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電子書籍
古本屋探偵登場
著者 紀田順一郎(著)
「本の探偵――何でも見つけます」という奇妙な広告を掲げる神保町の古書店主・須藤康平。半世紀近く誰も見たことがないという稀覯本を手に入れたと豪語するコレクター――果たして入...
古本屋探偵登場
古本屋探偵登場 (創元推理文庫 古本屋探偵の事件簿)
商品説明
「本の探偵――何でも見つけます」という奇妙な広告を掲げる神保町の古書店主・須藤康平。半世紀近く誰も見たことがないという稀覯本を手に入れたと豪語するコレクター――果たして入手した本は本物なのか。幻の本を巡る騒動を描く「殺意の収集」、幼少期の愛読書を捜す女、古書店に戦前の本を売りに来る若い男、憑かれたように書物を集める老人の三者を結ぶ線から意外な犯罪が浮かび上がる「書鬼」、須藤が不倶戴天の同業者とオークションで競った花柳文献に隠された驚くべき秘密「無用の人」の全3編を収録する。(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)/【目次】『古本屋探偵の事件簿』まえがき/殺意の収集/書鬼/無用の人/『古本屋探偵の事件簿』あとがき/解説対談=紀田順一郎・瀬戸川猛資
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紙の本
むずかしい
2023/10/02 08:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
評論家,著述家としてお名前は存じ上げていましたが,ミステリ作家の顔もお持ちとはしりませんでした。
作品は,古書取引の話が専門的で少しわかりにくかったのとハードボイルド的な構成のためか,登場人物の性格や感情があまり描かれていないのが少し物足りなかったです。
好みの問題だと思います。
最後の瀬戸川氏との対談は,神田の古書店の裏話を聞けて楽しかったです。
それだけでも読む価値があると思います。
紙の本
愛書家を理解することは難しい
2024/01/16 18:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛書家から転身して古書店主となった須藤康平を主人公とした冒険談3編。1980年頃を舞台にしているため、その当時のことを思い出しながら読むのも面白い。愛書家の愛書家たる振る舞いが、共感できる。ただ古書を収集する気持ちはよくわからず、「一生のうちで一度でよいから、幻の本を手にしてみたい」と考えることも、理解できない。自分自身も一時期、書籍を数百冊ため込み、家が壊れるといわれたが、今は集め貯めるよりも、読書する愛のほうが強い。