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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2023/06/29
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春e-book
  • ISBN:978-4-16-391721-4
一般書

電子書籍

それは誠

著者 乗代雄介

第169回芥川賞候補作に選ばれた、いま最も期待を集める作家の最新中編小説。修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話...

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それは誠

税込 1,800 16pt

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それは誠

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商品説明

第169回芥川賞候補作に選ばれた、
いま最も期待を集める作家の最新中編小説。

修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。
その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、
えも言われぬ感動がこみ上げる名編。

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みんなのレビュー48件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

何が誠なのか。読めばわかります

2023/08/28 22:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

修学旅行の自由時間を使って、生き別れたおじさんに会いに行く高校生の1日を描いた中編。人を食ったような独白形式の文章と、茶目っ気のある軽い会話は「最高の任務」とか「皆のあらばしり」に通ずる良さがありつつ、終盤に明かされるおじさんと会いたかった理由は泣ける。
吃音と孤独と青春がテーマの物語で、短い文章ながらも無駄が無くて、しかも全員良い奴で結構面白くてちょっと泣ける。言いたいことこそ言いたいときに相手の目を見て素直に言えないけど、下手でも伝わる"何か"の尊さを表現したかったんだろうし、それこそがまさに「誠」そのものなんじゃないかと思う。

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紙の本

芥川賞受賞には至らなかったが、愛すべき青春小説

2023/08/17 16:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第169回芥川賞の選評を読むと、
 乗代雄介さんの『それは誠』は受賞作に次ぐ評価を得たようだが、
 受賞には至らなかった。
 以前にも芥川賞候補となった『旅する練習』がよかったので
 それ以降乗代さんの作品に注目していたから
 残念というしかない。

 この作品は高校生の修学旅行を利用して
 かつて別れたおじさんを密かに訪ねていく少年の物語。
 その少年と行動を共にする三人の少年。
 さらには同じ班である三人の少女。
 彼らのキャラクターを巧みに描き分けている。
 特に主人公の少年と悉く対決する優等生の男の子がいい。
 そういったことから見て、青春小説として読んでも面白い作品といえる。
 乗代さんの作品には純文学ぽくないエンターテインメント性が感じられて、
 おそらくその点が私の好みでもあるし、
 選考委員にはその点を高く評価する人と
 作為的とする意見が対立しているといえる。

 特にラストのシーンがいい、と高い評価をしたのは吉田修一委員。
 「これまでにも数多ある青春小説の名作と並べてもまったく見劣りしない」と、
 絶賛している。
 乗代さんがこれから芥川賞を受賞するかどうかはわからないが、
 これからもこのような作品の系統を書き続けてもらいたい。

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2023/07/20 21:27

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2023/07/12 22:27

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2023/07/13 16:53

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