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後宮の花は偽りを愛でる
著者 天城智尋(著)
相国第三皇子の郭叡明は、姉の輿入れの付添人として威国を訪れた。叡明の護衛を任された白公主は、馬術の心得もなく武器も持たない皇子がなぜ付添人として威国まで来たのか疑問に思う...
後宮の花は偽りを愛でる
商品説明
相国第三皇子の郭叡明は、姉の輿入れの付添人として威国を訪れた。叡明の護衛を任された白公主は、馬術の心得もなく武器も持たない皇子がなぜ付添人として威国まで来たのか疑問に思う。しかし行動を共にするうちに、今まで出会った誰とも違う叡明の強さに気づき、次第に惹かれ始める――。本物皇帝夫婦が過去に交わした秘密の誓いが明かされる、驚愕の過去編。大人気中華後宮ファンタジー、第十巻!
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紙の本
主は3人の女性陣の物語。
2023/09/21 23:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先の相と華の因縁の決着の続き。
威へ到着した秋徳から物語は始まり、過去へ。
まず主役となるのは蟠桃公主。 彼女が威の蒼太子へ嫁いだ際のお話。
次いで、その裏で進んでいた白公主こと冬来とまだ第三皇子喜鵲宮で蟠桃公主の付き添いだった叡明との出会いと約束のお話。
最後に華王の手から逃れ、威国の黒公主に保護された榴花公主と朱景のお話。
そして、現在に戻り、ある御方の物騒な宣言により終幕となる。
前巻の続きは次巻へ持ち越しとなった形ですが、これはこれで良かったかと。
本編で途中から存在を示し始めた蟠桃公主の人となり、威国時代の冬来とその名の由来、叡明との馴れ初め、榴花公主と朱景の亡命してからの生活。
蟠桃公主編と冬来編は裏と表なので、双方の視点から何が起きていたかが補完され、面白い。
その裏で威の首長と相の先帝の友情と耐え難いほどの慟哭が描かれ。
収まりつつあるかに見えた大陸の戦乱。
彼ら2人の因縁の決着は新たな火種となってしまうのか。
出番のなかった陶蓮と翔央たち。
真永はちょこちょこと出ていましたが。
次巻、秋徳のこの先を含め、どうなってしまうのだろうか。
そして、今回の事態、叡明は冬来との出会い以前から画策していたフシも?