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世界がわかる宗教社会学入門
著者 橋爪大三郎
宗教なんてうさんくさい。うっかりハマったら怖い。だから近づかない。多くの日本人はそう思っている。だけど、どんな国でも地域でも、宗教はすっかり日常に溶け込んでいる。文化や価...
世界がわかる宗教社会学入門
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世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)
商品説明
宗教なんてうさんくさい。うっかりハマったら怖い。だから近づかない。多くの日本人はそう思っている。だけど、どんな国でも地域でも、宗教はすっかり日常に溶け込んでいる。文化や価値観の骨格であり、それゆえ紛争のタネにもなる。宗教を知らなければ、世界の人びとを理解することはできないのだ。この本では、世界の宗教を理解するための基礎中の基礎を紹介。「人類の叡智としての宗教」のエッセンスが詰まった、小さいながら充実の入門書。
目次
- ガイダンス 宗教とはなにか/講義1 宗教社会学とはなにか/宗教は、社会構造である/マックス・ヴェーバーの宗教社会学/「宗教」という言葉は、明治時代の発明品/神道は、宗教でない?!/日本人はなぜ、宗教を軽蔑する?/日本人は、宗教について無知だ/エホバの神vsアッラーの神?!/人間は死んだら仏になる?!/日本の神は死者の神/日本は儒教国家だったか/宗教社会学とはなにか/講義2 ユダヤ教とはなにか 契約と律法/ユダヤ教とはなにか/古代文明は、都市国家から始まった/都市国家の戦争は、皆殺しが原則/族長時代のユダヤ民族/モーセと十戒/カナン地方への定着/王国の栄華/王国の分裂と、バビロン捕囚/神殿の再建とヘレニズムの時代/預言者たちの活動/契約としての宗教/『旧約聖書』の成立ち/古代ユダヤ教の成立/コラム:食べてはいけない/講義3 キリスト教とはなにか 福音と愛の思想/キリスト教とはなにか/イエスの生涯/イエスの最期/預言者としてのイエス/イエスの権威/イエスの教え/初期教会の活動/使徒パウロの活躍/パウロの思想/律法から信仰へ/契約の更改/集団救済から個人救済へ/コラム:愛は混乱のモト/講義4 宗教改革とはなにか ルターとカルヴァン/キリスト教の教会組織/公会議とはなにか/ローマ教会vsギリシャ正教会/ローマ教会と二王国論/免罪符の論理/ルターの宗教改革/ルターの思想/改革派とカルヴァン/カルヴァンの救済予定説/ピューリタンと社会契約/講義5 イスラム教とはなにか ウンマとイスラム法/世界宗教/ムハンマドの生涯/神の啓示と苦難/イスラム教の教理/ムスリムの務め/正統カリフの時代/『クルアーン』の成立ち/イスラム法とはなにか/イスラム法の法源/クルアーンとスンナ/イジュマーとキヤース/四大法学派/イラン・イスラム革命/コラム:死んだらどこへ行くのか/講義6 初期仏教とはなにか サンガの思想/輪廻とカースト/釈尊の生涯/初期仏教の思想/仏教サンガの成立/サンガの戒律/仏教テキストの構成/部派仏教の成立/部派仏教の教理/部派仏教の世界観/言語ゲームとしての仏教/講義7 大乗仏教とはなにか 菩薩・般若・極楽浄土/仏塔信仰と大乗仏教/歴劫成仏──在家修行の強調/初期大乗の経典/般若教団(中観派)の教理/多くの仏陀たち/浄土教団と阿弥陀信仰/法華経と法華教団/華厳経と華厳教団/曼荼羅と三身説/密教の世界──胎蔵界と金剛界/タントリズムの世界/コラム:般若心経/講義8 中国と日本の仏教 仏教の伝播と変容/南伝・北伝/中国と仏教/漢訳仏典/教相判釈/天台の五時教判/禅宗/日本への伝播/南都仏教/天台宗と真言宗/浄土信仰/武士と禅宗/法然と浄土宗/親鸞と浄土真宗/日蓮と法華宗/律宗と時宗/江戸幕府の宗教政策/富永仲基の大乗非仏説論/廃仏毀釈/コラム:戒名なんていらない/講義9 儒教とはなにか 孔孟の思想・朱子学/中国社会の基本構造/都市国家から帝国へ/新興階級の台頭/孔子の生涯/孔子の業績/孔子の思想/儒教のテキストについて/孟子の生涯/孟子の思想/中華帝国の成立と儒教/朱子と朱子学/朱子学と理/気の思想/コラム:論語
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紙の本
世界の仕組みをダイジェスト
2018/10/11 14:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きり - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教+社会学?がピンとこなくて読んでみた。ユダヤキリストイスラム、あたりは他の本でも読んだことあるなと感じたけど逆に日本における仏教、儒教のことを全く知らなかったことを知った。読みやすいわかりやすい、世界史を勉強する高校生たちの参考書に勧めてあげたい。
世界がわかったかどうかはわからないけどわかりやすくまとめてあるので世界史をつまらんと思ってる高校生にそっとこの本を教えてあげたいと思った。現代とのつながりを見せることができればもっと宗教と社会のつながりとか、世界のすべては手順を踏んで今こうなっているということを教えてあげられるんじゃないかな。わたしはこの本、高校生だったときに出会いたかった。実際高校生のときくらいにちょうど文庫本が出ていたし。
紙の本
勉強にありますが
2017/09/07 08:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強になり、今戦争している国がどんな思想の国か?予備知識をもって読んだほうが難しくないと思います。
紙の本
とっかかりとしてオススメです
2016/09/27 23:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MYYM - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教と聞いて拒否反応が出てしまう人は少なからずいると思います。私もその一人。ただ、国際社会を生きていくなら、かじっておいた方が良いと思い、手にとってみました。入門と題してあるように、主要な思想ごとに簡潔にまとまっていて(若干、説明が雑な気もしますが、細かすぎて眠くなるよりは。。。)良いと思います。