紙の本
中山七里ワールド
2024/04/05 11:26
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
成田空港の新任空港警察署長を主人公にした連作短編集。おもしろく読みました。他の作品の登場人物も交錯し新しい中山七里ワールドの一冊です(高頭さんとか、名前だけでしたが犬養さんとか)。また、中山七里さんの小説にしては文体がやわらかめで、特に会話部分がかなり砕けた感じ。新署長のキャラクターも気になる。ぜひ続編希望。
紙の本
成田空港で
2024/02/02 22:25
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
成田空港の空港警察に新任署長が着任。腰が低く、人当たり優し気に見えて、高頭刑事が恐れる酷薄な人。
成田空港で起こる麻薬密輸事件、殺人事件、ハイジャック事件に冷静に冷徹に取り組みます。
事件を通して空港職員のストレス満載の仕事を知ることができるのです。そして、出るもの入るものに目を光らせ、国益と安全を守っていることに感謝です。
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
成田空港の治安を守る警察署に着任した仁志村賢作署長。いきなり現場に出て柔和な物腰を披露するが、事件が起きると一転、厳しさに徹する。4つの事件が描かれ、第5章は4の続編だが、いずれも「どんでん返しの帝王」らしく、一筋縄ではいかないストーリー展開。軽いタッチで読み進むことが出来、まさか、そんな、という内容ではあるものの、そこは小説。また中山七里ワールド。面白ければそれでいい。
電子書籍
おもしろい
2024/01/03 18:33
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投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
思っていた以上に面白かったです。最後までどうなるのかがわからなかったから、最後までしっかりと楽しめました。
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空港警察ですが視点は事件が起こる場所によってGSだったり、管制官だったりと別の空港関係者になるためそこがまた面白い。狡猾な警察署長、好きです。
成田空港は千葉県だから千葉県警のあの人や空港だから入国がらみで過去事件で登場していたあの人、あの総理にヤクザの彼まで椀飯振舞でした!特に入管の話は懐かしくて、あー!って声が出ました。
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空港の警察署長である仁志村が中々の食わせ者で、見た目の柔和なイメージとは裏腹に、かなりのキレ者。国際線の空港で起こる事件もスケールが大きくて読み応えありました。
次は是非長編で読んでみたいですね!
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就活の際空港職員も視野に入れて説明会とかにも行っていたので、ちょっとわくわくしながら読んだ。仁志田さんの洞察力、辣腕、頭の回転には驚かされるばかり。短編集だがどの話も面白い。彼の真意はどこに…。どうかシリーズ化して欲しいと思う一冊でした。
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管制室やチェックインカウンター、出入国在留管理局など、空港の様々な場所で事件が起き、空港警察の新任署長、仁志村が解決に動く。
密輸や殺人事件、ハイジャックまで起こり、どれだけ事件起こるのー!と思ったけど、
ストーリーはすっごく面白くて、
この先どうなるのかとドキドキしながら
あっという間に読んでしまった。
最初はGSの咲良さんとコンビで事件解決していく話なのかな?と思ったけど、
後半になるにつれ、仁志村署長の活躍でしたね!
仁志村署長の冷静沈着で、頭脳明晰、
事件解決なら手段を選ばないし、犯罪者には容赦ないキャラ、すごく魅力的で良かった!
空港ってパイロットやCAが注目されがちだけど、
毎日無事に飛行機を離着陸できているのは
あらゆる空港職員さんたちの力が合わさっているからで…
みんな人の命を預かるプロフェッショナルの集団だなと読んでいて感じた。
成田空港建設までに、
いろんな闘争があり、訳あり空港だったというのは初めて知ることができた。
空港警察シリーズとして続いてほしいなぁ。。
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短編だけど、ちょっとしたどんでん返しがあった。最終話は最後スッキリ爽快。
仁志村署長シリーズに期待。どこか能面検事と似てて面白かった。
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やることは、きっちりやる。機知に富んだ署長。ハラハラしつつも、解決してスッキリする感じ。シリーズ化して欲しいです。
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新しいシリーズだと思い、期待して読んだが、がっかり。勢い余って書いたはいいが、迫力やスリル感に欠け、著者お得意のドンデン返しもない。
久しぶりの駄作なのでは?
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冒頭の数行で「これは面白いに違いない」と期待させて、読後に「やっぱり面白かった」と思わせてくれる。
だから七里さんの作品が好きだ。
今回は国際空港を舞台にしたサスペンス。
緊迫感のある展開に一気読みしてしまった。
空港警察の署長として着任した仁志村賢作がまた良かった。
無慈悲で冷徹、だけどとんでもなく優秀。
この人が上司だったら絶対に恐いのは分かっているけど、魅力的なキャラクターだなと思った。
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成田空港警察署長仁志村の活躍を描く警察小説。
千葉県県といえばアマゾネスだが、本作ではゲスト出演程度です。
それにしても、犯罪そのものではなく犯罪者を憎み、その逮捕に対して容赦がない署長とは、またまた強烈なキャラが生まれました。
多分シリーズ化されるでしょう。
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感想は全て消えた!
ただこれだけ聞きたい。
これは何かのシリーズに出てくる仁志村署長の前日譚なのか?
ただの短編なのか?
こんな終わり方ではあまりにも、、、!
中山七里の他作品への導入としては完璧だと評したい。
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面白い。
「空港警察」とあるようにメインは逮捕劇。
成田空港内にある空港警察署に赴任してきた新所長 仁志村。一見、人当たりがよさそうに見えて、聞こえてくるウワサはかなりの切れ者?
搭乗手続きのGS(グランドスタッフ)から話が始まり、これが本音とグチをぶちかまし、ストレスフルな仕事だなぁ〜と軽く読み進める。
それが仁志村の登場で、空港内は一気に騒がしくなる?!
前半のお気楽な空気がページをめくるごとに緊迫感を増し止まらなくなる!
舞台は空港、といっても広い。
搭乗手続きのカウンター、ビジネスクラス以上の乗客が入れるラウンジ、入国管理局、ランプセントラルタワー内にある管制塔、と各話ごとに異なる業務の場所になっている。
取り締まるのも、麻薬密輸、密入国、テロ、内容も多岐にわたる。
そういう現場に署長みずから足を運び、犯人を締め上げるのが痛快!
本作には現実に起こった事件も盛り込まれている。
第3章のイミグレーションでは、2021年に起こった名古屋の入国管理局で拘束された女性が死亡した事件に触れられている。
また、悲運にも今年2024年1月2日にJALと海上保安庁機が衝突した事故があった。
ここでJAL機の乗客乗員は無事だったものの貨物室にいたペットたちは命を落とし、SNSでは論争が起こっていた。
そんな出来事があった矢先で、この小説は冒頭でペットの搭乗の同意書から話が始まっているのだ……
犯罪や航空に関わる法律にも触れ、成田空港の開港時の歴史や紛争など盛りだくさん。
本の厚み以上に充実した内容だった。
気がつけば1日かからずに読み切ってしまった、、
そして最後まで読んでも、仁志村の人物像が謎をまとっていて、こりゃシリーズ決定だろう!