実在するメーカーの名前を使っているのは問題
2024/02/18 15:17
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛知県名古屋市にトヨトミという石油ストーブで有名なメーカーがあります。
シリーズ3作目のフィクションですが、 フィクションの元となっている自動車メーカーと同じ県内に実在するメーカーの名前を安易に使っているのは、甚だ問題ありだと思います。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ三部作完結ということですが、この一冊だけでも面白く読めますよ。トヨトミ国の人だとわかる~と思える部分が多そう。
投稿元:
レビューを見る
トヨタ、日本電産、日産の実話をベースとしたフィクション。世襲に関する問題を提起しており面白かった。にしても過去作品含めこの内容、いくらフィクションでも関係会社からクレームが出そうな内容に思えるのだが、ちゃんと合意得られているのかかなり心配だったりする。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目
サクサクって楽しく読めるけど、だんだんとつまらなくなってく&相当フィクション入ってね?というのは、やむを得ないか?
今回は二デックの永守の話もだいぶ多い上に、倒れるとこまで行ってるし、トヨトミ昭夫の子どもの話って、ぉこまでホント?
投稿元:
レビューを見る
実話では誰かを当てはめるようにして読むと面白い。会社の内部事情が事細かに書いてあって、トヨタ自動車とニデックに勤めている人は必修だと思う。
フィクションなのかノンフィクションなのか次第にわからなくなってしまうほど。就活生にもおすすめ。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず切れ味鋭い。梶山三郎(著者)とは何者なんだろうか?経済に詳しく、ストーリーも生み出せる。覆面作家は過去にもあった。もしかすると二人か?岡島二人のように。
しかしこのリアルな内容はどうなのだろう?自分は頭の中で実際の企業、ト◯タ、とか日本◯産と読み変えながら読んでしまった。なんたって顔を思い浮かべることができるから。
EVシフトに世襲と独裁経営者の課題をうまく掛け合わせながら展開するシナリオに目が離せない。自分はモーターの会社の株を持っていて、これが全然反転しないのでイラついているが、それもこういう問題なのかなぁ、とリアルに感心してしまった。まさに経済小説の最高峰だと思える。
投稿元:
レビューを見る
2024年 10冊目
トヨトミシリーズ3部作のラスト
古き日本企業の組織文化が痛烈に描かれていて、日本のトップ企業がもしこの通りだったらと思うと将来が不安になった。
また今作から関西を拠点とする新たな企業が登場したが、これがまたいかにも実在しそうな話で、何事も引き際が肝心であることを改めて感じた。
トヨトミシリーズはこれで一旦終わりだが、今後は実在する企業の動向により注目したいと思う。
投稿元:
レビューを見る
「野望」「逆襲」に比べ現実味が薄れ小説らしくなっているが、どこまで真実なのだろうか。本当に99%実話なのだとすれば相当に根が深く、日本のEVどころか産業界全体にも影響が大きい。事実であるならこの会社の車には乗ってはいけないと思うが、小説として楽しめたと思うことにし、この本を前提にモデルとなったあの会社を見ることはよそうと思う。
投稿元:
レビューを見る
『トヨトミの野望』『トヨトミの逆襲』に続く、トヨトミ・シリーズの完結編。『トヨトミの野望』は既に読三田にも紹介されていますが、知人からも「これ、すごいですよ」と紹介されたものです。今回も「いやぁ~、面白かった」ですが、誰が読んでも「トヨトミ=トヨタ」とわかります。帯には「99%実話の噂」とありますが、恐らくは実話。企業名・人物名は、容易に「ああ、あれね」とわかるよう面白いヒネリが入れてあります。
『トヨトミの野望』はトヨトミ家の御曹司として将来の社長候補である豊臣統一が美人局にあい、それを柔道でならした当時の社長・武田鋼平(奥田碩?)が救い出すという話から始まります。その後のシリーズで、豊臣統一社長の米国公聴会やEV対応の遅れ、ワンマン経営、車検不正事件、豊臣統一から次の社長への交代劇など、これまでのトヨトミに関する裏話(ほぼ事実?)が満載です。現在、トヨトミ・グループで小型車を生産している会社で不正検査が話題になっていますが、なぜこうした事態が起こったのか、この本を読むと容易に理解できます。
豊臣統一は米国で働いていた際に、メディアの重要性に気づき、多額の広告費をメディアに投入。一方で、自社に都合の悪い記事を書くメディア・記者を「出禁」にして広告費も投入しないなどメディアを統制。メディア側も頼みの資金源が削減されると困るので、トヨトミに好意的な記事ばかりを書き、世間はトヨトミを礼讃。しかし、これを読むとトヨトミも普通の会社、というかトヨトミ家の完全独裁企業です。
著者は覆面作家で身元不詳。恐らく、日商新聞(日経新聞?)の記者で、記事にできずに溜まった情報を一気に吐き出したという印象です。ただ、週刊誌的な話題かというとそうでもなく、車検制度やEVの現状、メディアの内情やなぜ中国からEV発となったのかなど、いまの社会動向を理解するのに最適な本とも言えます。自動車関係者ではなくとも、一読を薦めたい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
ニュースとか新聞をあまり読まないから、自動車業界でおきたアレコレ知らず、直近のアレコレまとめてゴシップつきで面白おかしく読めて楽しい。
シリーズ三作目で少し書き方変えたのか?ちょっと見方かわったかもな。コロナかを乗り切ろうとしたときの日経の書きっぷりはさすがにいじわるだし、どっちむいてんのとは思った。
個人的に東アジアに住んでて、タクシーでトヨタありがとうと言われまくってるから見方がかわったのかもしれない。
途中までよんでの感想。
投稿元:
レビューを見る
虚と実のバランスが上手く取れてて、引き込まれる。事実なのか虚構なのか、弥次馬的な興味も加わり、一気読み。どんでん返しにはびっくりだけど、さもありなんと、なんか痛快な読後感。「今のクルマがオーバースペック」同感。家電も含めて。トヨトミ、また本の買い占めに走るのかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
著者は新聞記者なんだろうか
三作目の本作は明らかに創作とわかる内容。ただし、著者が報道関係者なのか、畑違いの小説に挑んだ本作は正直イケてない。一作目の「野望」だけ読めばよかった
投稿元:
レビューを見る
週刊文春かな、いやそれ以上だね、という感じのあることないこと加減。
元々、実在しない名称の組織と個人ではあるので、あることないこと、といってもあれだけど。
最後は永守さん?を引退させちゃうし、展開にもムリというか、絵空事感が強くなってあんまり面白くもなくなるけど、ああいう変な終わり方にすることで、トヨ◯さんにエクスキューズしているのかなぁとも思った。
組織が人をどう遇するか。
いろんな、運、不条理があるよね、というか基本それかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
あっという間に読了してしまうほどの面白さ
99%実話と言われているが、最後は作者の想いが込められているのかなーなんて
あの世界的企業がこの本を潰しにかからないのは、実はこの世襲を正当化するためだったりして?
何という、妄想をしてしまった
投稿元:
レビューを見る
『#トヨトミの世襲』
ほぼ日書評 Day753
「99%実話」の噂…と、帯に記されたシリーズ3作目。かなり荒唐無稽さが増してきているが、ある程度モチーフとされる企業や人物にに馴染みがあれば、エンタメ作品としては非常に楽しめる。
ニデックの永守さんが本作では復帰不可のヨイヨイにされてしまったのは気の毒だが、有価証券報告書にも自ら記載している通り、カリスマ創業者に頼り切るリスクが、最終的にこのような形で解決されれば良いな…と希望的観測を述べるしかないくらい、おそらくは現実世界の方が状況が悪いだろう。
https://amzn.to/47Ozvng