいオバサンのような扱い(であれば、ドラマの天海祐希は適役だが)が過ぎるように思うが。柚月裕子の本領は全くこんなレベルではないと思うので、もっと重厚なテーマで勝負してもらいたい。
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シリーズ化しないかなと思っていたので、2作目が出て嬉しい。ドラマ化に合わせて出版されたのだと思うが、一作目は比較的昔に出版されたにもかかわらず、この作品が映像化に選ばれて嬉しく思った。ドラマは見ていないが、涼子は天海祐希より若いだろうな。
何でも屋として働く2人の3つの話が収録されている。2人の人柄が分かる話が多く、今後もシリーズが続いていくとしたら、この2作目が説明書的な位置付けになるかもと思った。ただ、お金にならない話が多いので、もっと非情にお金儲けに走っても面白いのではと思う。