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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んできた池井戸さんの作品と少し違った感じがしました。 寡黙で仕事熱心だった弟のことを思い出しました。
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書のタイトルとBT21号の奇跡のドラマを読んで過去から呼ばれた拓磨と父親の史郎との親子の絆がわかり温かくなれる小説でした。池井戸作品の中でもドラマにすればきっと人気がでる作品だと思いました。是非ドラマ化してほしいです。
ちょっとラストは…
2024/06/06 01:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう少しラストは…と思える終り方でした。個人的には、父親が気の毒で、かわいそうな感じがしましたけど…。仕事も妻も失った主人公が、5年前に死亡の父の会社の倒産を知り、母とは別の愛した女性がいたことも知り……。
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もう少し幸せであって欲しかったと登場人物達へ願う切なさが心に残ります。
決して幸せな人生を送れる人達ばかりではない、苦労の上に苦労を重ねて報われない不幸の連続に読んでいて心が重くなりつつも、最後に少しの穏やかさを与えてくれたので後味は悪くありませんでしたが、それでも登場人物の人生の幕を下ろす際の心情を思うと切ないですね。
主人公は息子というより過去で懸命に生き抜いた父の方でした。
強くて愛情深い人。
切ない。
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こんな作品も書かれるんだ…、と言うのが率直な感想。
昭和30年代~40年代の日本がどんな風な時代だったのかわからないし、想像する戦後の日本の無秩序な時代はこんなに物騒な感じだったのか…!?という驚きもあり…。
ラストはちょっと肩透かしというか、物足りなかった感あります。
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BT´63は主人公と過去の父親を繋げることができた。
父親は主人公に過去を語らずに生涯を終えた。
過去の父親の姿を鑑賞することで、断片的に出来事を読み取ることができた主人公は、父親を詳しく知ろうと手がかかりを探して行動していく。
仕事が生きがいであった父親の会社は倒産することになる。主人公は過去を知った上で、結末を変えることができないのは残酷だと感じる。
過去と未来が交わることはない。
私はこの本を読み、村上春樹の海辺のカフカを思い出した。
BT´63と主人公が出会った時、何かが大きく変化するのではと読者に匂わて、実際はストーリーに影響しない。期待を裏切られた感じがある。
話が膨らみそうな部分で収束する。
とりあえず期待を返してほしい。
非道徳的なキャラに対しての鉄槌が全て殺害であるのもスッキリしない点であった。
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後編。
息子、琢磨は父の冒険を共に経験する。
会社の業績低下。
DVから逃げてきた薄幸の親子との出会い。
そして社員が密かに関わっていた、ヤクザとの関わり。
BT'63という個性の強いトラックは、その全てに関わる。
降って湧いたような殺人事件から続け様に起こる不幸。
物語は、主人公の再出発と、親子愛に包まれ感涙。
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辛く悲しい父の過去を巡る話。闇の住人が恐ろしく明るい要素があまりないけど、ナレーションも良く聴き応えがあった。琢磨側の現在の話は淡白なのが少し残念。
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自分の父親を過去を知る旅。うつ病で長期入院したことで仕事も妻も失った主人公。あることがきっかけで、5年前に他界した父が倒産した会社に勤めていたことを知る。また、過去にタイムスリップもできるようになった。過去には、自分の母とは別に父が愛した女性がいて、会社を倒産させまいと奮闘する父の姿があった。過去と現代を行き来しながら父の人生の真相が解き明かされていく。上下巻でボリュームがあり、話自体も全体的に暗いが続きますが、気になり一気に読みました。自分も子供を持つ父として「何でもない日常を過ごせることが、どれだけ素敵なことか」を教えられた1冊です。時間がある時に一気読みすることをオススメします!
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池井戸作品初心者ですが、上巻から下巻まで惹き込まれるように読み終わりました。
途中胸が苦しくなるような場面が多々ありました。
ですが、読後は何故かスッキリとした読了感を味わえました。
私は高評価に値する作品だと思います。
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思いもよらない方向に物語が進み、ハラハラドキドキしながら一気に読みました。
単に過去の出来事が明かされていくでなく、現代でも物語が進んでいくのがよかったです。
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上巻からの一気読み。
ファンタジー的度合いはますます増して、憎々しげな悪役も幅をきかせ、ホラー小説の気配。
読み進めるうちに目を背けたくなるような想像するだに恐ろしい場面まで。
不思議さばかりではなく人としての愛情とは、親子の血の深さ、またひとつの会社組織の終焉や経済成長期の社会問題などオールラウンドエンタメとしても楽しめました。
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池井戸潤の作品の中で語彙が急に難しくなったと感じた。
内容は後半につれて面白くて、最後は止まらず寝ずに読んでしまった。
主人公が自分の人生を投げやりになっている中、親とその相棒トラックが息子を救う。そのために主人公は過去に呼ばれた。彼は、過去と現在を行き来し父の本当の姿を見つけ、これから生きていく糧を得た。
過去と現在という時を行き来したり、主人公がどの過去を見ていたのか明記されていなかったりして難しいが、内容がとても面白い
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登場人物(追加)
竹中鏡子
山口県から引っ越してきたという女性、一人娘の可奈子を連れている
史郎が勤める相馬運送で働くことになる
竹中可奈子
鏡子の娘、疲れが溜まると発熱しやすい
こちらに来てからは保育園に通っている
物語
上巻の方に書いています
読後感
史郎の過去を紐解いていくパートと、琢磨が自分探しのために動き回るパートが交互に描かれている
しかし、会話や行動が絶妙にクロスしているので話の切れ目は感じない作りになっている
最終的に琢磨がどう前を向いていくのかは読み手に任せられているが、物語の性質上作中での変化はわりと急なので、そこが読み進める時の分かれ目かと思う
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ちょっとダークすぎて読み進めるのが辛くなる。
でも、ひょっとしたら好転するんじゃないかと期待してページをどんどん進める事になる。
これは面白いから、と言う事になるんだろうか。
しかし、最後まであまりハッピーにならないので辛いまま終わってしまうのがちょっと残念でした。