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源氏物語 (四) 玉鬘-真木柱
著者 柳井滋(校注) , 室伏信助(校注) , 大朝雄二(校注) , 鈴木日出男(校注) , 藤井貞和(校注) , 今西祐一郎(校注) , 今井久代(編集協力) , 陣野英則(編集協力) , 松岡智之(編集協力) , 田村隆(編集協力)
いかなる筋を尋ね来つらむ――夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は初瀬観音の加護により,源氏に引き取られ,男達の心をかき乱す存在となってゆく・・・・・・.山吹の花に喩えら...
源氏物語 (四) 玉鬘-真木柱
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源氏物語 4 玉鬘−真木柱 (岩波文庫)
商品説明
いかなる筋を尋ね来つらむ――夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は初瀬観音の加護により,源氏に引き取られ,男達の心をかき乱す存在となってゆく・・・・・・.山吹の花に喩えられる美貌の彼女は一体どこに落ち着くのか?精密な原文と最新の研究を反映した注解を付した「玉鬘十帖」(玉鬘から真木柱まで)を収録.(全九冊)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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紙の本
日本のたからもの
2019/02/05 05:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:天玄庵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語-4(玉鬘~真木柱)
私は理系人間であるが、何故か若いときから源氏物語が大好きである。
昨年から岩波の大系版が文庫版9冊で順次刊行され始めたので、それに合わせて読み始めた。以前には小学館の全集版を読んでいたので、今回はハンディーではあるが、全訳は付いていないので、大丈夫だろうかと、多少は不安もあったが、右ページには古典の原文があり、左のページには注と、難しそうな(分からなそうな)ところだけ訳文があって、それ以外のところは自分で考えながら読み進めるので、以前の小学館版だと全訳に頼って適当に読み飛ばしていたところが、目の前に鮮明に浮かんできて、却ってよく分かるようになった。
源氏をまともに読んだことのない人は、源氏物語は雨夜の品定めに代表されるような単なる恋愛小説だと思っているようであるが、末法の世を間近にひかえて、仏教色の非常に強い光源氏の生涯の物語であり、若いときに源氏が犯した罪が今度は柏木によって、逆の立場に立たされると言う「因果応報」の物語でもある。
また、なぜ朝廷やそれを担う藤原道長をはじめとする勢力の中で、帝の中宮である藤壺と源氏の不倫の物語が容認されたのかは、天皇家の歴史とも深く関係しているところであり、興味深いところでもある。
(3巻の後ろの解説にもあるように、「雨夜の品定め」などは源氏物語の「本編」ではなく、「外伝」であると言われると、読み進めてきた者には非常によく納得出来るところである。)
さらに、「雲隠れ六帖」と「山路の露」と言う「偽書」が、平安~室町ころに書かれていて、特に前者は仏教色が全面に押し出されていて、源氏が先に西山に隠棲していた兄の朱雀院を訪ねていくところなど、私は強く心惹かれる。
紙の本
複雑化
2023/05/08 05:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物もかなり増え、人間関係も複雑化していく。特に光源氏の浮気癖は問題をややこしくすることとなる。都に復帰してよかったものやら。世代も子供世代に移行しつつある。
紙の本
無関心な人間
2023/06/15 13:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
竪穴式住居に暮らす庶民の生活の記録は無い。貴族の視点・着眼点。使われる者の発想ではないと思う時がある。