- 販売開始日: 2023/04/21
- 出版社: 白水社
- ISBN:978-4-560-09445-7
作家たちのフランス革命
著者 三浦信孝(編著) , 村田京子(著) , 小野潮(著) , 柏木隆雄(著) , 西永良成(著) , エリック・アヴォカ(著) , 関谷一彦(著)
想像の源泉か? 歴史観の表明か?フランス革命は「自由・平等・友愛」を標語にする共和国の出発点であり、革命をどう記述するかはフランスのナショナル・アイデンティティ構築の鍵を...
作家たちのフランス革命
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商品説明
想像の源泉か? 歴史観の表明か?
フランス革命は「自由・平等・友愛」を標語にする共和国の出発点であり、革命をどう記述するかはフランスのナショナル・アイデンティティ構築の鍵を握る。フランスの作家たちは大革命をどのように眼差し、どう描いてきたのだろうか。本書では、18世紀から20世紀を専門とする7名の仏文学者たちが、7人の作家の作品を通し、この問いに鮮やかに答える。
取り上げるのは、革命を経験したナポレオンとほぼ同世代のスタール夫人(村田)とシャトーブリアン(小野)、「ブリュメール18日」のクーデタの直後に生まれナポレオン帝政期と復古王政期に人となったバルザック(柏木)とユゴー(西永)、そしてドレフュス事件と第一次大戦のあいだの1912年に「恐怖政治」を扱った小説を出版したアナトール・フランス(三浦)、その一回り下の世代で、ドレフュス事件から両大戦間の人民戦線期にかけて「フランス革命劇」連作8篇を書いたロマン・ロラン(アヴォカ)、最後に我々と同時代人で、マリー=アントワネットを主人公にヴェルサイユ最後の3日間を描いたシャンタル・トマ(関谷)。
約200年に渡って強烈な個性と才能が考え抜いてきた「革命像」が、いまここに広がる。
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フランス革命の文学
2022/12/07 07:37
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
知ってる小説がいくつかあったのでそこだけ読むつもりが結局全部読んでしまった。『神々は渇く』『暗黒事件』は既読だが、シャトーブリアンの『墓の彼方からの回想』は興味をそそられたものの翻訳がない。シャンタル・トマは読んでみたいが、ロマン・ロランの史劇の章は少し難解に感じた。