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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生向けや20代の若者向けに書かれた本なのかもしれませんが、もっと幅広く読んでもらいたい一冊だと思いました。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人が想像力を伸ばすことができない理由が、わかりやすく解説されていてよかったです。次世代の人に、期待したいです。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュース解説に基づく持論を展開。人生を豊かにし世の中を変えていく原動力になるやも。想像力を中心に説いているが自分なりの補法を考えることが重要のようだ。
想像力の大切さと邪魔な壁の外し方
2023/09/02 11:33
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投稿者:タヌゴン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在を生きる人たちや過去を生きた人たちまでのヨコに広がる想像力を「ヨコの想像力」、未来の世界や自分へとタテにつながる想像力を「タテの想像力」と呼んでいる。
想像力の無さから、廃棄せざるを得なくなった被災者への救援物資の例等が紹介されている。
想像力を発揮する為には、リミッターを外す必要がある。「新たな場所で生活をしてみる。」や「人とは違う視点を持つように意識する。」等のことが、例を示しながら述べられている。その行動は楽しいものであると筆者は述べている。
ショックなことが、一つ書かれていた。日本では、斬新なアイデアよりも、今ある製品をより良くしていく「カイゼン」の方が賞賛される企業文化があるというもの。考えさせられます。
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とかく歳をとるとブレーキをかけがちだけど、答えのない今の世の中だからこそ、リミッターを外していろいろ考えたり、動くことが大切なんだな、と思いました。
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池上さんの本には大きく「現代史:世界で起きていることを知るための本」と「教養:知識、思考法を身につけるための本」の2つに分かれるかと考えていますが、この本は後者にあたります。
タテの想像力は時間軸、ヨコの想像力は空間軸に関する分け方ですが、この分け方は非常にわかりやすいです。
また、抽象論のみならず、具体的な事例が紹介されています。納得感も高く、頭に入ってきやすいですので、発想力を鍛えたい人はおすすめです。
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想像力とはいったい何ぞや。
未来予測をする大切さ。
試行錯誤ができるためのノウハウ。
対話力をつけるためのポイント。
想像力が偏らないようにする秘訣。
と、いった気づきが羅列されているのが本書で、それらを活かすも殺すも自らが繰り返し思考をアップデートしていくことが肝かな、と考えさせられる1冊ですね。
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具体的事例をあげてタテ・ヨコの想像力の大切さを理解できる内容ではあるが、著者自身の具体例が多かったため、あっそうだったのね、という印象が拭えない。
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池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力 (講談社+α新書)
ネアンデルタール人は旧人の一種で、約四〇万年前から四万〜三万年前ごろまで、ヨーロッパや西アジアに住んでいましたが、絶滅しています。一方、私たち現生人類 は、アフリカを起源として約10万年前から3万5千年前にかけて進化しました。七万〜六万年前ごろにはアフリカを出て、世界中へ散らばっていきました。
ペーボ博士は、ネアンデルタール人が一度住み着いた場所には何万年も住み続け、決して移住しようとしなかったこと、新しい技術を生み出さず、生活をまったく変えなかったことに注目しています。
一方の現生人類は、新天地を目指してどんどん移住し、新しい道具を作り続け、さまざまな環境に適応していきました。
つまり私たち現生人類は、陸地が見えなくても「海の向こうには何があるんだろう」「この海の先に、新天地があるかもしれない」という想像力を原動力として行動を起こし、仲間と協力し合いながら、冒険の旅に出たわけです。そして、地球上のあちこちに散らばっていました。
だからこそ、たとえば気候変動が起きるなどしてネアンデルタール人が絶滅の危機に瀬してしまったとしても、現生人類は各地に分散することによって生き延びることができた。それによって、今があるのではないかと、ペーボ博士は仮説を立てているのです。想像力を持って冒険したおかげで、今の現生人類があるのだということです。
1章 想像力を失うと私たちはどうなるか?ーAI vs 想像力の時代が来た
日本には、想像力を伸ばしにくくする要因があります。
原因① なにかあったらどうするんだ症候群
原因② 自分の中の手強い前例主義
原因③ 完璧主義すぎる
原因④ 他人と比べて目標を立てる
原因⑤ 思考や行動にブレ—キをかけ
原因⑥ タイパ重視が想像力を鍛える機会を失わせる
原因⑦ 意味を考えず何気なく言葉を使いがち
世の中には残念ながら、想像力を悪用し、悪意に満ちた行動をする人がたくさんいます。
それに対抗するには、「もしかしたら、悪意のある人がこういうことをしたのかもしれな
い」という、性悪説に基づいて想像してみることも必要です
2章「ヨコの想像力」が仕事や人生を変える-「人」と「多様性」を知る力がつく
さまざまな角度から広く深く想像するための、「リミッターの外し方」もあわせてお伝えします。
①新たな場所で生活をしてみる
②人とは違う視点を持つよう意識する
3章「タテの想像力」で未来を決めると今が変わる-リミッターを外すのは楽しい!
③遊び心があるかを意識
④他人がやらないことをやってみる
⑤未来を想像する癖をつける
⑥好きなものにとことんはまってみる
⑦違う発想を持つ人たちと交流する
⑧将来何が必要かを冷静に俯瞰する
4章 「なりたい自分」を持つことから始めるー「AIに負けない人材か」問われる時代に
英文学者の外山滋比古さんは、ベストセラーとなった著書「���考の整理学いの中で、人に引つ張ってもらう「グライダー人間」タイプと、自分でエンジンを持って飛ぶー飛行機人間」タイプがいるとたとえていました。つまり自分の頭で考えたり想像したりできない人はグライダー人間で、できる人は飛行機人間だということです。これは非常にいいたとえだと思います
想像力を働かせる, 仮説を立てる、結果と照らし合わせる、外れた場合は理由を検証する、 正確な読みができるようになっていく。
このサイクルを回していくことで、分折力がつくのだということです。
第5 章想像力のスイッチはいつでも入れられるー対話・体験・視点のヒント
対話のポイントは、次の四つです。
1対話は「ラリ—」のように、 おたがいを認め合ったり間違いを指摘し合ったりしながら、おたがいを高めていくものである。
2自分と異なる経験や方法論を持つ人との対話は、 自分の視野や知識が広がり、 自分を高める機会になる。
3対話と好奇心は車の両輪。両方が大切である。
4相手が何を考えどう感じているのか、すなわち相手の「内在的論理」を想像しながら、さまざまな人と対話ができる力は、 壮会人に必缜である。
キューブラー・ロスは医師になってすぐのころ、死を迎えようとしている患者に対する医療者の態度に疑問を持ち、どう接するべきかを研究するようになりました。そして『死ぬ瞬間』で発表した「死の受容のプロセス」は、「否認・孤立」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」というもので、現在医療や介護の現場で広く知られています。
生物学者の福岡伸一さんは、絶え間ない流れの中で一種のバランスがとれた状態を保つという、生命現象の核心を「動的平衡」と表現しています。仏教思想にも「生々流転」、あらゆるものはいつまでも変化し続けている、というものがありますね。
立花さんは、『サピエンスの未来』の中で「べき乗でものを考えよ」、すなわち「指数関数的にものごとを捉えよ」と解いています。
「地球カレンダー」もものごとの捉え方を変えてくれます。地球の歴史を1年に圧縮してみると、人類が誕生したのはー二月三一日の二三時三七分の出来華です。人頹が誰生してから今まで、ほんのわずかな瞬間しか経っていないのです。
理系の研究者は、「ビッグバンの前には何があったのか」「宇宙が膨張しているなら、その外側はどうなっているのか」ということは基本的に考えないそうです。考えても意味のないこと、計算できないことや証明できないことは、考える必要がない、と考えるのが、多くの理系研究者の姿勢だからです。
6章 池上彰の未来予測-私が未来を予沮するとき何を見ているカ
X世代は1960年代中盤〜80年ごろに生まれた人たちです。その後の1981年〜90年代中盤生まれが「丫世代(ミレニアル世代) 」と呼ばれました。ミレニアム(2000年) を経て成人していく、多感な青春時代以降をニー世紀にすごす世代、ということです。
若いときからインターネットや携帯電話を使いこなしてきた人たちです。
Z世代は、X 、丫に続く世代のため、アルファベット順に「Z世代」と呼ばれています。
彼らは物心ついたときにはスマホが身近にあり、イ��ターネットのない生活を経験したことがない最初の世代です。
ちなみにZ世代に続く世代、2010年以降生まれの人たちは、「アルファ世代」と呼ぼうということになっています。アルファベットを使いきってしまったので、次はギリシャ文字の先頭である「アルファ」が使われるのです。
未来を予測するときに必要なことをもうひとつ挙げるとすれば、「人間は時代や場所を間わず、案外同じような考え方をする人たちがいる」ことを、忘れないということです。「人間を知る」ということです。
新興国が覇権国に取って代わろうとするとき、緊張関係に陥って戦争が不可避となる状態のことを、アメリカの国際政治学者グレアム・アリソンは「トウキディデスの罠」と呼びました。トウキディデスとは、ペロポネソス戦争を記録した、古代アテネの歴史家の名前です。
知識と想像力のあいだに必要なものは何か。それが、「アナロジー( 類推) 」です。アナロジーも、結局は想像力です。何か起きたときに、「これは過去の出来事でいうと、何に当たるだろう」と想像するということです。
四〇年後の二〇六〇年には、イスラム教の信徒数がキリスト教の信徒数に迫り、その後追い抜いて、いずれイスラム教が世界最大の宗教になると見込まれています。人口増加傾向が高い地域とイスラム教の信仰圏とが、重なっているからです。
ちなみにインドは、ヒンズー教国という印象が強いと思いますが、2011年の調査で、インド国民の14.2パーセント、約一億七二ニ五万人がイスラム教徒でした。日本の人口である約一億二四五〇万人を、大きく上回る人数が、インド国内でイスラム教を信仰しているのです。
現在、世界でいちばんイスラム教徒の多い国はインドネシアで、続いてパキスタン、そして三番目にイスラム教徒の多い国が、インドなのです。
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おそらくZ世代などは想像力にとんでいますが、まずいのは40代後半から上の頭硬直世代です。
タテとヨコの以前に自分守りしかないですから。
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今の日本は想像力を失っていると警鐘を鳴らす内容である。
【概要】
●想像力の必要性
●日本が想像力を伸ばしにくい理由
●ユーラシア・グループによる未来予測
●ヨコの想像力とタテの想像力
●AI時代の想像力の使い方
●想像力を養うための対話・体験・視点のポイント
●著者の未来予測
【感想】
●自分で考える人が減ってきている世の中において、想像力を発揮するためにはどうすればよいか具体的にわかりやすく書かれている。
●組織の中でも個に閉じこもりがちな人を多く見かけるが、本書を読むことによって、ヨコの想像力を活かさなければ組織に必要なアイデアは生まれないことがわかる。また、タテの想像力を活かさなければ環境の変化に対応することができないこともわかる。
●未来を切り開くためには、あらゆることに対して想像力をフルに使い、自由に思いをめぐらすことによってこれまでのやり方では通用しないことを打破していく必要があると感じた。
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大量の読書に基づいた知識の塊みたいな本の内容だった。
意見に偏りが無く非常にフラットで、且つ説得力があってもはや圧巻だった。
内容が濃いのでまだ消化しきれて無いのでもう一度見直そう。
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横の想像力とは、自分ではない他者、ここではない場所、同時代を生きる他者、過去に生きた他者、身近な人たちから海外の人たちまで、ヨコに広がる想像力をいう。そして今ではない時、未来の世界や未来の自分自分自身へと、タテにつながる想像力をタテの想像力と呼ぶ。AI時代の中で、想像力を駆使して、自分なりの自由な意見をまとめる練習が必要である。
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2024/02/05
池上彰さんの考えるタテの想像力、ヨコの想像力とは何か、そんな池上彰さんの考え方に触れられる本です。
SNSが発達して情報伝達の速度がとても上がった一方でその内容の真偽に関しては曖昧なまま人の誤解に繋がったり、争いの種になってしまったり色々な影響があります。
違う立場の人、違う国の人、過去の人、未来の人など、相手の立場に立って…ということが現代ではその大事な部分が省かれていることが多いのではないか、その影響が色々なところに事象として現れているのではないかということについて分かりやすく解説してくれています。
相手の立場に立って想像することの本当の意味と、求められること、必要なことなど色々な見方のヒントを得られる本だと思います。
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想像力の伸ばし方を説いた本。
データ至上主義や前例主義では突き抜けた成果を出すことは難しい。現状を打破し、新たな価値を生み出すには想像力が必要です。
本書は想像力を伸ばせない要因と想像力を伸ばすヒントを教えてくれます。